【1日1冊書評】★★★★★無印良品は、仕組が9割 仕事はシンプルにやりなさい | 明日から結果が変わる☆最新のビジネス書1日1冊書評!

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公認会計士試験に合格後、経営コンサルティングに携わる。その過程で多くのビジネス書を読み、人生を変える本との出会いを経験する。1人の人間が人生で読める本の数は限られているので、1分で読める立ち読みブログを立ち上げました。是非参考にしていただけれ幸いです。


みなさん、こんにちは。



今回ご紹介するのは、無印良品の現会長松井忠三さんが書いた


『無印商品は、仕組が9割 仕事はシンプルにやりなさい』


という本をご紹介します。



無印良品は、仕組みが9割 仕事はシンプルにやりなさい


松井さんは、38億円の赤字に陥った無印良品をV字回復させた人物です。


本著は、松井さんが初めて書き下ろした書ということで、彼の経営のノウハウが語られています。


彼の言わんとするポイントは大きく以下の3つだと思います。


①仕組を作ることが経営のすべて

①マニュアルの重要性

②計画よりも実行力



非常にシンプルですが、すべて実例に基づいているので、非常に読みやすく、そしてわかりやすく理解できます。


私も、一回目はたった1日で読み終えることができました。


内容としては、経営者やリーダー向けに書かれていますが、スタッフであっても、上司が言わんとする意味が、本著を読めばわかるようになります。



特に、目からウロコだったのは、


マニュアルがなぜ重要なのか?


これに明確な答えを出した点です。



多くの会社では、マニュアルを作成するように指示を出しているかと、思いますが、その目的を皆さんはどのように考えているでしょうか?


引継ぎをスムーズに行うため、業務を標準するため

などが一般的ではないでしょうか?



松井さんは、マニュアルは業務改善を実施するために作るものとしています。


改善をするためには、標準をまず設定しなければはじまらない。その標準こそがマニュアルなのだと。



私の会社でも、マニュアルを作れ作れと言っていますが、なかなかあがってこないし、出てきてもクオリティは決して高くないものです。


それは、実は私自身がマニュアルの存在目的を正しく理解し、それを部下に伝えていなかったのだと気付きました。


無印良品では、すべての業務をマニュアル化し、それを毎月1回アップデートする”仕組”になっているそうで、それが会社の原動力となっているということです。



この発想の転換は見事です。


私も早速これを取り入れていきたいと思います。


そういった意味でも、この本は最近の経営者の本でもかなり秀逸かと思います。


是非ご一読ください!

無印良品は、仕組が9割(1) 

無印良品は、仕組が9割(2)

 

 
 

角川書店は「無印良品は、仕組みが9割」公式サイトを設置。
書籍概要のほか、松井忠三氏のメッセージ映像、マニュアルの一部を閲覧できます。
http://www.kadokawa.co.jp/sp/mujirushi/



無印良品は、仕組みが9割  仕事はシンプルにやりなさい

目次
はじめに
序章なぜ無印良品には“2000ページのマニュアル”があるのか
1章売上とモチベーションが「V字回復する」仕組み
2章決まったことを、決まったとおり、キチンとやる
3章会社を強くするための「シンプルで、簡単なこと」
4章この仕組みで「生産性を3倍にできる」
5章自分の仕事を「仕組み化する力」をつくろう
おわりに