今日は、何日ぶりの雨であったろうか ・・・
* * *
北原白秋の 「城ヶ島の雨」 の冒頭に
雨はふるふる、城ヶ島の磯に、
利休鼠の雨がふる。
とある。
「利休鼠」 とはどんな ネズミ だろうか?
調べてみると、色の一種で、生き物のネズミのことではなかった。
江戸の粋な人たちが好んだ色が茶色と鼠色。
その茶色の方は 「利休色」 と呼ばれ、「緑みのある茶色」 である。
そして 「緑みを帯びた鼠色」 の方は 「利休鼠」 と呼ばれたのだという。
→ http://washimo-web.jp/Report/Mag-Rikyunezu.htm
* ネットでみると利休鼠は [リキュウネズミ] と読まれている場合が多いし、YouTube で藤山一郎や美空ひばり、倍賞千恵子や田川寿美たちもそのように歌っている。ただ、なぜか Wikipedia [利休鼠] には 「りきゅうねずみと読むのは誤り」 と断定している。その根拠が分からないが、たとえば ワーロン 日本の色シリーズ No.132 には 「利休鼠(りきゅうねず)」 とあった。
* * *
雨は真珠か、夜明けの霧か、
それともわたしの忍び泣き。
--- 北原白秋の 「城ヶ島の雨」 より
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北原白秋の 「城ヶ島の雨」 の冒頭に
雨はふるふる、城ヶ島の磯に、
利休鼠の雨がふる。
とある。
「利休鼠」 とはどんな ネズミ だろうか?
調べてみると、色の一種で、生き物のネズミのことではなかった。
江戸の粋な人たちが好んだ色が茶色と鼠色。
その茶色の方は 「利休色」 と呼ばれ、「緑みのある茶色」 である。
そして 「緑みを帯びた鼠色」 の方は 「利休鼠」 と呼ばれたのだという。
→ http://washimo-web.jp/Report/Mag-Rikyunezu.htm
* ネットでみると利休鼠は [リキュウネズミ] と読まれている場合が多いし、YouTube で藤山一郎や美空ひばり、倍賞千恵子や田川寿美たちもそのように歌っている。ただ、なぜか Wikipedia [利休鼠] には 「りきゅうねずみと読むのは誤り」 と断定している。その根拠が分からないが、たとえば ワーロン 日本の色シリーズ No.132 には 「利休鼠(りきゅうねず)」 とあった。
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雨は真珠か、夜明けの霧か、
それともわたしの忍び泣き。
--- 北原白秋の 「城ヶ島の雨」 より