子供の頃、それも小学校の低学年とかそれくらいの頃だろう。
思い返して見れば、家で1人で遊ぶことが多かったように思う。
友達が多かった訳ではなかったし、よく遊んでた記憶にあるのが、家の裏にアパートがあって、そこに住んでいる子達だったと思う。
学年はバラバラなのだが、部団(・・・って通じるんかな?)が同じという繋がり。
集団登校の同じグループって訳。
まぁ、それはそれとして、1人で遊ぶことも多かったなぁと思う。
で、何をしてたかなぁ、と思い返すと、実家には「応接間」があった。
と言っても、あったのは俺が産まれる前の話で、俺が物心付いた頃にはほぼ物置と化していた部屋だったんだけど、そこに子供のおもちゃとかが全部押し込められていた。
今から思い返すと、凄いレアなおもちゃがたくさんあったんだけどね。
親父が子供の頃に買ってもらったであろうおもちゃとか、昔のアニメのグッズとか、スターウォーズに出てくる白いロボットのデカイおもちゃとかもあったな。
6つ上の姉が小さい頃に使っていたおもちゃとかね。
でも、その部屋をちゃんと使えるようにするために、自分が中学に上がる頃には、そのおもちゃとかも全部捨ててしまった。
なんでも鑑定団で昔おもちゃが出品され、高額が叩き出される度にオカンが「こんなんいっぱいあったのに、残しといたら良かったなぁ。」とぼやいていた。
で、その部屋に時代や性別を超えおもちゃやら人形やらぬいぐるみやらがあった訳よ。
で、そこに自分のガチャガチャのガンダムのやつとか、プラモデルとか、そーゆーのがあった訳よ。
で、それで何してたかって言ったら、所謂人形遊びってやつをやってた訳よ。
リカちゃん人形とガンプラとマジンガーZとぬいぐるみと軍艦のプラモデルと。
そんな物を並べて俺はどんな物語を作ってたんだろうね?
で、ひとしきり遊んだら、それをそのまま配置にして、翌日その物語の続きで遊んだり。
一体どんな物語が頭ん中に広がっていて、幾つ物語を終えることができたんだろうね?
たぶん、子供の頭ん中には無限の物語が広がってんだと思う。