蝶の舞う蜘蛛の巣。 | 漫画症候群

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漫画大好き腐女子です。
ほとんどBL漫画ばかりで雑食です。
たまに暴走するのでご注意下さい!!

久々に悦郎×実シリーズとは別の作品を読んだ気がします。
新刊は出ていたんだけどお財布が寂しい状態だったから、新刊は厳選して買っていたからね。


『蝶の住処』(作:祐也)
〔あらすじ〕外車ディーラーの営業・三津田が知人から紹介され尋ねた客先は、夥しい数の蝶が舞う和風邸宅だった。
主の亜久里は変わった男で、職業も不明。
ただ、29という年に似合わぬ鐘を持ち、三津田にとっては逃したくない客だった。
だから、その誘いには断れなかった。
「車、買って欲しいんだろう?」
「それは…脅迫だ」
詰まりながらも三津田は、求められる前からその唇を欲していた。そんな三津田を見透かすように、亜久里は妖艶に笑う。
「必ず、貴方を捕まえるって決めていた——」



なんだかミステリアスな雰囲気を醸し出しているタイトルと表紙だったので思わず購入。
読んでみたら冒頭からミステリアスでした。


蝶ってあれほど人に懐くものなのかな?
立花の紹介で亜久里の家に三津田が来たとき、亜久里の回りには蝶が飛び交っていたし。
彼は家でたくさんの蝶を育てていて。
もともと広い和風の家だけど、蝶を育てている部屋だけはどこの熱帯雨林の一部?という感じでした。
これぞ、秘密の花園( ̄▽+ ̄*)



亜久里の雰囲気もミステリアスです。
作家さんだからなのかもしれないけど、三津田に興味を持ったのも彼が蝶にちょっと詳しかっただけで。
おまけに酔った亜久里は淫靡過ぎる!!


眠ってしまった亜久里に三津田がそこに掛けてあった蝶の柄が入った着物を亜久里にかけてあげるんですよ。
その後、間違えて蝶の飼育部屋に入ってしまった三津田のところへ亜久里がやってきて誘うんです。
色っぽすぎてたまらんです( ´艸`)


最初、あの蝶達は亜久里の着物の柄が実体化したものかと思ってました。
ちょっと自分の脳内がファンタジーだった…。


気がつくと三津田はモテモテでした。
常連で通っている飲み屋「唯華」の主人にも狙われていたとはっ。
自宅に誘われた時点で気づいてくれ!!
それにしても、和服と洋服だとイメージ変わるなぁ。
私は和服派です。


この作品で一番ビックリしたのはカップリングです。
話の流れとビジュアル上、三津田×亜久里だと思っていた。
亜久里の美人誘い受けだと思ってた。
だけど、逆だったんだよΣ(゚д゚;)

予想外過ぎる…。
そうか、年下攻めだったんだね。




「君に愛される夢を見た」
予知夢を見てしまう青年とそれを解明しようとする医者の話。


芳が美人です。
兄がブラコンになる理由が分かる気がする。
あまり度が過ぎると怖いけど。


密かに押鐘先生の上司の髭に違和感が…。
童顔に髭はあわないと思う。


こちらはSFっぽいというよりファンタジーかな?
結局は芳の五感が普通の人より遥かに能力が高かったという訳でした。
実際予知夢が出来る人って同じように五感の能力が高いのかな?
ちょっと気になる。


何となく終わり方がベタだけど、ハラハラして私は好きです。
下手したら死亡フラグだけどね。




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←和服いいよね!