6歳違い 21 #INFINITEで妄想 | ママスヨンの ブログ

ママスヨンの ブログ

自作妄想と手習いの両立をもくろんでいます

ソンヨル 「僕は、ちょっとだけ、どこかに、姉ちゃんを横取りしたい気持ちがあった、あの人が僕の大事なスヨン姉ちゃんとキスして同じベッドで寝て姉ちゃんを…触ってるなんて、…妬いてた…」
スヨン  「…」
ソンヨル 「だから、あの人より僕を頼ってほしかった。ほらやっぱり、スヨン姉ちゃんは僕といる方がいいんだ、って…思いたかった、結局、姉ちゃんの気持ちより僕の気持ちが大事だったんだ」
スヨン  「ソンヨル…」

ソンヨル 「今は、…姉ちゃんはあの人にベタぼれだってわかった、だから、ふたりがうまくいってほしい」
スヨン  「…」
ソンヨル 「なんか、今…僕はぐちゃぐちゃだ、ぐちゃぐちゃなんだけど…僕の大事なスヨン姉ちゃんがつらい顔してるのはイヤなんだ…」

スヨン  「…ソンヨルは…もう小さい子どもじゃないのね…知らないうちに、大人になってたのね…」
ソンヨル 「…」

スヨン  「ソンヨル…家まで送ってくれる?」
ソンヨル 「…え?」
スヨン  「ひとりで帰りつける自信がないの、お願い」
ソンヨル 「…あ、大丈夫?」
スヨン  「うん、ゆっくり歩くけどね…傘が当たらないようにいこう」
ソンヨル 「…わかった、あ、かばん持つよ」
スヨン  「ん、ありがと」

(ふたりは時々、短くしゃべりながらゆっくり歩く)

スヨンのマンションのエレベーターホール

スヨン  「ごめん、ここでちょっと待っててね」
ソンヨル 「うん」

スヨン  「(戻ってきて)お待たせ、降りようね」
ソンヨル 「いいのに、大丈夫?」

エレベーターの中
スヨン  「うん、そのくらい大丈夫、あのね、…はい(紙袋を手渡す)」
ソンヨル 「?」
スヨン  「タクシー呼んだから、気をつけて帰ってね、これ、バスタオルとチョコ、それからタクシー代」
ソンヨル 「あ」

マンションのエントランス

スヨン  「…来たかな、ありがとうソンヨル、行きなさい」
ソンヨル 「うん…、あ!」
スヨン  「ん?」
ソンヨル 「…えっと、風邪、重くしちゃダメだよ」
スヨン  「うん、あなたこそ風邪ひかないで、…おやすみなさい」
ソンヨル 「ん…おやすみなさい」

車内

ソンヨル 「(紙袋の中を見て)あ!マーブルチョコだ…もう…スヨン姉ちゃんたら(苦笑いする)」