昨日の定休日に、
娘の通う小学校で食育講座をして参りました。
「だしを味わおう」
という小学生にはかなり渋い内容の講座でしたので、参加者が集まるのだろうかと不安でしたが予想していたよりたくさんの子どもたちが申し込みをしてくれました。
というところからスタートです。
匂いや硬さ、直接食べて感想を聞きました。
節の状態の鰹節は、初めて見る子がほとんどでした。「世界一固い食べ物です!」と紹介するとみな驚いていました。
「木みたい!」
「いい匂いがする。」
煮干しは
「生臭い…」
「しょっぱい」
「おいしい!」
昆布は
「食べたらぬるぬるしてきたー」
「クリアファイルみたいなにおいがしました。」
「ぬるいからどれもおいしくない!」
などなど。
とても貴重な感想が聞けました。
さて、どれが鰹のだしかな?
昆布のだしは少し難しかったようです。
が、他の鰹、煮干し、椎茸がわかりやすかったようでほぼみんな正解でした。
おまけでだしとだしを混ぜて組み合わせる実験も。
だしの相乗効果を感じてもらいました。
最後は味噌汁の飲み比べ。
お湯で溶いただけの味噌汁と
鰹と昆布で引いただしを使った味噌汁。
だしという物の重要性を感じてもらいました。
最後に出てきた味噌汁にはみんな
「においが全然違うーー!」
「いいにおい」
「おいしい!」
とニコニコ。
こちらも最後にホッとしました。
お菓子もジュースもハンバーガーも子どもたちのお小遣いで買えてしまう環境です。
私たち大人も時間に追われて何となく食事をしてしまうこともあるけれど、ただただ食べるだけでなく、味わいながら楽しみながら食事をしたいですね。
子どもたちにどれだけ伝わったかは
わかりませんが、私たちにとってとてもいい刺激になったことだけは確かです。