毎日通った放射線治療が、今日で終わりました。
皮膚に炎症もおこらず、無事に終わるかと思っていたら、昨夜から飲みこみづらさが出てきました。

もともと胃がんですから、嚥下障害、つまり感に、ずっと悩まされてきました。
とうふすら入らない時もありました。

それが、今の抗がん剤、イリノテカンに代わってから、食べられるようになったのです。
イリノテカン特有のひどい下痢もおこらない。
ほっとしていました。

「もしかしたら、また、胃の悪化?」と不安になりましたが、ちょうど、今日が放射線科と緩和のダブル受診の日だったので、不調を伝えました。

食道炎は、放射線治療の副作用としては、よく起こるもののようです。
放射線の副作用は、照射後、しばらくしてから表れます。

今回の食道炎も、ここから数週間はひどくなっていくようで、自然に回復するのを待つしかありません。
粘膜保護のシロップを処方していただき、食事を、おかゆやとろみをつけるなど、工夫をしていくしかないようです。

ここで、いつもの、状態に合わせて料理を工夫すると同時に、栄養も落とせないというプレッシャー。
プレッシャーを感じる必要はないのかもしれませんが、血液検査でいろいろな数値を見て、栄養面を言われると、やはり気負ってしまいます。
辛いことを緩和してあげたい、辛さを代わってあげられないのも切ない。
無力感を感じることもあります。
なんとか乗り切れますように。

今朝の様子と、夕方の様子では、明らかに辛さが増しているのがわかります。
身体のだるさも出てきました。

骨転移の痛みは減ってきたのですが、放射線でがん細胞を叩いた分、がん細胞があったところがスカスカになるので、骨ができてくるまでは、骨折しやすい状況にもあります。

あさっては、企業によんでいただき、社員のみなさんの前でお話する機会をいただいています。
地方に出かけるので、ちょっと心配です。

こういう時、主人は「心配しても仕方ない。なるようにしかならないのだから、前もって不安を作りだすのはもったいないよ」と言います。
出来ることを丁寧にしていけばいい。
この考え方だから、ここまでこれているんだなと感じる言葉です。

この後も、お話をする機会が続いています。
放射線の副作用のピークと、活動の天秤。

でも、患者本人の声を届けたいということは、主人の一番の思いなので、そのサポートをすべく、私も今を大切に考えて行きたいと思います。