前回までの「聖地マラネロの歩き方」で日本でのことを書きましたが、今回からイタリアでの実際を書いていきたいと思います。

 今回、僕はミラノからモデナにアクセスしましたが、フィレンツェやボローニャからでも同様と考えていただいていいと思います。

 ミラノ中央駅(Milano Centrale)までは地下鉄もしくはタクシーなどで移動します。
 日本の鉄道と違って改札がありません。駅に入って案内板で乗る列車が何番線に来るか確認してそのホームに向かいます。何番線かは毎日変わるみたいなので必ず案内板で確認してください。



 FRECCIABIANCAが停まっているホームに向かいます。改札がないので列車に乗らない人でもホームまで入れてしまいます。法外な値段を要求するポーターなんかもいますので気をつけてください。




 列車が発車してミラノ近郊を抜けると写真のような田園風景が広がっています。ポー川流域の豊かな穀倉地帯です。ケッペンの気候区分では日本と同じ温暖湿潤気候なので米の栽培も行われています。ミラノのリゾットは有名ですものね。

 

 走行している間に車内検札に車掌さんが回ってきます。予約の際に送られてきたメールを見せればOKです。




 F1でブラバムやニキ・ラウダの個人スポンサーをしていたパルマラットの発祥地であるパルマを途中通ります。かつてF1ドライバーをしていて現在は家業を継いでいるパオロ・バリラの実家であるバリラ社の工場の横を通ったりします。バリラ社も確かパルマに本社があったと思います。



 ここまででちょっと遅れいるなと感じていましたが、列車の案内板を見ていると20分ほど遅れていました。特に事故などなくです。イタリアの鉄道ってこんなものと思ってもらっていいと思います。

 ミラノから向かう場合、モデナの前の駅は「Reggio Emilia」って駅です。FRECCIABIANCAはイタリア語のみのアナウンスで英語はないので、覚えておくとよいと思います。



 
 結局30分遅れでモデナ駅に到着しました。



 線路を渡った側に駅舎があります。線路の下に地下道があるのでそれを通って出口を目指します。

 ここは英語表記も一緒に書いていますが、「Uscita」と言うのが出口のことです。この単語は覚えておいて損はありません。結構イタリア語表記のみのところがあります。

 モデナ駅の駅舎です。向かって右側にマクドナルドがあります。



 Museo FerrariやMuseo Casa Enzo Ferrariに向かうシャトルバスは4番バス乗り場より発車します。



 シャトルバスの時刻表です。シャトルバスを予約するときにもみれます。




 僕たちが行くときはこんなわかりやすいバスが来ましたが、黒色のマイクロバスが来ることもあるみたいです。



 まず、エンツォ生家博物館に行くつもりをしていましたが、ドライバーさんが悪いこと言わないから先にマラネロへ行った方がよいよとのことでしたので、マラネロに向かいます。後でその方がよいことがわかりました。
 マラネロに向かうバスの中から、「Maranello」「Fiorano」の案内表示があり、興奮してきたのを思い出します。