毎年10月も半ばを過ぎるとこんなビジュアルが目についてそわそわしてしまいます。

ちなみにこれは大阪地下鉄の梅田駅で撮りました♪

ということで今年も行ってきましたよー、正倉院展。


***


こんにちは。渡辺真里子です。

いつの頃からか毎年見に行くようになりまして、最近では涼しくなって来ると自動的にそわそわ(笑)するようになりました。

改めて過去記事の方も見てみたら、正倉院展がらみの記事がこれだけありました。

↓↓↓

1300年前の薬(2010年)

今年も正倉院展に行ってきた|(2012年)

正倉院展、行ってきました。(2014年)

「正倉院展」行ってきました。(2015年)

(…なぜブログは2年に1回ペースなんだろう?毎年行ってるのに)


今回は一昨日3日に行ってきました。

この日は祝日なので20時まで開館。
(通常は18時まで。金・土・日・祝日は20時まで。)


ちょっと用を済ませてから現地に行ったので、入場するときはすでに真っ暗でした。





遅めの時間なのに、結構な人出ですよねー。


過去記事にも書いていますが、私が毎年通っているのは毎回何かしらお薬関係の出陳品(正倉院展では展示品のことをこういいます)があるから。

これまでにも、生薬そのもの(蘭奢待など)や薬の目録(種々薬帳)などをみてきました。

この展覧会のおもしろいところは、正倉院の宝物が出陳されているんですけれど、その内容は毎年変わるんです。

そして一度出陳されたものが次に見られるのは最短で10年後なんだとか。

なので、お薬関係のものがどのぐらい見られるのかはその年毎に違います。

一応、サイト上で事前にその年の出陳品リストが公開されているので見ていたんですが、それっぽいものがないし今年は外したかなーと思っていたんです。


が!

ワタクシ、大変甘うございました。

今年もちゃんとありました、お薬!(嬉)


ひとつはミツバチの巣から作った臈蜜(ろうみつ)。

ミツバチの巣を加熱して固めたもの、なのだそうです。

今はあまり聞かないのですが、当時は下痢止めに使っていたのだとか。

薬以外にはろうけつ染のろうとしても使われてたそうで、今年のメインビジュアルのひとつ「羊木臈纈屏風(ひつじきろうけちのびょうぶ)」の近くに展示されていました。

↓これね。



余談ですが、この「羊木臈纈屏風」は今回私がとても見たかったもののひとつ。

その名の通り、ろうけつ染で染め出したものです。

その柄の作り方なんですが、型染めと手書きが組み合わされているんだそう。

ろうけつ染って手書きだけだと思ってたからちょっと意外でした。


それから、お薬関係のもうひとつが犀角(さいかく)。

サイの角のことです。

今回は盃として使われた「犀角杯(さいかくのつき)」が出陳されています。

2012年にも同じ名前のものが出ていたようですが、

今回は形が違って、サイの角そのものの形を残した円すい形のものでした。

ちなみに犀角というのは優れた解熱作用を持つのですが、今じゃワシントン条約によって取引禁止されてる超貴重品。

だから、実物が見られるのは貴重な機会なのです。

美しい飴色の盃でした。


ということで、超私見的なレポートになってますが(笑)

全体のテーマ的なことを言うと、今回は聖武天皇のお身の回りを彩ったご遺愛の宝物が多かった印象です。

「玉尺八(ぎょくのしゃくはち)」という大理石製の尺八なんか、なかなかおもしろいかも。


ということで、お薬関係興味ある方は一見の価値ありですし、そうでない方にもおもしろい内容だと思います。

会期は13日までですので、この機会にぜひどうぞ。


またもや余談、今回も記念グッズの手ぬぐいGETしました(^^)





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