営業の魔法 中村信仁と永業塾の仲間たち -3ページ目

やりたいことが簡単にできるようになる方法。

池間哲郎先生が言っていた。
「やりたいことをしたいなら、やらなければならないことを、命を懸けてやることだ」

妙に納得。やらなければならないことをやらないでやりたいことだけしたいなんて、ただのわがままでしかない。

まさに、権利を主張するなら義務を果たせ、自由でいたいなら、責任の取れる生き方で歩け、に通じる言葉だ。

責任、義務、それらを放棄して、権利の主張と自由な生き方を求めるのは、恥ずかしいことなのだ、と改めて教えられた気分です。



中村信仁

本棚が届く

去年もプレゼントしてもらったのですが、今年も本棚が届きました。

家具屋さんで日本一ベッドを売る男のNさん。年間を通して優秀な成績をおさめると家具を購入できるポイントが付与されるそうなのですが、その大切なポイントで本棚をプレゼントしてくれるのです。

仕事柄、毎日毎日本がたまる一方で床は足の踏み場もなくなるほどに……。そんな中で届く本棚。とても助かります。とてもありがたいのです。

Nさん、今年も誕生日プレゼントありがとうございます。


中村信仁

「爆買い」ということばを知っていますか?

春節に入った中国人たちが日本に大挙しておしかけてきた。目的は「爆買い」だそうだ。円安とビザの緩和によって日本製品を買い漁るために現金をもって来日している。


ステンレス製の水筒、高級デジタルカメラ、日本製のパンスト、美容家電、輸入ワインなど、とにかく何でも札束を切って買いまくっていくらしい。


十万円の炊飯器も飛ぶように売れているそうだが、食の安全基準が違う中国人に、日本製の炊飯器の素晴らしさをどこまで理解できるのか心配だ。


大声で騒ぎ、人に平気でぶつかり、列を乱し、出入口をふさぎ、どこでも写真を撮り、意味不明なポーズを決め、極端に自分勝手な行動をとり続けるかの国の人々を見ていると、とてもじゃないが日本の常識での外交が、まったく通じないことが庶民の私にもわかる。


安倍総理の苦労がなんだか理解できるような気がするのです。





中村信仁

スモール・イズ・ビューティフル

経済学者のシューマッハーの著書「スモール・イズ・ビューティフル」に書かれている一節に、値段のつくものに神聖さはありえない、とあるらしい。

らしい……、と書くのは、私はこの本を読んでいないからだ。今朝(平成27年2月18日)の読売新聞朝刊のコラムに書かれていたのを引用したに過ぎない。


しかし、妙に当を得た気がする。

テレビ東京の番組で、開運なんでも鑑定団なるものがあり、そこに掛け軸だの壺だの陶器だの色々持ち込み、鑑定士なる人物たちが値段を決めるテレビ番組があるが、そこで、千円とか何百万円とか、値段がついた瞬間にその「モノ」が発していた「モノ」としての存在感が無くなり、金額による物体に変わってしまう。


値段など出さなければ、モノに秘められた神聖さ漂う素晴らしいオーラが、一瞬で品を失ったガラクタ市の賑わいになる。


値段のつくものしか知らない人生を今日まで歩いているが、そろそろ、値段のつかないものに出会えるような人生を模索してみたくなりました。




中村信仁




脱稿しました。

三年越しの原稿を今書き終えました。
出版社へ送ったところです。

営業の魔法 勇気の言葉を出版して以来の脱稿です。素敵な本に仕上がることを祈ると同時に、出版社さんのスケジュールに乗せてもらえることを祈るばかりです。


中村信仁

何とかするから、何とかなる、そして、なるようになるへ

長いこと、予期せぬことが起こる都度「何とかしなければ」と躍起になって生きていた。

そのうち、予期せぬことが起きても、それまでの生き方次第で「何とかなる」ことをしった。

つまりは、ことが起きてから慌ててもはじまらないのである。人事を尽くして天命を待つではないが、今日までやることをやった結果、予期せぬ失敗や成功があったとしても、もう天命にまかすのみだ。

ただ、やることもやらず不運を招いたなら、それはそれで、やはりバチが当たったと思って天命に従うしかない。

そうやって考えると、何とかするでもなく、何とかなるでもなく、結局は「なるようになる」ものだと、49才になった今日思う。

それでもやはり、精一杯生きた上で、このようになったと思いたいし感じたい。

なるようになる生き方の初日、伊丹空港から福島空港へのフライトが二時間半の出発遅延の上、福島空港上空が強風のため伊丹空港へ引き返す場合があるという条件付き運行となったが、なるようになり、今、福島空港に着陸した。


