みなさん、おはようございます。

最近は毎週産地や工場を訪問する為に全国を飛び回っているのですが、先週は3日間をかけて宮崎⇒熊本に行ってきましたので、数回に分けて視察報告をさせて戴きます。

宮崎に前日入りして翌朝は午前7時前に

宮崎の市場に顔を出してきました。「きゅうり」だけでこの山です。さすが日本有数の野菜産地ですね~。今の時期は小浜(本州)でも野菜がたくさんありますからそれほど多くの仕入れはしていませんが、年が明けてから春になるまでの期間はママーストアーでも九州(宮崎や熊本)の産地直送が多くなります。

今日は特に「ピーマン」を話題に取り上げようと思いますが、宮崎の市場には

この様に並べられています。それにしても凄い量です。
そしてこれがどれも同じかと言えば全然違うんです。これには色々な事情がありますし、生産者の方によってもかなり差が出てくるのですが今の野菜の大きな問題は、窒素過多にあります。野菜も肥料の力に助けられて育ちますが、十分に自分の力で育ち切っていない状態(いわゆる未熟)で出荷されていることがとても多いのです。これには我々小売の都合が優先していることも理由になっていますからもっと考えなくてはいけません。


この3つのピーマン、どれが完熟でどれが未熟か分かりますか?
左のくぼみがしっかりついているのが完熟で、一番右側が未熟です。見方はもうひとつありまして、

おしりが3つ以上分かれている(4つは最高)左のものが完熟で右側になるに従って未熟です。

結局、未熟なものはとても青臭く苦い味になりますが、

完熟しているものは生で食べても甘いんです!私はなんでもその場で食べる方なんで、

「さつまいも」も生で食べました。これはまだ時期的にそれほどの甘味はありませんでした。

スーパーマーケットはどうしても「安さ」が目立ってしまいますが、それは我々の勉強不足も要因です。もっと野菜のことも勉強して「子供に安心して食べさせることの出来る野菜」をしっかり売れるようなお店になりたいと思います。そしてお陰様で私には信頼できるお取引先さんがたくさんいらっしゃるのでその方向に歩んでいけると自負しています。

左側はママーストアーの九州産直野菜を一手にお引き受け戴いているフレッシュりょくしんの末友社長、右側が市場で仕入れをして戴いている菜心の斎藤社長さんです。斎藤社長さんは目利きのプロ中のプロで、宮崎市場で斎藤さんことを知らない人はもぐりだと言われるくらいの方なんですよ~。

本格的な九州野菜は年明けになりますが、どうぞ楽しみにお待ちいただければと思います。

本日もみなさまのご来店をスタッフ一同お待ちしております。