妄想生活 夫婦編 (長いよ) | わたあめ付録

妄想生活 夫婦編 (長いよ)

最近夢が一つできました

私、趣味が刺繍なんです。だから、結婚したら旦那さんのYシャツに刺繍をしてあげたいのです。
こんなかんじで


理想は高校教師です。ある程度ギャグが分かる年齢の子供たちを教えている人が良いですね!あ、予備校講師もいいなぁ。


私「あなた、来週から授業は何をやるの?」

夫「あぁ、吾輩は猫であるだよ。」

私「あら、良いわね!」
夫「僕もあの話は大好きさ」


※話し方が古めかしいのは個人的な趣味です



私はその日から来週の吾輩は猫であるの授業が始まるまでに、夫が寝静まったころ、彼のYシャツの背中辺りに夏目漱石と猫の刺繍を入れるのだ。


ー翌週


私「今日のYシャツとっても似合ってるわ!あなたは水色が本当に似合うね!今日はジャケットを脱いで授業した方がいいわよ」


夫「そうかなぁ(照)」


私「そうよ!それにほら(窓を開ける)小春日和だし、爽やかにした方がいいわ」


夫「そうだな、いってきます」


私「いってらっしゃい」


ー授業

夫「今日から夏目漱石の吾輩は猫であるをやります。みなさん、目は通してきたかな?はい、ではまず登場人物を整理しましょう。では…今日は3日だから…飯田さん。誰でも良いから印象に残った人を挙げてみてください。」


飯田さん「はい、苦沙弥先生です」


夫「ふむ。苦沙弥先生ですね。」


振り返って黒板に苦沙弥先生と書こうとする夫。しかしその瞬間、どっと笑いがおきる。


夫「あれ?みんな、どうしたんだ?」


「先生、背中に……」

背中を窓ガラスに映して見る

夫「あぁ!」


「あはは、先生おもしろーい!」
「それって夏目漱石と猫でしょー先生まじうけるんですけどー」
「奥さんがやってくれたんですかー」


教室は笑いの渦!人見知りな夫はなかなか授業で笑いがとれないので、こんなに和やかなムードになったのは初めてだ。
しかし恥ずかしくてたまらない。


そんな彼は昼休みに私に電話をしてくる

私「もしもし?」


夫「もしもし、君かい!漱石とにゃんこの刺繍をいれたのは!」

私「そうよ。どうだった?」


夫「恥ずかしいったらありゃしないよ全く!」


私「そうでしたか…ごめんね」


夫「いや、実を言うとこんなに緊張せずに授業ができたのは初めてだったよ。ありがとう」


私「え…」


夫「来週は羅生門だから…よろしくね」


私「ひゃい!!!!」





んーいいですね、実に良い結婚生活ですね☆

ただこれね、理系の先生には使えないと思うの。公式とか刺繍してあってもイマイチだし…

歴史の先生もいけるな!ただペースが速いし、どんどん登場人物がでてくるから刺繍が追い付かなくなりそうだ…最初の卑弥呼とかをインパクトをつけるためにやるだけになってしまいそう。そう考えたらやっぱり国語の先生が一番いいな!



長くて、ごめんなさい、しかも全部妄想で本当にごめんなさい(笑)