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すくらんぶるアートヴィレッジ

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日本を代表する現代アーティスト草間彌生は、カラフルな水玉模様やカボチャのモチーフが特徴的で、世界的に注目され続けています。今回二度目となる世界的老舗ファッションブランドであるルイ・ヴィトンとのコラボレーションによるカプセル・コレクションが2023年1月1日に発表されたのに合わせて、世界各国で大規模なインスタレーションなどが行われ、話題になりました。

エスパス ルイ・ヴィトン大阪

「アルベルト・ジャコメッティ」展/2023年2月23日~6月25日

 

エスパス ルイ・ヴィトン大阪で、彫刻家・アルベルト・ジャコメッティ(1901〜1966)の貴重な彫刻7点を展示する「アルベルト・ジャコメッティ」展が開催されている。フォンダシオン ルイ・ヴィトン(フランス、パリ)の所蔵作品を、世界各地のエスパス ルイ・ヴィトンで展示する国際的プロジェクトの一環として行われる本展。 会場では、《棒に支えられた頭部》(1947)、《3人の歩く男たち》(1948)、《ヴェネツィアの女III》(1956)、《大きな女性立像 II》(1960)、《男の頭部》(ロタール Ⅰ、ロタール II、ロタール III、1964-65)が展示されている。さらに、会場の巨大スクリーンでは、ジャコメッティのドキュメンタリー(1966、49分45秒)も上映。エルンスト・シャイデガーとペーター・ミュンガーによるこの映像には、ジャコメッティがスケッチを行う様子や、細長い彫刻の意味について答える様子、そしてその葬儀の様子までもが収められている。7つの作品と映像から、ジャコメッティの生涯にわたる表現と挑戦をたどることができる展示となっている。

ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)が展開するエスパス ルイ・ヴィトン大阪では、ゲルハルト・リヒターの展覧会「アブストラクト(Abstrakt)」を、★2021年11月19日(金)から2022年5月15日(日)まで開催する。展覧会「アブストラクト」では、フォンダシオン ルイ・ヴィトンのコレクションから18点の抽象作品を選びだし、30年以上にわたる創作活動を紹介。なかでも、《940-4 Abstraktes Bild》と《941-7 Abstraktes Bild》の2点は、今回★初公開となる。

・・・「ゲルハルト・リヒター」の映画『ある画家の数奇な運命』を観たいと思っていたところでもあり、早々に心斎橋ルイ・ヴィトン大阪へ。結局、映画ではなく制作についてのDVDを購入しました。

《あらすじ》ドイツの現代美術家ゲルハルト・リヒター(Gerhard Richter)の半生をモデルにした映画『ある画家の数奇な運命』が10月2日に全国で公開された。映画の舞台は第二次対戦中のドイツ。画家を志す主人公の青年は大学で後に妻となる恋人と出会う。彼にはかつて統合失調症と診断された叔母との大切な思い出があったが、運命の悪戯か、恋人の父はナチス・ドイツの優生政策に基づき、精神病患者へ強制断種(不妊手術)を施し、彼らを殺害していた医師であった。映画ではその正体に気づかぬ主人公が、自らの創作活動を通して義父に隠された真実へと迫る過程が描かれている。

★現代美術の大御所であるリヒターだが、監督ドナースマルクからの取材要請に対し、当初は快く全面的な協力で応えていた。しかし映画が完成し、その予告編を目にすると彼は大きく気分を害し、あまりに「大仰」で「スリラーとしての脚色が過剰」だとこき下ろした。(以下略)

 

・・・「映画」もアートとしての表現であることを肝に銘じておきたい。制作についてのDVDを購入したことは正解であったのかもしれないなあ~つづく。