みなさん、おはようございます。
今日は昨日に引き続きまして、先日行ってきました九州産地視察の模様を報告致します。

宮崎の市場を出て、まず始めに向かったのが市場からすぐのところにある竹下さんの

ピーマンハウスでした。宮崎で農業されている多くの方がその昔、高知から移住されてきたそうですが竹下さんのおじいさんもそのお1人です。高知と宮崎は気候も良く似ていることもありますが、だから同じ野菜を作っているんですね~。
竹下さんの農場は大変大きく1万坪の敷地の中に約2,000坪にわたって自動開閉式のハウスがあります。九州では野菜がたくさん作られていますが、それはお昼と夜の気温差が美味しい野菜を作る大きな要因となっていてハウスでもそれを実践されています。

ハウスの中に入ると約30度あるのでこの季節でも一気に汗が噴き出ますが

とてもきれいな状態を維持されていることに驚きました。九州産直野菜をお世話になっているフレッシュりょくしんの末友社長によると「どんな野菜を作っていても整理整頓出来ている農家さんは良い野菜を作られる」と言うことでした。どこでも一緒なんですね~。

ピーマンの収穫期は10月10日あたりから6月いっぱいまでですが、7月~9月までもたくさん仕事があってその代表格が

「糸吊り」で、なんと7,000本ある木いっぽんいっぽんを手作業で吊っていくんですって!凄いですよね~。

私は今回、ピーマンが木に成っているのを初めて見たのですが、皆さんもあまり見たことないと思うのでその過程をご紹介しましょう。
ピーマンは果菜類に属しますが、果菜類というのは実の部分を食べる野菜のことをいいます。トマトなどもそうですが、始めに木から伸びた枝に

「花」が咲きます。ピーマンならその小さい白い花の実の部分が

少しずつ、

少しずつ大きくなって、

立派なピーマンが出来あがるのです。昨日も少しご説明しましたが、未熟なものは「チッソ過多」状態で色が濃いです。ママーストアーでは出来るだけ、木で成った野菜を仕入れたいと思っています。

そして竹下さんの農場が凄いところはまだたくさんありまして、その一つがハウスの燃料を廃材を燃やすことで確保されておられるところです。(もちろん油を使われる場合があります)

奥に大きな焼却炉が2つあるのですが、その前にはこの様に廃材が積まれています。約3時間毎に廃材を炉に入れなくてはいけないので、竹下さんはほとんど授乳するお母さんのような生活を続けられておられるのです。そして昨今は自然エネルギーが叫ばれているので不思議ではありませんが、もう数十年に亘ってこれを続けられておられるところに感服を致しました。


こちらが竹下さんです。
この様に心血を注いで作られている野菜をもっと心を込めて売らせてもらわなくてはいけないなぁ~という想いを強く持って次の産地に向かいました。(続きは後日をお楽しみに!)

本日もみなさまのご来店をスタッフ一同お待ちしております。