11月25日。今日はスロヴェニアの語の授業が1時間半だけしかなく、後はみんなで映画を見に行くと聞き、学校を休んでイタリアで幾つかの用事を片付けることにした。6時半のゴリツィア行きバスでリュブリャナ駅を出発し、9時頃にはノヴァ・ゴリツァに到着。国境までバスに乗ってイタリアに徒歩で入国した。ゴリツィアのスロヴェニア系マイノリティのための文化協会で働く友人を訪ねるためだった。用事を済ませた後で、彼女の同僚を紹介してもらい、彼らが協会の活動ついて説明してくれた。今度一緒にブルダのカンティーナに行こうと約束し、次なる目的地トリエステにバスで向かった。
本来電車が楽なんだけど、10時半から12時くらいまで電車は1本もないのだ。この地域に住んでいて何が不便って、公共の交通手段を当てに出来ないということだ。さらにゴリツィアからトリエステへの直通バスはないので、モンファルコーネで乗り換えなければならない。そういえばモンファルコーネまでのバスで運転手がずっとMy Wayを口笛で吹いていて、脳裏に焼き付いてしまった。バスがモンファルコーネを出発した辺りから雪がぱらぱらと降り出し、スロヴェニアではかなり降っているんだろうなあ~、なんて想像したのを覚えている。
トリエステではコルソ・カヴールにあるイタリア銀行に向かった。ここの窓口のおじさんも口笛を吹いていて、今度はゴッドファーザーのテーマだった。仮にも1国の中央銀行でこんな勤務態度が許されるとは…。さすがイタリア。その後駅前のトラットリア兼バールで軽く昼食をとり、午後2時発リュブリャナ行きのバスに乗った。
バスの中は買い物袋を抱えたスロヴェニア人主婦で埋め尽くされていた。6時半にリュブリャナを出発して朝9頃トリエステに着くバスがあるので、彼女たちは朝の数時間を買い物に費やし、午後スロヴェニアの家へ戻っていくのだろう。イタリアの店主達はスロヴェニア人の客にはスロヴェニア語で対応するという。スロヴェニア人は「どうして私がスロヴェニア人だとわかるんだろう?」と首をかしげるけれど、私にとっても判別はそんなに難しくない。典型的なスロヴェニア人主婦の特徴は、パーマのかかったブロンドの豊かな髪、がっしりした体型、無頓着な服装、ブルーの瞳。対するイタリア人は全体的により色素が濃くて、痩せ形、強烈な香水、フルメイク、という印象がある。
バスはトリエステの裏山をぐんぐん登り、大学を通り、スロヴェニア系マイノリティが多く住む集落やVilla Opicinaを通り過ぎた。 Sežana セジャーナの国境でパスポートチェックを終えスロヴェニアに入ると、突然おばさん達のおしゃべりの声が高くなった。やっぱり自分の国に帰ると安心できるのかな?セジャーナのバスターミナルでほとんどの乗客は降りてしまい、雪の降りは突然激しくなった。道路は渋滞し、リュブリャナには予定時刻6時を30分ほどオーバーして到着した。スロヴェニアの景色は朝からすでに真っ白だったんだけど、雪は多分夜通し降り続け、明日の朝には大分積もっているんだろうな。ああ週末でよかった。
本来電車が楽なんだけど、10時半から12時くらいまで電車は1本もないのだ。この地域に住んでいて何が不便って、公共の交通手段を当てに出来ないということだ。さらにゴリツィアからトリエステへの直通バスはないので、モンファルコーネで乗り換えなければならない。そういえばモンファルコーネまでのバスで運転手がずっとMy Wayを口笛で吹いていて、脳裏に焼き付いてしまった。バスがモンファルコーネを出発した辺りから雪がぱらぱらと降り出し、スロヴェニアではかなり降っているんだろうなあ~、なんて想像したのを覚えている。
トリエステではコルソ・カヴールにあるイタリア銀行に向かった。ここの窓口のおじさんも口笛を吹いていて、今度はゴッドファーザーのテーマだった。仮にも1国の中央銀行でこんな勤務態度が許されるとは…。さすがイタリア。その後駅前のトラットリア兼バールで軽く昼食をとり、午後2時発リュブリャナ行きのバスに乗った。
バスの中は買い物袋を抱えたスロヴェニア人主婦で埋め尽くされていた。6時半にリュブリャナを出発して朝9頃トリエステに着くバスがあるので、彼女たちは朝の数時間を買い物に費やし、午後スロヴェニアの家へ戻っていくのだろう。イタリアの店主達はスロヴェニア人の客にはスロヴェニア語で対応するという。スロヴェニア人は「どうして私がスロヴェニア人だとわかるんだろう?」と首をかしげるけれど、私にとっても判別はそんなに難しくない。典型的なスロヴェニア人主婦の特徴は、パーマのかかったブロンドの豊かな髪、がっしりした体型、無頓着な服装、ブルーの瞳。対するイタリア人は全体的により色素が濃くて、痩せ形、強烈な香水、フルメイク、という印象がある。
バスはトリエステの裏山をぐんぐん登り、大学を通り、スロヴェニア系マイノリティが多く住む集落やVilla Opicinaを通り過ぎた。 Sežana セジャーナの国境でパスポートチェックを終えスロヴェニアに入ると、突然おばさん達のおしゃべりの声が高くなった。やっぱり自分の国に帰ると安心できるのかな?セジャーナのバスターミナルでほとんどの乗客は降りてしまい、雪の降りは突然激しくなった。道路は渋滞し、リュブリャナには予定時刻6時を30分ほどオーバーして到着した。スロヴェニアの景色は朝からすでに真っ白だったんだけど、雪は多分夜通し降り続け、明日の朝には大分積もっているんだろうな。ああ週末でよかった。