「オレらってあんまりM-1にいないんだよ、春日」
そうだよなー
よくよく考えるとほんとに2008年最後の30分くらいだよなー
それでいてこんなにはっきりM-1が転機になってる(と認識されている)
コンビもいないな~とちょっと考えてしまった2月19日のANN
予選から出てるんだからそれだってM-1にいることにはかわりないんだろうけど
やっぱり決勝の場にいないとM-1にいたことにはならない
そういう発言や思考になるのも決勝を経験しているからだとすれば
それはそのままM-1の価値にも繋がるんだろうなあ
塙さんに益子さんに岩井さんに若林さん(とジョーさん)の話
漫才の話
みんな正統派で超すべって
24~26で何か編み出さなくっちゃと編み出したけど
岩井さんは1年くらいでやばいと思って今の形を考えた
「お前すげーな、乾杯」からの笑い飯さんへのリスペクト
9年間決勝に残ること
初めて笑い飯さんの漫才をみたのはM-1に出る前のことで
トーマスのネタでそれはもう画期的だ!と驚いたのを思い出しました
自分たちなら9年あの形で出れるか?
ちょっとすつ進化していかないとだめ
もしオードリーだったら4年目位で春日さんが全力疾走で出てきて
6年目には明転したらもう立ってるとか
ピンクベストがくじらさんのベストみたいになってたり
それは進化に見える退化
ナイツなら文法も間違ってるし土屋さんも言い間違えてる
U字工事ならギャル男みたいに喋ってたり
「形が9年間耐えられるというのは発明として振り幅がでかい」
こういう漫才師ならではの話っておもしろい
あんまりしてほしくない(笑)くらい大好き
同じ「形」でも笑い飯さんのそれは枠組みなのに対し
オードリーやナイツなんかはフォーマットみたいな
だから笑い飯さんのは自由度が大きくなるのかな
M-1完全読本で若林さんが話していたように
もし2009年にM-1に出るんだったら
ネタを無理やり進化させないといけなくなってしまう
それはすかしでしかない
やってる当人が気持ち悪くなっちゃうんだろうなあ
あのインタビュー良かったなあ
春日と若林という細胞の形にぴったりきてたって表現
相変わらずうまいなあと思う
ズレ漫才のその先に触れたRollingStoneのインタビューや
お台場を散歩しながら考えた日のどろだんご日記
漫才について考え続ける日々
「ふたりがモノを持たずに出てきてマイクの前でしゃべって
お客さんを笑わせればそれが漫才」
中田カウス師匠のインタビューの中の言葉が
若林さんの怒りへの答えになっている気がして
若林さん読んだかな~なんて思ってしまいました
あの本には書くと勿体無いくらいの良い話がいっぱいで
いろいろ思い出しながら読んでます
M-1に関する思い出(というと大袈裟だけど)はひとそれぞれあって
ライトなものからディープなものまでたくさん読んだけど
例えば審査委員長への意見ひとつとっても
ヘキサゴンと26時間テレビとかしか知らない人と
紳竜の漫才・ひょうきん族・トップテン・サンプロ・CLUB紳助・松紳
等々の流れを見てきている人(私とも言う)では
そもそもの捉え方やアプローチが違うので
いろんな意見があって面白いな~と楽しむことにしています
一刀両断しない
そういうのは友達や家族と話すのでそれで充足
春日さんがANNでNFLの選手のツイッター話が出たとき
他に言うところがないから云々と話してたのを聞きながら
深く頷いてしまいましたなるほどね~
ふたりともわかってないので曖昧に話すのが面白い
そして何を書くかより誰が書いたのかのほうが興味深い
漫才の話中ずっと唐揚げを食べていたジョーさんで落とす
「好感がもてるね」でバカ笑い
若林さんの言葉が作用するものにはいつも反応していたい





















【横道】
変ホ長調さんのインタビューがあったのが嬉しくて
多分チュートリアルさんが優勝したあの年のM-1が
時間的なものもあって一番見返してると思うのですが
一番笑ったのはチュートリアルさんで
一番好きだったのは変ホ長調さんだったんです
前年の敗者復活で初めて見て好きだな~と思ったので
翌年決勝に来てすごく楽しみだったのを思い出しました
女子アナやお天気お姉さんや橋田壽賀子ドラマ・・・
ああいう視点をあのテンポで話すところが好みで
賛否両論というか否の方が強かったのかもしれないけど
女子のあの感じを関西弁でやってないところが好きなんです
関西弁じゃなくても実社会で時々見られる
女子アナに文句言ってるひがみ女という図式にならないところ
はなから同じ土俵で勝負してないからこその見解・話し方が
面白くて面白くてツボに入ってしまいました
インタビューでもセカンドバージンの鈴木京香さんのセリフを出す所が
いいな~好きだな~と改めて思いました
光浦さんを好きな感じとちょっと似てるかな