退院してしばらくした頃。
私のiphonが鳴る。
病院からだ。
私の入院していた病院は、
とても大きな病院で、患者さんもたくさんいる。
それなのに、
とても親切に
とても丁寧に
私たちのことを考えてくれて有難い。
死産後の身体のことだけでなくて、
精神面のケアもしてくれて。
こうして定期的に看護師さんが電話をくれる。
「その後いかがですか?」
「どんな風に過ごされてますか?」
「話したいことありませんか?」
看護師さんだって忙しい中なのに、
ありがたいなーと思う。
入院中も本当によくしてもらった。
私たち夫婦や息子のために、
涙を流してくださる看護師さんもいた。
うれしい。
ありがたい。
息子が生まれたあと、
仕事終わりの看護師さんが2人。
「コウキくんに」
って言って、かわいいかわいい折鶴を持ってきてくれた。
その愛情がうれしくて。
悲しくて泣いてばかりだったけど、
そのときは嬉し涙が出てきた。
退院前に、
私の母が小さな身体をめいいっぱい折り曲げて、
看護師さんにお礼を伝えたときも。
母と一緒に泣いてくれた。
退院するとき、
私の大好きな洋菓子屋さんの、
1番大きな焼き菓子の詰め合わせを旦那さんに買ってきてもらった。
お礼の気持ちだったんだけど、
病院の規則で受け取ってはもらえなかった。
それから、書いても書いても書き足らない感謝の気持ちを手紙に綴った。
コウキをお兄ちゃんにしてあげられる日がきたら、またここに来ます。
そう締めくくった。
コウキ、
コウキが出会わせてくれた人たちは、
本当にあったかくて
本当に素敵な人たちだよ。
看護師さん。
今まであまり接する機会がなかったけど。
素敵な仕事で、
素敵な人たち。
ブログを通して、
「私も医療関係の仕事なんです」
とおっしゃってくださる方にも出会いました。
心から尊敬と感謝の気持ちでいっぱいです。