大阪市教委は28日、勤務先の小学校で教職員のかばんから繰り返し現金を盗んだとして、市立野里小学校(西淀川区)の本田隆教頭(57)を懲戒免職処分にした。本田教頭は「校長の公募に応募したが不合格になり、目標を失った」などと話しているという。
市教委によると、本田教頭は昨年11月~今年1月、職員室で、教職員4人がかばんに入れていた財布から、それぞれ2~6回にわたり、少なくとも計約23万5000円を盗んだとしている。今年1月、現金が度々なくなっているのを不審に思った女性教諭がかばんにビデオカメラを仕掛け、窃盗が発覚。校長の調査に、本田教頭が事実を認めたという。
本田教頭は、盗んだ現金を封筒に入れて自宅で保管。「一切手をつけていない。校長との人間関係にストレスがあり、困らせようと思った」と話し、4人に既に返金した。
また、同市はこの日、服務規律の研修中に喫煙したとして、建設局の男性技能職員(58)を停職3カ月の懲戒処分にした。職員は今年1月、勤務成績や勤務態度の悪い職員を集めた研修で、講義の合間の休憩中に、研修施設外でたばこを吸っているところを見つかった。職員は「悪い職員ばかり集められて気分が沈み、リフレッシュしようと思った」と話しているという。
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