中村信仁

冬の朝稽古、師匠の温かさに暖められます。

まだ明けきらぬ冬の朝。
昨夜から降り続いている雪が天も地も見事に覆いつくし、冬の夜明けをいっそう遅らせている。

「年が明けて、まだ中村に会っていないんだ」

そう師匠が言っていたと人づてにきき、慌てて今朝挨拶に出かけました。

叱られるかなと思いきや、なにも変わらぬ態度と笑顔に迎えられ、ただ、ただ、頭を下げるばかりでした。

「今日はこの後どこへ?」
「関西へ飛びます」
「雪でフライトに支障が出ないといいな」

そんな心配までしていただき、稽古を終え7時にスタジオをあとにしました。

師匠はこれからSTVラジオで夕方5時まで9時間生放送。私は関西から東北を4日間かけて廻ってきます。



中村信仁



ジャガー・ルクルト

名古屋にTさんという先輩がいます。

お鮨屋さんで腕時計の話になりました。

「男の腕時計は人生の価値観をあらわさないといけないよ」

「価値観ですか……」

「いかにも高級です、なんていう腕時計をしてちゃ野暮ってもんさ」

「はぁ……」

「さりげなく、おしゃれに」

そういうTさんの腕を見ると、確かにとてもおしゃれな腕時計。

「なんていう時計ですか」
「ジャガーなんとか……」

よく憶えてないらしい。

昔、ある人からプレゼントされたものでとても大切にしていた。

こっそり目に焼き付けてあとで調べてみた。

ジャガー・ルクルト。

それがTさんの腕時計のブランドだった。

世の中には、知らないモノがたくさんあって、そしてお洒落なモノもたくさんあるんですね。



中村信仁


営業パーソンの携帯電話と留守番電話の設定と関係について

用事があって電話をしても、その相手が営業パーソンである場合、接客中で電話に出られないことがよくあります。


接客が終わって着信履歴を確認し折り返すが、今度はこちらが電話に出られない。そんな行ったり来たりを何度も経験したことはありませんか。


まず、営業のルールとして、相手が電話に出られない場合、電話を掛けた側が必ず留守番電話にメッセージを残すこと。


受けた側は、何の用事だったのか、急ぎなのか、折り返しの連絡が必要か、など正確に把握できるため、次の仕事や作業に入りやすくなります。


ただ、着信履歴だけ残して無言で電話を切るのはマナー違反。


もしくは、メッセージのない着信は大した用はないという暗黙のルールがあるなら別ですが、それでも、そのようなルールはよほど親しい関係か立場が対等な者同士にとどめるべきです。


さて、気をつけなければいけないケースが、営業なのに「留守番電話」のサービスを入れていない場合です。長いこと呼び出しを続け、挙句の果てに「電話をお呼びしましたがおつなぎできませんでした……」なるメッセージが流る電話。これはお客様に対してとても失礼なこと。


そして、もっとひどいのが、留守番電話につながりはするが、つながるまでの時間に関して。


想像以上に長い呼び出し時間の人がいます。何度も呼び出しベルを聞かされ続け、やっとつながったかと思いきや留守番電話……。


これは営業云々の前に、そもそもどうなのかということ。自分が電話に出るのに時間がかかるケースが多いからと、呼び出し時間を長く設定している、自己都合優先型。


営業パーソンの携帯電話は、①必ず留守番電話になること。 ②呼び出し時間は長くて15秒 (理想は呼び出し5回まで) で留守番電話に切り替わる。 ③相手の電話が留守番電話の場合、必ずメッセージを残す。


この3つを守れば、お客様のストレスは半減し、営業成績がグングン伸びるコト間違いなし。


一度、自分の携帯電話を呼び出してみて、どんな設定状況かをぜひご確認ください。




中村信仁

何かして欲しいとき何を伝えます?

ドラッカー学会の佐藤等(さとう ひとし)さんは公認会計士事務所を経営する傍ら、ドラッカー学会監事としても活躍している。

18世紀半ばから産業革命が起き経済活動が活発化、誰もが豊かな暮らしを手にできると思いきや一部の金持ちが富を独占してしまった。

ドラッカー教授は、いい社会を作るためにはどうしたらいいかと考え続けた政治学者で、そのドラッカーの研究を21世紀の社会で実践しようと試みているのがドラッカー学会。

佐藤等さんは、ドラッカーの言葉を使いこのように問いかける。
「部下に与えるものは詳細な指示ですか、それとも意味や目的ですか」

マニュアルが横行し考えることを必要としない作業では機械と同じ。人は人として働く、つまり、自ずから考えて行動することが喜びである。働く人も、他の人が考えたことを言われたとおりにやるだけではつまらない。細かい指示を出せば出すほど、自信や意欲は失なわれる、と解説する。

つまり、組織のための個人(会社のための社員)ではなく、組織は社会的な手段、つまり道具であると位置付けた。組織が個人の成長の場ではなく、組織は個人の自己実現のための道具であると。

考えてみると、企業活動とはそもそも人間の幸せを実現することが目的だ。ならば、そこで働く個人が幸せでなければならない。そこに、この世紀を生きる経営者の答えがあるような気がする。



中村信仁