Manavuuu Sakamoto(坂本 学) Prog from Blog

Manavuuu Sakamoto(坂本 学) Prog from Blog

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僕のアルバムの店頭販売について記した

Fuse your Novel店頭販売からおもうこと

という記事を先日書きました。


そのブログの前置きにも記しましたが

店頭で目の当たりにした状況について

ショップ様に対して攻撃や妨害をする

意図は全くなく、個人的な怒りや不満を述べる

ということでも断じてなく、問題提議をするというような

偉そうなことがしたいわけでもないです。

しかし、皆さんに発信するという以上は

ただ所謂“独り言”として書いてるわけではないです。

当初はブログについてのご意見やシェアなどを

お願いすることを記しておりましたが

あの投稿をご覧になるということを選択し

読んでいただけたということで、もう十分に

有難いことだと今は感じています。

改めてありがとうございます。


 

 

 

記事では、店頭にて自分の作品をこのまま期間満了まで

継続して置いていただくか、もう引き上げるか、という

ことを少し考えていると最後に書きましたが、結論から

申しますと近日中に引き上げる手続きをすることにしました。


そういう結論に至るまでの詳細は前回のブログで

書いておりますので、今回は割愛しつつその経緯を

書いていきます。(詳しくは前回ブログをご参照ください)

今回の一件から考える、今後の自分の作品の発信の

仕方まで話は及ぶとおもいます。

ご覧になった方にどう映るか感じるかは、その方次第で

それは無論、ということですが、僕としては決して

怒りや不満、愚痴を述べていくわけではなく

あくまでもどうしていくかをポジティヴに記していくつもりです。

よろしければ引き続きご覧ください。


 

 


先ず店頭販売については、売り上げ取り分等条件は

もちろんのこと流通で作品が売れるか、という可能性も

自分なりに理解し店頭に並んだときのこともある程度予想を

つけていたうえでネット経由でショップ様に販売委託の

お願いをしました。


販売が決まり、是非担当の方とも直接お話を

とおもい、お店に足を運んで実際にその光景を見ると

予想はしていたものの正直ショックが大きく

はっきりいって担当の方にお会いして、置き方などに

関する提案などする気力もなくなりました。

どのようなことだったか今一度書きますと

ただ背表紙の作品名、作者名を記したラベルも無く

紙ジャケットをプラケースに入れて

希望したジャンルのプログレ若しくはジャズコーナーではなく

“日本のインディーロック”の棚に縦置きするだけ

というような、はっきり言って御粗末な方法で

置かれていました。


このような環境で万が一(という表現で最早書きたくなって

しまいます)売れたとしても、結構なパーセンテージで

マージンをとられるというのはあまりにも悲しいというか

悔しいというか、腑に落ちないです。


もちろん予め目立つようにするとか、認知してもらうために

いろんな工夫をこちら側でする努力は必須でしょうが

いろんなミュージシャンの方々の心血を注いで創った作品

という約束があって、そのお店に商品となって集まるわけで

商売ですから~、というのは大きくあるのかもしれませんが

足を運んだリスナーが知らないようなものを知ってもらえる

努力をもっとしても良いんではないかな、と思います。


それが無い、すでに売れる可能性が極めて高いものを

目立つように置く、というか売れるようにしか促さないんで

あれば、こと自主制作するミュージシャンにとっては

店頭に置くメリットはどこにあるんでしょうか。


そういう部分は今回の自分の作品を製作する当初から

思ってきたことだったので、こういう結末になることは

判っていたとはいえ、何か悔しさが残ります。

が、反面吹っ切れたという部分もあり

今はその気持ちのほうが大きいです。


そういうことで、Fuse your Novelという作品は

当初のとおり、坂本学より直販でご希望の方に

ご購入いただくという方式で引き続き扱っていきます。

いずれにしましても、より多くの方に認知していただける

ように今後も地道に努力をしていきます。


アルバム曲試聴YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=7QB4b7sAGXY


こちらでは全曲試聴可能です
http://www.tunecore.co.jp/artist/manavuuu.sakamoto#r172007


作品ご注文は坂本へのメール

he.arts.peak.ask@gmail.com

その他fb、ツイッターなどどんな方法でも承ります。

ご希望の旨をお知らせいただき次第、折り返し

ご案内させていただきます。



 

