「おかし日記」なんでぃすが、全くお菓子について
触れておらず、期待はずれ気分な方すみません。
昨今は先日 ご紹介した通り、めっきり食べ物、と
いうよりは 薬と縁が深まっている今日この頃です。
(また 種類変わりました。(●´ω`●)ゞ)
そんな私もちょっと出掛けられるようになってきたのですが、
行き先は、めっきり「じぃちゃん家」です(笑)
元々 祖父母は隣々県に住んでいたのですが、
おばあちゃんの占いでこっちがいい、と出たので、
以前住んでいた家は“別荘”として残して、
我が家から車で5~10分の今のマンションに
もう彼此 10年近く前、引っ越してきました。
そんなおばあちゃんも亡くなって3年目になります。
4月26日は、ちょうどみかんの大好きな、
祖母の誕生日でした。
だからという訳で行った訳ではなく、ちょいと
昼ごはんをご馳走に じぃちゃん家に行った時のこと。
デザートに、みかんを出してくれたのですが。。。

爺「これ、なんちゅううんかね、名前忘れたけど、
美味しいよ」
おぉ、そうなのありがとぅ、・・・・・・しかしWhy輪切り?(笑)
ここで少しじいちゃん自慢を致しますと、
じいちゃんはすごいです、超物知りであります。
何せ、訳あって縁が切れてしまった親戚の死を
新聞の「お悔やみ」欄の名前で見つけ出すほど、
新聞を毎日隅々まで熟読&切り取ってスクラップしております。
あと、若かりし頃の写真を見てもわかるのですが、
祖母いわくモテモテ美男子で、剣道も九州で5本の指に入る腕前。
そして驚きなのが、お爺ちゃんの娘である私の母は
「怒鳴るなんてのは勿論、一度も叱られたことがない」
という、温厚きわまりなく、大変情深い人であります。
会社で「お偉いさん」になるまではいかなかったと思いますが、
良い企業にお勤めしていたので、年金生活に入って20年近く、
人並みちょい上に、のんびり快適に過ごしております。
元はお金持ちになる要素が沢山あるのですが、
そこは情が仇となって云々、お金を人に貸してそのまんま、
な目に遭うことが多く。(私の父親しかり。苦笑
色んな人を見ていて 最近思うのは、
図太くないと、生き抜くのは大変な世の中だ
と、いうことです(爆)
とかれ 話戻して、容姿中身共に素晴らしく、
かつ頭が良く、そして絵と字がすこぶる上手いです。
字は体を表す、とは本当だと思います。
こと字が汚いのみならず、小さくむにょむにょ
細々書く男性は好きくない。(←私の好み
汚くても、男の人は堂々と、でっかく書くのがよろしいかと。
書道もそうですが、でっかく書くだけで、心持ちも
大きくゆとりを持てる気分になれるものです。
(それで新聞社からの書道表彰を何度か受賞した人がここに一人。)
(会議出席の際のサインで「字のでっかさ=態度のでかさ」と師匠に
言われた人も、ここに一人。)
その絵画好きはお爺ちゃんから来ているのか不明ですが、
私はグラフィックデザインを習い、
従兄弟は芸大で美術を習っています・・・・・・あ、もう卒業かな?
しかし私はおばあちゃん譲りな点が多かったので、
元は大道芸人を目指していたのでしょう。
(おばあちゃんは歌舞伎・唄・芸事好き)
若かりし頃は剣道。囲碁・将棋が得意。
黒豆さんを煮たり、いりこの佃煮も上手。
仕事柄、機械モノにも強く、大工も得意。
虫やムカデ・お化けなんぞには動じない、
けれど、植物や花・土いじりも大好きで、造園知識も豊富。
絵もうまい、達筆、漢字も地理にも歴史にも詳しい、
こと天気予報は自分で予報出来てしまう、(笑)
また、新しいものへの探究心もあり、
80歳を超えた最近になって、携帯電話を持ち、
メールは出来るし、パソコンも少々。
数年前、お爺ちゃんから「blogとか楽しそうね」って
言葉が出たときは驚きました。(( ロ゚)゚
(お母さんすらブログ、なんて言葉知らないぉ)
そんな・・・・・・!
完璧人間に思えるじぃちゃんにも
わからない、というのが 料理。(笑)
おばあちゃんがいなくなって、一人暮らしを
している今は自分でご飯を作っているわけですが、
何かと新米主婦のようにNHKきょうの料理番組見ては
勉強しているようです(´∀`)
爺「ちょっとこのカレイの煮付けは失敗したねぇ」
・・・・・・そういっても、家庭科2の私より
全然 上手なのですが・・・・・・
魚? 魚は何でも塩焼きだって。
ナンデスト?塩焼きは“料理”ジャナイ?
ばかやろぅ!てやんでぇべらぼうめ!
塩焼きも野菜炒めもれっきとした料理だってっ!(紅白論
とにま、黒豆さんを皺なく煮ることが出来るのに!
みかんを切ると こう↓ (again

なってしまったりする訳で・・・・・・
爺「切り方がわからないんよ、まんじゅちゃん、
ちょっと、切ってみせて頂戴」
おおおおおおおおおおお?! (゚д゚)y\_
まさか、自分の中で“完璧人間なおじいちゃん”に
モノを教える日が来るとは思いもしませんでした。
ってんで、えぇーっとですわね、って紅白先生登場。
フフフーン(*´_⊃⊃⊃⊃⊃⊃`)b ォッヶィマカセテ!

まぁ、こう、みかんと包丁がありますわよね、

それをだね、こぅ、君、
ヘタと平行に 横に一旦切るんだな、うむ、

するってぇと、こう、よく絵で見る
真っ二つになるわけだ、(心中:合ってるあってる・・・・・・

そんで、タネってのがこの真ん中部分に
集中して見えてるもんで、ついでに
ほじくって取っちまう訳だょ、食べやすいように。

そったら、その半分を今度三等分するつもりで
斜めに切りますでしょ、

反対側も、こう、ね。

ったら、うまいこと、デザートバイキングとかでも
並んでるスカしたヤツらみたいな風格好になるわけで

それを口にまるごと含めて
「ぃぇーぃ はぐき~~」だの、
「入れ歯ぁ~~」キャッキャッ ヘ(゚∀゚*)ノ
だの云う、・・・・・・お母さんが
「コレッ、せっかくの高級バイキングの場でハシタナイッ
お里が知れるッ バカッ(パコッ)」
(; ̄□ ̄)ノ”(>ω<) ゥォ イテェッ
とかって叱る、コレお決まりよね、あははあは。
【レッスン 糸冬】
爺「なるほどなるほどね~~、やぁやぁ有難う有難う(笑)」
ぃぇぃぇ、どういたまして。
私でも 教えられるものなんぞあったのか、という
実感できた一日でありました。
そいじゃま、たわごとほざいた所で また図書館から借りてきた
漱石全集に没頭致しますでごあす。
(結局、またもやおじいちゃんに
「貸してる夏目漱石の本 読みたいから返して」
って言えなかった・・・・・・。苦笑)