寝ながら見る夢、起きていて夢見る夢。どちらも同じだ。 | マニンゲンメンバーのブログ

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なすすべなき劇団「マニンゲンプロジェクト」のマニンゲンメンバーが綴るブログです

寝ながら見る夢。


起きていて夢見る夢。


どちらも同じだ。


夢を見ないという奴は覚えていないだけ。


夢がないという奴も気付いていないだけ。


臆病なのさ。


見たいくせに、見ないようにしてるだけなんだ。


byスパイク・スピーゲル



よく夢は見る方で、それは子供頃からそうで、最近でもよく見ます。
一時期は、夢日記なんてつけるくらい。
その大半は、朝のうな垂れた中で、夢の記憶なんてどっかに吹っ飛んじゃうんですけどね。
起き抜けのまどろみの中でしか覚えちゃいない。
どーでもいいが、「まどろみ」には、仮眠すると熟睡するって意味があるんだって。
真逆やん。
まぁ、そんな中で最近、、、でもないけど、ちょっと前に見た、今でも印象に残ってる夢の話。




場所はなんかヨーロッパのちょい田舎っぽい、村っぽいところ。
石造りの建物。
ひょっとしたら、何十年か昔なのかもしれない。
そこのあきらかに、裕福でなさそうなある家。
食卓。
子供ど親父と俺が三人。
台所では母親がいるっぽい。
机の上には、100均で売ってそうな、安っぽいプラスチックの赤やら青やら原色を使った、お皿やらコップが幾つか並んでる。
暗い顔の親父。
親父は子供に話し始める。
「俺がこんなものしか出せないばっかりに、お前には貧しい思いをさせてごめん。」
とか、そんなことを言っている。
『出せない・・・?』と俺。
親父に聞く。
親父は説明してくれる。
この世界では、人は何かを生み出せるのだと。
そして、それを使って生計を立てなければならないのだと。
例えば、肉や魚や野菜を生み出せる者もいる。
そういった者は、それを自分たちで食べることも出来るし、それを売ってお金に換える事も出来るし、それで飲食店なんかも開くことも出来る。
(お金はあるらしい。お金を生み出せる者はいるかどうかはわからない。)
同じ肉を生み出せるものでも、凄く美味しい肉を生み出すことも出来るし、まずい肉しか生み出せない者もいる。
それは、ある年齢になると、1つだけ生み出せるようになって、生涯変わることはない。
とにかく、あらゆる者は、人が生み出した物なのだと。
で、その親父はプラスチックのお皿とかコップとかの食器を生み出せるって訳。
窓から向かいの家を見ると、なんか金持ちっぽい。
家の前にショーウィンドウなんかもある。
商売をやってるよう。
ショーウィンドウの中にあるものは、如何にも高そうなお皿とかの食器。
装飾が施されたお皿とか、漆塗り的な漆器とか。
応接間とかに飾ってそうなやつ。
向かいの人は同じ食器でも、高い、良い食器を生み出せるらしい。
そーゆー世界らしい。
だから、この親父はこのプラスチックの食器をどうにかするしかない。
母親が何を生み出せるかはわからない。
すると、子供が泣き出してしまう。
それは慰める親父。
すろと、、、机の上にポタポタとこぼれる涙が、なんとチョコレートに変わっていった。
歓喜する親父。
驚く子供。
「お母さん!この子はチョコレートだよ!チョコレートを生み出せるんだよ!」
親父も嬉し泣き。
抱き合う親子。
どうやら、この世界ではチョコレートは貴重らしい。



そんな夢。
そんな世界で生まれて、自分の生み出せるものがしょぼい物だったらどーなんでしょうね。
想像すると怖いよねー。