 

そしてここからは、先の話というか現状の音楽の

扱われ方について自分の見解を書いて

みたいと思います。

 


前回のブログで渋谷でよく見る近日発売のポップスを

爆音で垂れ流すトラック(そういえば大阪はまだ少ないですね)

について少し書きましたがそこから自分なりに

見えてくることがありました。


 

あのトラックがプロモーションと言う目的で

走り回っているんであれば、僕はそうは呼べません。

僕に言わせれば単なる刷り込みであり、いわば脅迫です。


もう世の中全体的に消費させることができれば

何でもアリの滅茶苦茶な方法で、正義とか常識

とかどんどん変わっていってはいますが

せめて音楽くらい気持ち豊かに穏やかに

創って聴いてができたらな~と。


そう感じたときに、気付くことが自分の中でありました。

音楽を創っている(CDなりの完成品になる)人たちは

ビジネスであれ、どんなジャンル、音楽性においても

多くはクリエイティヴにポジティヴに創り生み出していて

そこから以降に関わっている人間たちによって

元あったものが捻じ曲げられてるんだな、と強く感じます。


上で書いた爆音トラックの件に戻りますが

そのとき聞こえてきたのは、僕が曲としては結構

好きだった女性歌手のベストアルバムが発売ということで

ある曲が流れてましたが、昔聴いて“良い曲だな”と感じた

記憶があるその曲にも関わらず、僕はそのときは

“うるさいな~”としか感じませんでした。

爆音が流れて多くの人が振り向きますが

それは聴いたんではなくで、反射として聞こえただけ

なのだと思います。

まあそれだけでもあのトラックの目的は達成されるのでしょうが。


こういう事が僕が思うところの、良い音楽であるはずなのに

捻じ曲げられていると感じる最たる例だと思います。

 

たとえば自分でCDなりダウンロードで買ってもらい(YouTubeでも

なんでも良いと思います)聴くとかの能動的な手続きをする

ということこそが特に大切で、たとえば僕がそういう手続きを

ふんでから上の女性歌手のその曲を聴いたら

それはそのときの虫の居所とかいろんな要素はあるものの

多分、“良い曲だな”とおもえるはずです。

これって音楽に限らずほとんどすべてのことに

いえるんじゃないかな、とも思います。

以前から書いてきたことの繰り返しになりますが

やはり100%は無理にしても創った側の意図した

範囲内で正しく受け手に届かないと、誤解の連鎖が

続き、一見順調にみえてもゆくゆく破綻していくんだと思います。


そういう部分ではインディーズというか自分自身の

感覚と選択でやっていける方式で活動するほうが

良いよな、という結論になり先ず自分に対して誠実に

音楽を創ることはもちろん、自分の考える正しい経路で

リスナーの方々に発信していくことをしていきたいと思います。


 


長々綴りましたが、読んでいただきありがとうございました。

坂本 学



昨日一昨日と東京方面に滞在しておりました

 

 
いくつか目的があって行ったわけですが
そのなかでも先日もFacebookで投稿しましたが

僕の作品Fuse your Novelの店頭販売について

やはりCDショップの状態というか僕の作品の扱いに
関して思うことがありました。
一応前置きしておきますがショップ様を攻撃する

妨害する意図は全くありません。
しかしながら僕の正直な感想です。
 
 


