久しぶりのブログです。
今日のテーマは「出会いと別れ」ですが、病気とは関係ありません。

mamは、病気になる前、講師の仕事をしていました。
主に、就職対策、ビジネスマナー、コミュニケーション、等を専門としていました。
講師の仕事の空き時間には、知人に頼まれて、企業で一般事務職の仕事もしていました。

充実した毎日を過ごしていましたが、4年前乳がんの告知を受け、即治療が始まりました。
4年前の1月8日から始まった、ウイークリーパクリタキセルとFECの化学療法は、
想像を超え、体にキツイものでした。
講師の仕事は大好きでしたが、人前に立って話す仕事は、体力に自信が持てず、
正直「無理だなぁ」と実感し、27年間してきた講師の仕事からは退きました。
一般事務の仕事は、体力の面では優しい仕事だったので、今現在も継続することが出来ています。

「出会いと別れ」は、今の会社でのお話です。
この会社は製造業の会社で、mamにとっては初めての業界でした。
当初、社員の方々の話す内容は、宇宙人の会話と思えるくらいにチンプンカンプンの連続でした。
工業系で、仕事では数学、物理が一番必要とされる業界です。
何も知らないmamに、沢山の専門的なことを教えて下さったのが、
製造部の要でいらっしゃる部長でした。
その部長が、今月で定年退職なさいます。
初めは、とても厳しく、怖い印象がありました。
でも、こちらが質問をすると、丁寧に教えて下さる、度量の広い部長です。
定年退職が決まってから、部長からご挨拶のお電話がありました。
お電話で部長が「mamさんは、いつの間にかいなくてはならない存在になりました」と、
言って下さり、部長からmamへの最後のお言葉だと思うと、感謝の涙が出てきました。

部長とこのような人間関係が築けたことを、今は心から「良い出会いだった」と
感じています。

知らない世界で、初めての人たちと出会い、経験、技量の違いがある中で、
一つの目標に向かって進んでいく。
その継続の中で発生する困難なことを乗り越え、次へと繋げていく。
「継続は力なり」の言葉通り、「継続すること」は、成長していく力の糧となる。

今までの人生で、「この方とご一緒に仕事が出来て本当に良かった!」と、
尊敬できる方々との出会いがありました。
mamの「尊敬のアルバム」が、また1ページ増えました。

日々の時間をどのように過ごすかで、人生の織柄が決まると言われています。
短い期間でしたが、素敵な錦の織柄を有り難うございました。

やっぱり人に会うって素晴らしい!

~部長に心からの感謝を申し上げます~