『星を目指す子どもたち』 | 一寸笑閑話

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日常のなかの、考えや、思いつきを書き散らしています。

 
 おはようございます。

 『天王山』な夏休みが終わり、9月になると、予定がバタバタと続き、心身ともに余裕がなくなります。

 面談や保護者会、説明会、体験講座、勉強会、相談会、文化祭…

 名前はちがっても、中身はおんなじですね。

 今日は あいにくの雨模様ですが、いま 四谷大塚の『合不合判定テスト③』で東京都、池袋にある「豊島岡女子学園」に来ています。
 小6の子どもたちが、わんさかいます(笑)

 昨日、つまり14日(土)は、塾の保護者会でした。
 各教科の現状と、これからの予定、課題などを2時間かけて聞いてきたんですが、面食らうほどに濃密なスケジュールでした。

 10月1日を起点とすると、100日後は 1月10日、埼玉県中学入試の解禁日になります。
 ぴったり100日だと、進む予定がズレてしまうと困る、というわけで、9月22日を起点にして、過去問演習に入ります。
 『銀本』といわれる、みくに出版の 分厚い教科別過去問題集と、声の教育社 学校別過去問題集。これを並行して進めていきます。

 銀本は約180校、収録されていますが、100校近くを授業内で消化します。
 得点のしかた、記述の書き方、解く順序、捨て問題の見分け方、そうした 受験のテクニックを、後半は仕上げとともに 演習しながら身につけていきます。

 わたしが 過去に中学受験をして失敗した話は すでに記事『坂道の途中。』に書いた通りです。
 今から28年まえ、わたしは 12歳、受験生でした。父に連れられて受験したときのことを かすかに覚えています。

 さっき、朝8時まえに入口で娘とわかれて、講堂に来ました。
 これから説明会が始まります。
 子供だったときは ぜんぜんわからなかった『学校の雰囲気』が、親となったいまは よくわかります。

 受験も年々 戦略じみてきて、親の思惑、学校の思惑、子供の思惑、塾の思惑と、いくつも入り交じり、複雑になっています。
 受験戦争時代に生まれた いまの親世代は、むかしのイメージも払拭しきれないまま、という人も少なくありません。

 なにより、子供たちが 頑張っている。

 「おぎゃー」と産まれて、たかだか12年。
 なかには 幼稚園、小学校受験を経験なさったかたも いらっしゃるでしょう。
 それでも 中学受験は もの心ついて、人生で初めての『ふるい』です。いいか悪いか、ではなくて、「選別される」ことの厳しさを知る出来事となります。

 機会は、誰にでもある。

 目標にむかって歩いてきた道筋を反芻(はんすう)しながら、あと100日余りを闘います。
 できることなら 目指す学校に行かせてあげたい。
 
 当初は親が強気、子供が弱気でのスタートでも、受験も終盤になると、こんどは 親が弱気、子供が強気になってきます。
 決して楽観とか、KY(空気読めない)とかでなく、子供のほうが 真っ直ぐなのだと 気付かされます。

 親が 揺らいではいけない。

 自分の子の頑張りは、親の わたし自身がいちばんよく見てきています。
 成績が良くて笑ったときも、最悪になって泣き喚いたときも、いつも一緒でしたから、これから あと少しの間、また泣き笑いだろうなあ、って思います。

 人一倍、競争心はあっても 要領の良くない子だから、どんな学校に決まるやら、親のわたしは ヒヤヒヤしながら 裏方に回ります。

 もうじき、最終教科が終わります。
 これから 下りてくる子供たち ひとりひとり、みな それぞれの星を目指して分かれていきます。

 娘の星は、まだだいぶ先にあります。
 ターボエンジン、つけてあげたいくらい、のんびり屋…(苦笑)。

 あと 少しだよ、お姉ちゃん。
 一緒に、頑張ろうね (^人^)。