もちろん現状の自分のバリューというところが

一番大きいですが、やはり利権関係もあるということで

作品製作以前から、そもそもショップ流通に可能性を
感じていなかったので、基本的にはご希望の方と

直接やりとりをして手に取っていただくというかたちをとり

店頭販売はお試しということで僅かな数量で今お願いして

やってますが、実際売り場に行って目の当たりにすると

苦心して創った自分の作品が、何の工夫も無くほんとうに

文字通りただそこに在るだけ

さらに希望していたカテゴリーでないところに在り

多分店内でも音楽はかからないのでしょう。

そしてそんな中もし売れたとしても、なかなかの

パーセンテージで売り上げからもっていかれるというのは

腑に落ちるわけがないです。
画像をご覧になった方はわかってもらえると思いますが
(紙ジャケを背表紙ラベルなしのケースに入れて棚に縦置き)

そもそもあれではまず見つからないのでジャケット買い

という万に一つの機会の可能性すらもほぼ奪われ

まあ売れるわけがないです。

存在してないに等しいわけですから。

 


反面というか、お世話になっているリハーサルスタジオでは

店内でアルバムをかけていただくと、ご利用されてたお客様から

“これ誰ですか?”というリアクションを多くいただいているそうです。

これはとても嬉しいことです。


そういう経緯でアルバムを手にとっていただけるなら

これ以上嬉しいことはないです、生々しいですが

現実的な面でも手取りの利益が違ってきます。

 


話が少し逸れるかもしれませんが、渋谷駅のあたりを

歩いてると必ずといって良いほどの確立で、近々発売

のポップス音楽作品を爆音で垂れ流し続けるトラックに

遭遇します。

主観ですがあれはもはや暴力的だとおもいます。

それで振り向いた人たちは“聴いた”んではなく

あくまで動物的な本能として“聞こえた”だけです。

ただ僕らは人間です。


僕は何でもイイから売れたもん勝ちというのは嫌です。

発信側の意図を先ずは正しく受け取っていただいてから

(経緯はどうあれ、それはもうごく普通に耳にしてもらうだけで

良いんです)リスナーの方に作品を育てていただきたい。

そういう気持ちがあるので、自分の大切な作品を

ある種ヘンなかたちで置いておきたくないと思います。

自分の意図した方法で以って売れないのは仕方ない

というか納得できます。



ショップの件はほぼ結論が出てますが、期間限定なので

そこまでとりあえず置いてもらう(僕の感覚としては放置という

ほうが正しい表現かもしれません)か、もう引き上げる手続きを

するかちょっと考えています。


もしよろしければこのブログをご覧になった方や

すでに僕のアルバムを持っていただいている方々の

ご意見もお聞かせください。


 

 

尚、アルバムはこれまでどおり直販を受付しております。


 

試聴はこちら

https://www.youtube.com/watch?v=7QB4b7sAGXY


 

ご希望の方はfbメッセージやアメブロメッセージ


gmailアドレス he.arts.peak.ask@gmail.com  


他、どんなご連絡手段でもご注文を承ります。


 

読んでいただきありがとうございました。 

坂本 学


Official HP http://manavuuusakamoto.jimdo.com/
YouTube https://www.youtube.com/user/ManavuuuSakamoto/videos
facebook https://www.facebook.com/manavu.sakamoto.3
Twitter https://twitter.com/ManavuuuSkmt



ここではまた久しぶりとなりました。

というのはまたしてもパスワードを失念してしまい

適当に思い当たるワードを入力してみたら正解

今に至るというところです(笑)


  

  

ちょうど1年ほど前にこのブログにて自主制作で

作品をつくるという報告しましたが、先日2/9月曜に

僕の初めてのアルバム

“Fuse your Novel”が発売となりました。



YouTubeにて1曲フルサイズでアップしています

是非聴いてみてください。

https://www.youtube.com/watch?v=7QB4b7sAGXY


  

Manavuuu Sakamoto 1st full length album

“Fuse your Novel”


