テレパシー少女蘭 [25] (蘭と枯れた大地 ~私の中に何かがいる~) | なになに関連記 ~なに、から、波ダッシュ

テレパシー少女蘭 [25] (蘭と枯れた大地 ~私の中に何かがいる~)

蘭さん、街が大変です。


地震や動物の鳴き声と謎の現象が起きた蘭たちの街。その夜、蘭は学校で何か起きていると感じました。そして、蘭は凛と、その夜、蘭が心配で蘭の家に泊まった翠や留衣と学校へ急ぎました。


学校に駆け付けた蘭たちは木の上から落ちてきた上田先生を目にしました。さらに、木からウンピョウが蘭たちに襲いかかります。蘭の超能力で身を守った蘭たち。ウンピョウはすぐにその場から逃げて行きました。しかし、そのウンピョウは蘭に「チャラ」と言葉を残していたのです。「チャラ」といえば・・・。


蘭はウンピョウが「チャラ」と発したことが気になっていました。それは、蘭のことを「チャラ」と呼ぶのは純平ただ一人であったからです。蘭たちの学校は臨時休校。蘭たちは純平の家を訪ねました。話は外れますが、どうやら、学校の連絡網で蘭の家の前はあのオカルトが大好きな人の家であったようですね。


蘭たちは純平の家に訪れました。しかし、家の中は壁には傷があり、部屋は荒れていました。すると、蘭たちに今度はトラが襲いかかってきました。超能力で身を守ろうにも絶体絶命のピンチ。そのとき、たいまつを持った純平が現れ、トラにたいまつを近づけながら別の部屋へと逃げ込みました。純平がウンピョウの姿ではない・・・。そう思っていましたが、まずはこのトラの正体が純平の兄であることが明かされます。朝早く、頭を抱えて家に帰ってきた兄が突然トラに変わってしまったのだと純平は言います。蘭たちはトラになってしまった純平の兄にテレパシーで問いかけることを試みました。しかし、兄は人間に戻りたくないと閉じこもってしまいます。


トラになってしまった純平の兄を元の姿に戻そうと試みるうちに純平までもがウンピョウになってしまいました。そして、二人は家の外へと飛び出してしまいました。二人の後を追いかけた蘭たちは外に出ると、道には沢山の動物がいました。翠の言うとおり、この動物たちはすべて元は人間だったのです。


動物たちが向かう先とは・・・。蘭と翠はこれまでに試したことがないテレパシーを使って、街中の動物の声を聞きました。すると、動物たちが向かっていたのは学校にある大きな木の下だったのです。


蘭たちは学校の大きな木へ向かうと、そこには動物たちと、桃子先生、そして、蘭がクレープ屋さんで目にしたおばあさんが現れました。ここに集まった人間から動物に変わってしまった人たちは人間であることをやめて元の姿へと戻った動物たちでした。・・・と、話すおばあさんの正体は狼でした。狼は大神として世界のバランスを上手く保たせていました。後に、人間が現れると大神は人間に世界のバランスを保つように託しました。しかし、人間は世界の破壊などでバランスを崩してしまいました。そして、動物たちは人間であることを捨て、一度人間を滅ぼそうとしていたのです。狼の力で蘭たちは世界が滅びたときの世界を見ました。そこは砂漠で何もありません。さらに、留衣の姿もありません。いま、動物たちが蘭たちに襲いかかろうとしています。


以前、翠が入院中のおばあさんと出会ったことがありましたが、桃子と言う名前の孫が一人いました。もし、その孫が桃子先生であるのであれば、何か関係性があると思うのですが、次回はいよいよ最終回。どのような展開が繰り広げられるのでしょうか・・・!?