一衣のルリグとなった遊月。遊月がるう子に全てを打ち明ける。

ここで語られる(既に重要な部分は殆ど前回で語られているんだが)内容は、ゲームを始めた時点でどちらに転んでも絶望しか無いひどいもんだよなぁ(;´∀`)

結局、ルリグがセレクターに事実を話してやめちゃってもダメって事か。

このゲーム、もし勝ったとしても自分の願いを叶えるのは自分が持っていたルリグの人格であって自分自身ではないし、自分がルリグになったあとにセレクターが勝利して外の世界に出られたとしても、それは「他人の中で他人の夢をかなえる」姿でしか無いわけで、そこに満足感も幸せも無いんじゃないかな?と思う。

物語は、一衣が倒れて病院に運ばれる展開に。
一衣が友達を全て失った上でも、次に「友達が欲しい」と願い、母親は娘が突然豹変した事で心身ともに疲れ果てている。これも辛いよなぁ。

最後に、カードの中の遊月が現実世界の遊月(花代さん)と香月が手を繋いで相合い傘をしている姿を見る。
それが辛いことなんだけど「良かったね」と言うあたりが余計に痛々しいなぁ。

果たしてこの物語にハッピーエンドなどあり得るんだろうか?と思いつつ。