平成29年2月4日、中央大学大学院法学研究科シンポジウム『高齢社会と成年後見制度―成年後見の多摩モデル構築に向けて―』が開催されました。
このシンポジウムは、中央大学大学院の「高齢社会と成年後見制度」講座(新井誠教授)の受講生の研究発表とパネルディスカッションで構成されています。
私も受講生の1人として、基調講演で発表しました。
受講生は開始2時間前に集合して、会場の設営をしました。
この広い教室がほぼ満席になりました。
受講生皆で広報をがんばった甲斐があり、約100名の方が来てくださいました。
新聞の多摩版でも告知されたそうです。
お越しいただいた皆様、ありがとうございました。
こちらが演台。ここで発表を行いました。
緊張するかな…と思いましたが、楽しく発表できました。
受講生が書いた研究レポート集です。
こうやって形になるのはうれしいものですね。
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【プログラム】
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14:00~14:05 開会の挨拶 新井 誠(中央大学法学部教授)
14:05~15:10 第1部 基調講演
中束 雄也(埼玉県飯能市役所地域生活福祉課)
小島 章(埼玉県飯能市役所介護福祉課)
佐賀 達郎(埼玉県飯能市役所障害者福祉課)
飯田 恵美(飯能市社会福祉協議会)
野村 真美(司法書士)
岩崎 克己(町田市民後見かわせみの会 理事)
福田 智子(中央大学大学院生・税理士)
15:20~17:00 第2部 パネルディスカッション
モデレーター 新井 誠(中央大学部法学部教授)
パネリスト 高橋 弘(司法書士)
川﨑 寛(権利擁護センター日野 所長)
土橋 正忠(信託銀行員) -
第1部の基調講演では、受講生が研究発表を行いました。
各受講生がそれぞれの立場から多角的に成年後見制度について発表しました。
私は「より利用しやすい成年後見制度にするために(専門職後見人の視点から)」というテーマで発表しました。
第2部のパネルディスカッションでは、司法書士の高橋弘先生が飯能市の市民後見についてご紹介され、途中で飯能市長もいらっしゃってご挨拶されました。
新井先生の成年後見制度利用促進法についてのお話も大変興味深かったですし、川﨑さん、土橋さんのお話も示唆に富んだ内容でした。
会場のお客様が真剣に聴いている様子が印象的でした。
シンポジウムの後は懇親会をしました。
私はこの「高齢社会と成年後見制度」の講座を受講して、成年後見制度について考え、シンポジウムで発表することがことができて、本当に素晴らしい経験だったと思っています。
平成29年度も「高齢社会と成年後見制度」の講座が開講されるそうです。
社会人の方で成年後見制度にご興味のある方におすすめです。
中央大学法学研究科 特殊講義Ⅱ(高齢社会と成年後見制度)
前期(4月~8月上旬) 木曜日6時限目(18:15~19:45)
○授業の概要
高齢社会と成年後見制度に関して理論的、実践的な検討を行う。
毎年、一定の成果をまとめ公表することを目標にしている。
問合先:中央大学大学院事務室 TEL:042-674-2614
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(東京ジェイ法律事務所 司法書士 野村真美)
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