大失恋ストーリー63(深夜の呼び出し) | ☆ココロ開くまでアシ開かんやろ、やっぱ☆

大失恋ストーリー63(深夜の呼び出し)

深夜の呼び出し(大失恋ストーリー)
彼氏に会いたい思うても

彼氏の時間の余裕できるのを待つのみ。

好きやから、しょうがない。

好きでおってくれてるからそれでいい。




ある平日の日の夜中、私はいつものように

一人で自宅のアパートでお風呂入って

ダラ~っとテレビ見ながらタバコ吸ってボケボケしとってん。

そこに彼氏からの電話が鳴った。




「今、お前の家の前に車停めて待ってるから今すぐ下りて来い!」

え?家の前におるん?いっつも突然すぎやわ…

「ちょっと待って!すっぴんやから・・・」言うてんけど

彼はそんなの待ってくれる様子ではなく

「すっぴんで部屋着のまんまでえぇから今すぐ来い!」と・・・

言われるがままにそのまんま彼氏の車に乗ったら

彼氏は速攻車を走らせて、知らん山に向かって行ってん。




久しぶりに会うたと言うのに車の中では会話も少なく

彼はなんだかムチャクチャ急いでる感じやった…。

車はいつもよりスピードが速く、どんどん山奥へと向かい

超山間の真っ暗な川沿いの草が生い茂るデコボコ道を走る・・・

こんな道絶対誰も知らんよ?ここ絶対誰も来ぉへんよ?

車は小さく狭くなった川沿いの細いデコボコ道が

もうここで行き止まりですってとこまで走って停まった。




もしかして私はこのまま山に捨てられるんやろか…

本気でそう思うてまぅくらいの真っ暗な山の中、無言の彼…


続く…
←前話に戻る      【もくじ】      続きを読む→