【都産貿】使い捨てリストバンド導入で、年齢確認は必須に? 後編 | マンガ論争勃発のサイト

【都産貿】使い捨てリストバンド導入で、年齢確認は必須に? 後編

近い将来年齢確認は必須になる

 浜松町館も順風満帆ではない。07年末を目処に予定されていた「都産貿浜松町館同人イベント連絡会」の設立は遅れている。
「それぞれの主催者の思惑が強くあって調整している段階。年度内に話し合いをつけたいとは思っています」(同)
 
主催者の思惑とはなにか?

「ゾーニングに対する認識も主催者によってかなり違います。一般向けと成人向けのスペースを区分する時も、ブロックが別れていれば通路を挟んで向かい合っていても大丈夫だと思っている人もいる。それに、今後は必須になるであろう入場者に対する全員の年齢確認を前倒しで導入するか否かやらないかということも議論なっています」(同)

 とりあえず、年度末までに主催8団体程度で連絡会を立ち上げることにはなっているらしい。
 では、今のところは都産貿からのお願いを受ける形をとっている年齢確認の義務づけは避けられないのだろうか。

「今後は必ず年齢確認が必須になると思います。それならば、今のうちにやっておいてスムーズな入場を模索したほうがいいのではないでしょうか。2月10日に初めて年齢確認・使い捨てリストバンドを導入した。それで、年齢確認にどのくらいの人手と時間が必要なのか情報を得ることはできました」(同)


「使い捨て」と呼ばれているが、硬質な紙を
使用し手で引きちぎるのは困難なほど丈夫


 こうした施設管理者からの年齢確認等の要求に応じる態度には自分の首を絞める行為ではないかと」批判する意見もあるが、

「場所ごとにやり方やルールが違うのは当然だと思いますよ」

 というのが、水内さんの意見。

 浜松町館と台東館、それぞれの管理者対応の温度差には、各主催者の管理者に対する態度も反映されているようだ。他方、この問題は各主催者の即売会観を知る一つの指標となるのかも知れない。 

【了】

(昼間たかし)