徒歩10分のイギリスに来ています。
GWなので、周りは家族連れ、カップルの笑顔に溢れています。
父や母をスキルス胃がんで失ったあの子達は、今、どんな思いでいるのかな。
華やかな時こそ、私たちは哀しくなります。
これが切なくて引きこもっていたこともありました。
心を鈍感にして街中にいけるようになるまで、1年かかりました。

「お散歩しようか。ビール飲めるよ」
たぶん主人は、ちょっと無理して私を連れ出してくれたんだと思います。
「誕生日プレゼントも買いに行けなくてごめんね」と。

主人は徒歩10分が数倍になるくらい、息苦しい状態ですが、スキルス胃がんの希望に繋げたいと、自分を信じて頑張っています。
体力、気力との戦い。
私は、見かねてタオルを投げ入れるかもしれない。
でも、この強い笑顔を見ていると、私も信じようと思います。

インフォームド.コンセント
説明→合意と訳されることもありますが、医師の説明に同意するのではない。
患者自らが、納得して選択すること。

結果は誰にもわかりません。
良ければ正しかったになるし、悪ければ「ほら、あの時に」と言われる。
でも、自らが納得して選択したことは、受け入れられると思うのです。

主人は、ずっと、自ら選択してきました。
すごい人です。
だから私も、今、自分が出来ることを頑張るしかない。

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