小学校4年生の女の子がお母さんに聞いた話として幼稚園時代の出来事を書いてくれました。
女の子は、友達と公園でつかまえた、たくさんのダンゴムシをポケットに入れて、お母さんへのプレゼントにしたそうです。
家に帰り、お母さんにお土産があることを告げると、お母さんは、「一体何かしら。」とにこにこ顔に。
女の子は、ポケットからダンゴムシを取り出すと、お母さんの手のひらに乗せます。
「まだあるよ。」と反対のポケットからも……。
実は、このお母さん、虫が大の苦手なのです。
お母さんは、すっかり青ざめてしまったようですが、お母さんのためにとつかまえてきたダンゴムシを受け取らないわけにはいきません。
お母さんは、手のひらに乗っているダンゴムシが歩き出さないようにずっと手を揺らし続けていたそうです。内心、ハラハラしながら、震える声で「ありがとう。」と言ったものの生きた心地がしなかったそうです。
数年経って、親子でこんな思い出話ができるのも作文の勉強のメリットだと思います。
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ありがたいことに、ちょこちょこと売れています。
30分程度で読める本ですが、中身はかなり濃いです(笑)。上手な作文、小論文を書くためのノウハウを詰め込みました。
受験生はもちろん、小学校高学年や中高生の作文指導をされている方、文章を書く機会の多い方は、是非ご一読ください。339(桜咲く)円です。
子供の幼いころの写真を見るのは楽しいものです。
でも、思い出として残せるのは写真だけではありません。
作文は、子供の内面の成長の証です。
我が家でも、子供の作文は大事に取ってあります。パソコン入力ができるようになった小学校3年生からの作文は、言葉の森のHPに蓄積されていて、いつでも読むことができます。
小学校時代から高校時代まで、ほぼ毎週(高校生になってからは欠席することも多かったのですが^^;)書き続けた作文は、写真以上のいい記念になっています。
子供の作文は、かけがえのない宝物です。
作文を書くということは、単なる勉強ではなく、長い人生の中の一コマを記録に残すという意味もあるのです。むしろ、そちらの意味合いの方が大きいと思います。作文を教える身として、そのことを忘れずにいたいと思います。