1.PSR&T
2.Curve light to dark,dark to light.
  Right to wrong,wrong to right.
3.Foreshadows
4.Krauselung
5.For whom you pray
6.heartspeak
7.Liquid Sentiment@lity
8.The You is hangin' on forehead
9.Teddy no Step
10.Afterword


price/2,500yen



ご注文は下記gmailアドレスまでアルバムご希望の旨を

お知らせいただき次第、折り返しオーダーフォームを
お送りします。

銀行振込お手続後、郵便送付(送料は負担致します)にて

商品をお渡しするというかたちになります。

本ブログのコメント欄、メッセージでのご連絡も承ります。


he.arts.peak.ask@gmail.com



 

fbイベントページでは2/14土曜まで受付中です。
https://www.facebook.com/…  

  

 

ダウンロード販売


・iTunes
https://itunes.apple.com/jp/album/id962167561  
 
 

・Amazon MP3
http://www.amazon.co.jp/dp/B00SUWJJDO


 

・レコチョク
http://recochoku.jp/album/A1001690802/

 



  

 

構想から含めると三年という年月でしたが

ようやく完成ということもあり

ちょっと振り返り、掘り下げつつ、今の僕の

考えなんかも書いてみることにします。

ながくなりますが読んでいただけるとうれしいです。

 


 

今回の作品はいくつかのコンセプトがありますが

そのなかでも始めに着想し、かつ最重要であるものは

“小説を読むときのような想像力で以って聴く”

ということです。


いやそんなこと比喩表現無しで音楽とはそういうもの

だよ~、といわれればまさにそのとおりなんですが

では、過去の名盤と呼ばれるものを除いて今

そういった作品が自分の周りに多くあるか、と見渡せば

数えるほどしかありません。


 

これは僕の感覚でしかないですが、音楽に関わらず今

なにか創り手側が受け手に対して不必要に遠慮があったり

そもそも受け手の感性のことなど信じていない、若しくは

無視しているというようなことがどんどん増えてきているという

印象があります。

最近はテレビもあまり観なくなりましたが、CMひとつとっても

売りつけることさえ出来ればオッケーで、もうポリシーもへったくれも

無いな、というのが感想です。


 

あまりにも情報が溢れかえって、余計にものが見えなくなって

しまっているような世の中にあって、上で書いたようなコンセプトは

僕自身としてもやはり重要だと思います。

僕が考える音楽の存在意義は

作品がリスナーの想像力を刺激し、願わくば作者の想像を

超えるようなものに作品が育っていき、拡がり、物理的にも

精神的な部分も超えたところで互いにコミュニケーションを

とり合うことができるツール、というところです。

言葉で以って解り合えないことの方が遥かに多くて

そういうところが自分が何故音楽をやり続けているのか

というところだと思います。

そうありたいという願望的なところもかなり多く含んでいますが。


 


今回のアルバム内の楽曲は、以前にバラバラの時期に

作曲したもので、ライヴなどでも演奏していたものを主に

収録しました。

製作期間内に書き下ろした曲は1、2曲ですが、その中でも

heartspeakという曲はアルバムでも核心的なもので、やはり上で

書いたこのアルバムのコンセプトに直通する楽曲になりました。


もう10年以上作曲してきて、そういう面でも年々上達してきては

いるとは思いますが、この曲はベストの作曲になったと自負します。

この曲はYouTubeにて後日公開する予定です。

アルバム製作に向けて一気に曲数を書きました、というものでは

ないですが、アルバム単位でみて不思議と良い流れに

なったとおもいます。



 

録音に関しては、製作当初は海外在住の参加してほしい

ミュージシャンに依頼し、僕が出向いてレコーディングする

計画でした。が、デモ段階で手に入れた新しい楽器

エレキアップライトベース、これが今後の作業を

根本的に変更するきっかけのひとつになりました。


初めて触ったときから、これはもう感覚的でしかないのですが

“ああ、今回の作品はもうすべて自分でやってしまおう”

と思い立ってしまったのです(笑)

