●日本百名山～其の五十三★高妻山★登山

２０１２年６月２４日（日）　日帰り

コース

戸隠牧場－一不動避難小屋－五地蔵岳山頂－高妻山山頂－（ピストン）

一昨日の日曜日に久しぶりに登山に行ってきました。

約２か月ぶり・・・仕事だとか梅雨で天気が悪かったりでなかなか行けませんでした。

選んだ山は「高妻山」。

はっきり言って、この山をなめてました。

コースタイムも８時間４５分だし標高差も登り１１６０ｍ。

リハビリにはちょうど良いかなぁと思って行ったのですが・・・

久々ということもあって、とても厳しい登山になりました。

さすが修行の山ですね。

戸隠牧場からスタート。

６時出発。
快晴。

体調良くて、気分最高。

牧場のゲートを通り過ぎます。

朝日を浴びて、牛さんも気持ち良さそう。

牧草の新緑が美しい。

牧場を過ぎると川を何度も渡ります。

飛び石をジャンプして渡るのですが、人が踏んでいない岩はすべります。

一度滑って、靴下濡れてへこみました。

一つ目の鎖場。

これくらいなら許す。

鎖場の上から撮った写真。

登りはいいけど、下りは鎖が滑るし岩は濡れてるし・・・。

一枚岩のトラバースに来ました。

左上に登山者が見えます。

彼らはトラバースをちょうど終えたところ。

このトラバースは落ちたら・・・５０ｍは滑落します。

たぶん生きていられません。

縦にのびる鎖をたどりながら進むのですが、足場は濡れた岩で靴一足分しかありません。

高所恐怖症にはたまらない修行です。

下は見ずに進みました。
帰りは下が見えるので余計びびりました。

トラバースを振り返るとこんな感じ。

無事にトラバースを通過すると・・・またもや５ｍほどの濡れた鎖と岩場。

垂直。

下を見ると滝。

グローブ持ってこなかったことを後悔しました。

難所を抜けると川を急登。

ブヨの大群が襲ってきます。

登山者のなかには帽子に蚊帳をつけている人も・・・。

先週登った女性がブヨの大群に襲われて、顔がお岩さんになってしまったと聞いて買ってきたらしい。

俺は無防備なので、ボコボコ。

やっと避難小屋に到着。

のんびり歩いて、２時間くらいかかりました。

きれいな花。

ゆっくり撮っているとブヨにやられます。

ここからは登り・下りを繰り返しながら進みます。

なかなかキッツイ。

サル。

進むと上に逃げるので、一緒に登山しました。

歩いてきた稜線。

黒姫山。

妙高山。

イワカガミが満開でした。

やっと見えました。

高妻山の山頂。

まだまだ遠い。

ここからは山頂へ超急登です。

ここまでで相当疲れていたので、牛歩になってしまいました。

山頂直下はシラネアオイがいっぱい咲いています。

やっと山頂が見えました。

修行・修行。

山頂まで４時間半かかりました。（休憩は五地蔵岳で１０分）

一眼レフ取り出して、妙高山撮影。

火打山。

北アルプス。

アップ①

アップ②

展望はグッド。

昼飯はいつものイレブン「冷やしたぬきうどん」。

早々に下山開始。

登りのときに一か所しかない水場を見逃したため、水がなくなりました。

ここから１時間半・・・喉の渇きと戦いました。最悪。

修行・修行。

きれいな花。

本当は花なんてどうでもよくて、水飲ませろー。

ＧＰＳとにらめっこしながらあと水場まで何キロかばかり気にしていました。

人生で初めて滑落しました。

せまい登山道の谷側のクマザサの根を右足で踏んで、左足を踏み出した瞬間・・・右足の地面が崩れ足から滑落しました。

斜度がきつかったため、加速していく自分を感じました。

５ｍくらい滑落したところで運よく止まりました。

手は血だらけ。

足場を探して上がろうとしたけど、笹の根ですべるし・・・。

腕力で笹をつかんでで２ｍくらい登り、同行者のＭにストックでひきあげてもらいました。

修行・修行。

笹の下が急な岩場だったらと考えると・・・登山ってコエー。

やっと水場までたどり着きました。

３０分くらい水飲みまくり。

２リットルくらい頂いちゃいました。

今回デビューしたオスプレイのマンタ２５。

必要最小限の荷物しか持って行かないので、日帰り登山にはベストの選択でした。

３リットルのハイドレーションシステムが付いていて、全部で１万円くらいです。

コストパフォーマンス最高。

しょい心地も最高です。

プラティパスより吸いやすいけど、掃除がしにくいです。

この日は水場があるから１リットルしか入れてこなかったのです。

修行ですから。

５ｍの垂直鎖（下が滝）で順番待ち。

一不動避難小屋から下は、戸隠山からのトレイルランナーが結構多い。

ちょっ、前のお兄さんジーパンですぜ・・・。

リュックじゃなくて肩掛けでっせ。

戸隠奥社から軽い気持ちできたのか・・・。

ある意味すごい。

ここで説教きかせるほど年寄りではない。

無事に帰ってこられました。

本当に苦行登山でした。

今回の登山で一番ひどかったのはブヨ・・・。

一人の登山者の頭の上に１００匹以上まとわりついています。

じっとしているとボコボコ刺されます。

このブヨ・・・耳を狙ってきます。

耳の中や耳の裏に入り込んで血を吸います。

痛いしかゆいし腫れるし・・・ひどい目にあいました。

下山したら耳を折ることができないくらい腫れました。

コースもハードでした。

登り返しが何度もあり、登山道は水の流れている川だったりして本当にきっつい。

落ちたら死んじゃうような岩場も２か所あって、初心者にとても薦められる山ではありません。

俺はたぶん・・・もう２度と登らないと思います・・・。

今回は頂上までたどり着けて本当に良かったぁ。

修行・・・終了

この日は赤倉の宿に泊ってゆっくりしました。

翌日の戸隠ハイキングにつづく

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