ペットプレス 09月02日08時05分

イギリスのクーニークーニーピッグ協会は、ケンブリッジシャーでマイクロピッグのブリーダーを生業としているリトルピッグファームが虚偽の広告キャンペーンを行っているとして苦情を申し立てている。

苦情の原因となっているのは、リトルピッグファームが行っている広告の中の文章だ。広告を見てクレームをつけているマイクロピッグのブリーダーの一人は、“世話がカンタン”で成長しても体長30センチから40センチにしかならない“イギリスで最小”のブタというのは、マイクロピッグの購入を検討しているペット愛好者に誤解を与えかねないというのが理由だ。

クーニークーニーピッグ協会は、40cm以上に成長するマイクロピッグは存在しないかのような宣伝文句は間違った情報であり、マイクロピッグだけがその大きさから世話がカンタンで、その他のペット用のブタはペットとして飼うには大変との誤った判断を与えかねないというのが理由でクレームを申し立てている。

英国広告規制局は申し立てられた苦情の一つ、イギリスで最小、体長30センチから40センチという宣伝文句については、広告から削除するようリトルピッグファームに申し渡した。

英国広告規制局は、「厳密に言えば、ミニブタ、マイクロピッグ、ミニチュアピッグ、ティーカップピッグという種のブタは存在しません。これらは全て総称です。小さめのブタをペットとして購入したものの、予想よりもかなり大きく成長してしまい困っているという声が多数広告規制局に届いています。家畜のブタの中で世界最小と言われている種はクーニークーニーピッグだけです。」

クーニークーニーピッグ協会のHPによると、ニュージーランドのマオリ族の言葉でクーニークーニーは丸くて太ったという意味だ。捕鯨船団員や貿易でニュージーランドを訪れた商人によって持ち込まれたブタと、ポリネシアン系の人々が元々ニュージーランドで飼っていたブタが交配されたものがクーニークーニーピッグだと言われている。性格はおとなしく飼いやすいが、それでも体重は40キロから50キロ以上になるという。

リトルピッグファームは、実際に購入したお客様から予想よりかなり大きくなりすぎたので引き取ってくれないかと言われた事があると認めている。だが、リトルピッグファームで販売しているマイクロピッグの大多数は成熟した時に広告で謳われているようなサイズ、30センチから40センチに収まっているのも事実だと反論もしている。

また、リトルピッグファームは、大きく成長しすぎて引き取ってくれと言われたマイクロピッグは大きく成長するブタとの品種交雑の結果生まれたもので、間違って売られたものだということ、現在この品種は販売種から除かれていると釈明している。

英国広告規制局は、リトルピッグファームが顧客から引き取りを要求された事実から、マイクロピッグの体長が40センチ以上大きくならないというのは虚偽であると認め、広告から削除するよう申し渡しているが、もう一点の世話がカンタンという点に関してはクーニークーニーピッグ協会の申し立てを却下している。確かに世話がカンタンなペットのブタというのは無いとしながら、英国広告規制局は、消費者に誤解を与えないよう広告に『大きさに関係なく、ブタをペットして飼う時には愛情と絶え間ない世話が必要になるというのを理解してもらいたい』旨を追記するようリトルピッグファームに指導している。

近年セレブの間で高級ペットとして大流行しているマイクロピッグ。価格は一匹9万円以上するが、ビクトリア・ベッカムが夫のデイビッド・ベッカムに誕生日プレゼントとして購入したとか、ハリー・ポッターシリーズのロン役で有名なルパート・グリントも購入したとして話題になっている。ちなみにかのパリス・ヒルトンも。生まれてすぐは体重250グラムしかなくても、マイクロピッグも成長すると体長40センチ、体重30キロにはなる。いつまでもマイクロではないので、飼う時にはきちんとした設備と覚悟が必要だ。

http://news.biglobe.ne.jp/animal/307/pet_100902_3070026652.html

実はまなてぃは数年前この子豚(当時はマイクロピッグなんて言葉なかった気がする…)

飼いたいと思ったことがあります…。
このときも「大きくならず、家でも飼いやすい」というキャッチコピーでした。

諸事情でやめちゃったんだけどね( ̄ー ̄;

クレームの意図とは別としても安易な気持ちで飼ってしまう人が一人でも減ったと思えばよしですねо(ж>▽<)y ☆