制限付きのバラード | マニンゲンメンバーのブログ

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なすすべなき劇団「マニンゲンプロジェクト」のマニンゲンメンバーが綴るブログです

何かしらのルールに制限や縛りを加えると、通常面白くなるものだと思う。

例えば、物凄く良い例が「カイジ」の限定ジャンケンがそう。
知らない人はマンガとかアニメとか映画になってるんで、勝手にざわざわしてください。

麻雀にも満貫縛りとかあるしね。
それをするだけで、ゲームの難易度は上がるが、より複雑に、より心理戦になったりで、ゲームとして面白くなる。

昔、ゲームでもよくやった。
クリアしたゲームとかでも、勝手に縛りを加えて難しくするのだ。
ストⅡでジャンプ禁止とか、マリオカートで小さい状態にしてやるとか、FF5で低レベルクリアとかね。

もっと言うと、白い所から落ちたら死ぬって思って横断歩道を渡る子どももそう。
横断歩道を渡るという、ただそれだけのことを面白くできる。

しかし、その制限や縛りの加え方を間違うと、元々のルールより面白くなくなることだってあるのかもと。

先日、見に行った舞台が、ざっくり説明すると、役者が脚本を持ったまま行う演劇だったのである。
以前に朗読劇というのを見たことがあるが、それは舞台には椅子しかなく、演者は椅子に座り、自分の台詞の時に立ち上がる。
手には脚本を持っている。
だって、朗読する劇だもの。

でも、先日見た舞台は、演劇と朗読劇の間のような芝居で、多少の小道具や机もあり、演者は衣装もきちんと着てフツーに芝居をするのだが、手には脚本を持ち台詞を話すときは脚本を見る(客席に顔を向ける訳でも、話し掛ける相手を向く訳でもない。)
正直、何故脚本を持ったまま行うのかわからないまま見終えました。

終わってから「なんで脚本を持っているの?」聞くと、早い話がそーゆールールだからと。
うーん、しっくり来ない…

ジャンプ禁止のストⅡで、サガットがなかなか倒せない当時の自分に「なんでジャンプしないの?」と聞くと、たぶん「そーゆールールだから…」と答えていただろう。

そーゆーことなんだと思う。
特段そこまで意味はないが(ホントは物凄く深い意味があるのかもしれないが、自分にはわかりませんでした。)、何かに制限や縛りを加えてみたんだと思う。
そーゆー実験的というか、遊び心というかね。

ちなみに、当時FF5をレベル10とかそれくらいでクリアしました。