そこから一ヶ月間、やはりベースといってもエレキとは全く

勝手が違う楽器なので、みっちり鍛錬して録音に臨みました。

アップライト暦1ヶ月故、という部分もありましたがそれよりも

楽器を始めた頃のような楽しさが勝ち、おもしろい経験でした。


 

僕にとっては一番重要なパート、ドラムは打ち込みになりました。

やはり人間が生み出す、タイミングとフィーリングに勝るものなし

というのはありますが、本録音で叩いてもらう予定だったドラマーに

プリプロ段階でアイディアをもらい、それを反映したかたちで

パートアレンジをしました。


 

というように全パート僕自身が演奏、プログラミングしました。

録音は地元の公民館のリハーサルルームに機材を持ち込み

孤独な作業の日々。

うまくいかない日もあり、精神的にかなり厳しくなり

3日くらい寝込んだこともありましたが今となっては

楽しい思い出です(笑)



 

録音後はミックス、以前からそういう部分には興味はあり

いろいろやってはいましたが、相変わらずというか

録音段階でほとんど流れを決めていたので

基本的なバランスを整えることに留めて、あくまでも

録音で起きたことを尊重するするというかたちにしました。



その後マスタリング、この作業は今回初めてで

これまではさほどというより、関心のない分野でしたが

自分で調べてやってみるとかなり奥深く、音源にする

ということに於いては、この作業でこれまでの工程を

より良くするすることもぶち壊すこともできる

デリケートな工程だと感じました。

はじめは市販のCD音源の音量に近づけるということを

重視して作業していましたが調べていくうち、今回の作品の

音楽性においても音圧、ダイナミックレンジというものが音楽に

おいては重要であるということが判り、そこを犠牲にしてまで

音量を稼ぐ必要など全くないという結論に至って、作品としての

適正な音量、音圧に設定することにしました。

音量はリスナーに設定していただくということで結果的に

市販のものよりは小さい音量になりました。



 

そしてジャケット、レーベルデザイン

全く絵心がないという自覚はあるもののチャレンジ(笑)

ペイントソフトとペンタブレットを手に入れて描きました。

もう閃きというかんじで描きながら次のラインを考えるという

ふうにデザインしました。

これは結構音楽のアドリブの世界に近いなぁと感じました。

かなりシンプルなものになりましたが、気に入っています。




と、ある日“すべて自分でやろう”と思い立って結局

プレス以外のすべての工程をひとりで行いましたが

そこに美学があるとかというよりは、やっていくうちに

すべてをコントロールしたい、してこそ自分の作品

という考え方になっていました。



今回の製作過程で何よりうれしかった出来事は、音楽学校の

学生時代の恩師であるギタリストのKelly SIMONZさんに

1曲参加をお願いし、ギターを演奏していただけたことです。


学生時代はギターの技術というより、もっと根本的な音楽の

部分やミュージシャン、人としての在り方というところを

おしえていただき、それが今の僕の音楽をする意義の

素になっており、尊敬する恩師に自分の楽曲でギターを

弾いていただけたことはとても誇らしくおもっています。



 

