こんにちは。
 
大阪の心理カウンセラー、サワザキマキです。
 
子宮筋腫の手術を「手術を受けると決めるまで」の続きです。(前はこちら
 
腹腔鏡手術で有名な病院でも、「この大きさでは開腹手術じゃないと無理ですね」と言われた私。
開腹手術となると、近所の総合病院で、デリカシーのない医師の手術になってしまう。
そんな人に、私の身体にメスを入れさせるなんて、絶対にイヤだ!
だけど、ほかに、どの病院に行ったらいいかわからない。
また、同じ思いをするだけかもしれないし。。。
近所の総合病院の対応が悪かったから、よけいにそう思います。
 
そこで、通っていた大学院の健康相談室に相談に行くことにしました。
というか、とにかく、この心境を誰かに聞いてほしかった。
 
7月末。
夏の暑い中、健康相談室へ突撃。
お医者さんに話を聞いてもらうには事前の予約がいったようで、
困っていたら、看護師さんが個別に話を聞いてくださることに。
そこで、私の思いのたけを話しました。
 
子宮筋腫があるのは数年前からわかっていたけど、
まさか、開腹手術をするしかないくらい、こんなに大きくなるなんて。
手術するなら筋腫だけ取ってほしいのに、
近所の総合病院では、いつの間にか子宮をとる話になってしまった。
私は、この年でも、まだ、子供がほしいのに。
 
と話していると、だんだん、心の中の思いが出てきました。
 
この年まで、仕事ばかりしてきて、結婚も子育てもせずにきてしまった。
これから結婚も妊娠も、のぞみとしては持っているけど、妊娠は年齢的には難しい年齢かもしれない。
今、その現実に直面。
なんで、無理や我慢しながら仕事して、体を大事にしてこなかったんだろう。
 
話してると、涙が出てきました。
 
看護師さんは、そっとティッシュを持ってきてくれて、
身の上を話してくださいました。
「私も手術したことがあって。
子宮内膜症と子宮筋腫を持っていて。
こどももいるし、もう妊娠はいいから、と思って、そういう手術を受けることに。
病院をいろいろ調べて、『一泊二日で帰れる』ところがあったの。
仕事をしてたから、できるだけ早く帰れるようにと思って、そこの病院で手術を受けたのね。
そしたら、手術がうまくいかなくて、手術中に緊急でここの近くで一番大きいD病院に運ばれて手術を受けなおしたの。
今はもう大丈夫だけどね。
 
入院中、私は一応、医療のプロなのに、なんで、こんなことになったんだろう。
一泊二日で帰れる、とか、なんで自分のことなのに、軽く考えていたんだろう。
そんな理由で手術を受けることを決めちゃだめだな、と思ったわ。」
と。
その話を聞いて、ますます涙が出てきました。
 
そして、
「最初に行った総合病院の先生みたいな先生ばかりじゃないからね。
ちゃんと、話をきいてくれて、説明してくれる先生は絶対いるからね。
自分が納得できる先生に手術を受けた方がいいよ。」
と言ってくれました。
さらに、
「D病院、とっても対応が良い病院だったよ。
今でも定期検診を受けてるよ。」
 
私は、その看護師さんが手術を受けたD病院に行ってみることを決意しました。
 
D病院に行くには、紹介状が必要です。
最初のクリニックに行きました。
近所の総合病院の医師が、デリカシーのないことをいったりして、不快な思いをしたこと、
そんな人から手術を受けたくないことを伝えると、
「それは、つらいわねえ。」とおっしゃいました。
そして、D病院への紹介状をもらい、次の週、D病院に行くことになりました。
 
【続く】