動物系の擬人化を久々に読んだ気がします。
最近の擬人化の規模って大きいじゃないですか。
無機物だったり、国や県だったり。
生き物の擬人化って最近あまりない気がします。
『トラさんと狼さん』(作:春野アヒル)
〔あらすじ〕狼さんが一目惚れして連れて来たキャワい～獲物はな、なんとムッチャ猛獣なベンガル虎の男のコだったのです☆
亭主関白するハズが成長したトラさんに押し倒された狼さん(妻)とそんな狼さんにメロメ～ロなちょっぴり腹黒のトラさん(夫)のラブラブ獣夫婦白書。
お嫁さんにする為、連れて来たのにまさか本物のトラだったとはっ。
ずっと狼はトラ猫だと思ったのに、間違っていたというわけで。
子トラが可愛くて仕方がありません(￣▽+￣*)
見た目が危なっかしいし、ついつい守ってあげたくなっちゃう感じです。
可愛いけど、とても強いんだけどね。
そんな子トラを置いて長期間の狩りに行っていた狼さん。
帰ってみると、子トラはイケメンに成長していたとさっо(ж＞▽＜)ｙ ☆
嫁にするはずだったのに、まさか嫁にされるとは思っていなかったんぢゃないかな。
狩りから帰ってきて下剋上されてしまうとは…。
すぐキレる狼さんだけど、彼にとってこれは愛情表現で。
表情と行動が違いすぎます(((゜д゜;)))
だって、起こっているのにトラが心配で心配で過保護になっちゃうんだもん。
可愛すぎるよ～。
擬人化なんだけど、この作品でスゴいのは寿命のこと。
ほとんど擬人化もって擬人化されているけど、寿命のことまで書かれていることはあまりないじゃないですか。
だけどこの作品にはあるんですよ。
狼の寿命は６～９年でトラは２０年くらいだそうで。
もともと狼はある程度の年齢で出会っているから２人の時間もそれほど長くないってことですよね。
そう考えるとラブコメなのに切ない気持ちになります。
「トラ兄さんとワンコさん」
トラ兄とトラ兄を捕まえた猟師の犬の話。
こっちの話だとトラ兄は受けです。
なんやかんや狼に文句を言ってますが、彼も受けなんですね。
ワンコがいいヤツなんですが、純粋なのか能天気なのかよく分かりません。
だけど、見た目に反せず心もイケメンだった。
トラ兄を必死に助けようとするシーンが好きです。
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←トラが腹黒すぎる!!