こうして今振り返ると今回の製作方法になったことは

必然的だと感じます。

繰り返しになりますが、やはり自分の作品なのだから

ある工程まではやります、あとはおまかせします。

というのは自分にはできないな、と。

ミュージシャンはただプレイに専念していれば良いという

時代ではもうなくて、作品完成後どういう経路でもって

リスナーに届けるかというところまで考えていかないと

それこそ音楽で生計を立てるという部分でも難しいとおもいます。



今のところ、今回の作品は基本的に流通はしない予定です。

CD盤の場合、直接連絡いただきやりとりをし、手にとって

いただくというかたちをとっています。



一応、というかたちでダウンロード配信もしています。

iTunesなどのサービスはシステム上、アルバム曲も

1曲単位で購入できますが、実はかなり抵抗があります。

というのは、アルバムという単位でみたときには、曲順

というものに沿ってそこにその曲がある意義というもので

あって、それ単体で聴いたところで意味を成さないもの

もあるからです。

こういうある種の便利さ、手軽さが、結果音楽の必要性を

低下させているようにも思えます。


あとは価格です。

1アルバムに10曲あったとして、何故すべて同じ価格なのか。

1曲200円なり250円なりそういう幅では設定できますが

なぜ画一的なのか。

管理が大変、とかそういう実際的なところもあるんでしょうが

たとえばこの曲は1,500円、この曲は100円とかあっても

良いと思います。

画家は号数で価格設定したりもするし、まあ曲の分数が

長いからと言って高くするとかそういう決め方でなくとも

もっと任意で決定できたらなと思います。

 

いつでもどこでも聴ける、とか手軽ということでは

本当のその作品の良さというものは埋もれてしまって

作者が意図したかたちでリスナーに届かないのかもしれません。

聴いてくれてそれがさらにお金になるならオッケー、という

人は多いと思いますが、いきなりそこに行き着くのは

僕にはすごく抵抗があります。

ダウンロードとか携帯プレイヤーとか形式自体に

強い拘りはないですが、やっぱり自分がこういう作品です

というものがあってそこからリスナーなりの感性で

聴いてもらいたい。

そういう経緯でリスナーが感じたことや批評であれば

合ってるも間違ってるも無く、作者にとってはすべて

有難く、そしてそれが生活の糧になるなら

とても素晴らしいこと、というのが理想です。

世界的にみてどうなのかは僕には判りませんが、少なくとも

日本は音楽の在り方が捻じ曲がっている場面が多いと感じます。

こういうことは別に音楽だけではなくいろんなところに

共通しているともおもいます。




と、ちょっと長くなってきて取り留めもなくなってきましたが

そういう思いがここ何年か強くなり、そのなかで今回の

作品を創りました。

 


世の中に対する怒りではなく、自分のメッセージと願いの

詰まっている作品です。

わかる人だけにわかってほしいのではなく、願わくば

多くの方に手にとっていただいて聴いて感じていただけたら

うれしいです。



坂本 学


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YouTube https://www.youtube.com/user/ManavuuuSakamoto/videos
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アルバム制作についての経過を少し



