みなさん、おはようございます。
今日も昨日に引き続き、先日お伺いした和歌山県有田の『三木ファーム』さんの視察模様をご報告致します。

本来、三木さんが丹精込めて作られているみかんの最盛期は11月終わりから1月はじめまでになるので、今回私も収穫をお手伝いしたみかんは『極早生(ごくわせ)』の部類に入ります。一般的に極早生はあまり味がのっていないのでイマイチの評価が多いのですが、三木さんのみかんは違います。とても味の濃いみかんに仕上がっているのです。

その秘密は昨日もお伝えした『液肥』をしっかりとやることが非常に大事ですが、自然に逆らわずにすることも大事です。例えば、

写真のように、三木さんが育てるみかんの木は上の方には実がなっていません。これはあまりひとつの木にたくさんならせると味が濃いみかんが出来ないのと、来年を見越して来年もこの木にしっかり身がなるように場所によって花がついた頃にすべて間引いてしまうんだそうです。

また、毎年毎年新たなチャレンジを繰り返されていることも味の濃いみかんを作る為の大きなカギになっていて、昨日ご紹介した『液肥』も毎年配合を何種類か試しながら試作を繰り返されていますし、

こちらのように、まだ若い木は支え棒に沿わせてまず上に育ててそれなりに大きくなったら支え棒を取って横に育てるとたくさん身のなる木になるんだそうです。

そのような努力の先に、三木社長が目指す

『のどごしに味が残るみかん』が出来上がるのです。まさしく、『出来たみかんではなくて、作ったみかん』と言えますよね~。

みかん畑をじっくり見せて戴いた翌朝には、

選果作業も視察させていただきました。


左奥が三木社長、その手前が奥様、そして右側が後を継がれている息子さんです。どこの世界でも後継者問題は深刻ですが、三木ファームさんにはその心配は必要ありません。しっかりと後継者がいらっしゃいますし、こちらのご家族だけでなく数名の若い方も一緒にみかんづくりをされておられるだけでなく、三木さんの農法を学ぶ方が十数人いらっしゃるんだそうです。こんな安全安心で美味しいみかんがもっと全国に広がっていくことを私も応援したいと思っております。


そして最後に、この方が三木ファームの三木孝志社長です。これからもママーストアーや小浜の皆さんの為にも美味しいみかんを作り続けて戴きたいと思います。

今後、今まで以上に三木さんのみかんを大事に販売していきたいと思いますので、どうぞご期待くださいませ。

本日もみなさまのご来店をスタッフ一同お待ちしております。