ポルシェミュージアム① TAG Turbo PO1 V6

　ツイッターでもちょっとしたクイズとして出しましたTAGTurboエンジンです。古くからのF1ファンにとっては簡単なクイズでしたね。

　TAG（Techniques d'Avant Garde）はマンスール・オジェが率いるルクセンブルクの投資会社なのですが、マクラーレンのスポンサーとなりマクラーレンがターボエンジンを手に入れるためにTAGがポルシェに資金提供し、TAGエンジンとして開発をさせたのがこのエンジンになります。「TAGポルシェエンジン」と通称では呼ばれていますが、ポルシェはこのエンジンの開発のために１マルクも出資していませんので公式にはポルシェって名前は入っていません。
　でも、申し訳ない程度に「made by PORSCHE」と書かれています。

　現在のF1で採用されている大タービンのシングルターボではなく小タービンのツインターボエンジンです。

　このエンジンは１９８５年仕様です。１９８４年にニキ・ラウダにより初のチャンピオン、１９８５～１９８６年にアラン・プロストがチャンピオンシップ２連覇を飾ります。
　そして１９８４～１９８５年にコンストラクターズチャンピオンを獲得しますが、その後はホンダの活躍により１９８７年までで撤退となってしまいます。そして１９８８年よりマクラーレン・ホンダが誕生します。