参加してもらうドラマーが思いがけないタイミングで

一時帰国していた期間に協力してもらい

先月末から今月前半にかけてパートアレンジの作業を

していました。


2年ぶりの再会、今まで話すことのなかったテーマで

語り合ったり、食事をしたり、音楽面でも自分では

到底思いつかないアイディアをもらえたり

楽しい時間を過ごせました。


参加してもらいたいベーシストについても、彼の

知人のミュージャンが直接つながりのある方で

連絡先をおしえていただき、まだ連絡は先になるけど

少し現実味を帯びてきたのでモチベーションも

高まってきました。


9月に来日するようでそのときにはデモを

手渡せるようにと考えています。


自分も今年冬前には一度NYに滞在し

空気を吸ってこようと計画してます。




今日はデモの録音日程なんかを考えようとしてたんですが

なかなか難しい。というのもその間にも新たに曲の

イメージが膨らみ中断、今日は1曲出来上がってしまいました。

そうなると忘れないうちに録らなければいけない。


今日の曲は自分にとってはタフなものになりました。

日々の経過によって葬り去られていく記憶について

そうすべきものとそうでないものがあるのでは、という

内容の曲です。


今回とりかかるアルバムのコンセプトは違ったものですが

上のようなそのときの自分の旬というかドキュメントに

なっている曲をなるべく早いうちに作品にして発信する

ということを今後できるようにもなりたいです。



ということで引き続きデモ作りに励みます。




数日前、現在利用停止にしているfacebookで

確認したいことがあって一時的にログインしたところ

そのままアカウントが復活したようですが

また停止状態にするのも手間だしそのままにしています。
sns無しの生活が定着して最早どちらでも良いという感じです。

今日書いた曲ともつながるんではないかと思うんですが

習慣というものはなかなか残酷なものなのかも、と思ったり。


2014 7/13am 坂本 学


二月に書いたブログ、今一度読み返しましたが
熱いですね(笑)、しかし勿論今も気持ちは同じです。



今回ここで書こうと考えたのはタイトルのとおり
facebookやtwitterなどを、僕自身やめようと
決めたからです。


もうこういう感じで記事を書くということも今後は
無いとおもうので、何故やめるということに至った

のかを少し整理してみます。

多分うまくは書けないし、読んで気分を悪くする人も
いるかもしれないですが、書きます。
みたくない人はここでとめておいてください。





思い返すと、当時久しぶりにあった友だちから
勧められてmixiからスタートし、今で7年くらい
所謂snsをやっていました。
最初かなり抵抗がありながらも、思い切って自分が
書いてみた日記(たしか当時はボイスとかつぶやき
とか無かった)に対してのリアクションがあったとき
ある種の快感というか安心感が得られて、そこから
どんどんハマッていきました。
今思い返してもかなり恥ずかしいことも日記内で
披露しました。


しばらくすると少し冷静になれて、やっぱり限度が
ある、書いてはいけないこともある、と自覚でき
何かうれしい出来事があったりしたときなんかに
報告程度のことや、ライヴの日程をお知らせする
という使い方に少しずつなっていきました。



facebookとtwitterは確か同時期、三年位前から
始めて、mixiでの失敗からの学習もあり
割と楽しく使えていたと自分では思っていました。


ライヴの告知、他愛も無いネタ(笑えるものは少ない)
たまに自分のアンテナに引っかかってそれを

伝えたくてどうしようもないときは、僕なりの

覚悟を持ちつつシリアスな内容も書きました

つい昨日もそうです。
そういう事柄を書いたあとにいつも感じるのは
少し大げさな表現かも知れませんが、結局僕は
自己表現をしたい、そしてそれをわかって欲しい

というのが第一にあるんだなということです。


僕は自分のなかの一番の自己表現の手段として
音楽をやっているにもかかわらず、イージーな
方法で充足を得ようと、放って置くとそっちの
方向に流れていってしまう性質がある、という
ことに前々から嫌悪感があり、それが今日
極まったという感じです。


そのほかにも、他の方が書かれている記事に
対して穿ったものの見方をしたり、ハッピーな
内容でも素直喜べないということがよくあります。
その日その日の虫の居所もありのかもしれませんが
やっぱり上で書いたようなことが大きいです。


自己表現のツールになってしまった以上は
発信した内容に対して他の方のリアクションが

とても気になります。
常にログイン状態で、朝起きたらすぐ、出かけて
対面してる人がいるにも関わらず会話で隙間が
できてしまえば見る、運転中の信号待ちでついつい
寝る前にも今一度、という感じで一日始終見てしまう。
もはや病気といえます。

特に直接的にコミュニケーションをとる場面に於いて

致命的です。



僕自身の性質上、良い距離感で上手にそれらの
ツールを使えないということはだいぶ前から

判っていましたが、特にキッカケらしいことも無く

今日思い立って、良い機会だとおもい諸々snsを

やめることにしました。
ここのブログだけは、たまにあるライヴ告知の
ために、自分のホームページができるまでは
残しておこうと考えていますが、次の日曜の夜に
それ以外のアカウントは削除します。
今後もメールなどでご連絡いただける方は

お知らせいただければアドレスをお伝えします。



今回のことは僕にとっては全く後ろ向きなことでは
なくて、寧ろsnsを始める前に戻るという
ワクワク感みたいなものがあります。
かなり不便になるにせよ、そちらの方が勝っています。

外に出る機会も増えるはずです(笑)


もちろんsnsから生まれた縁はたくさんあって

そこを通じて交流できたことは本当に嬉しいことでした。

それは今後もかけがえのないものですし

大切にしていきます。



ありがとうございました。
坂本 学