奥田英朗の「フレンズ」 | 週刊まきうさぎ・ブログ版

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日常生活の中で、見たり感じたりしたことが独自の視線でおもしろおかしく書かれています。


週刊まきうさぎ・ブログ版-インザプール1 「ララピポ」などが映画化され、「空中ブランコ」で直木賞本をとった

奥田英朗の「インザプール本(←過去記事)


その中にも携帯依存の高校生が主人公の話がある。

あまりに携帯ケータイ2ばかりいじって、携帯を取り上げると手が震える雄太。

そんな雄太を見て、おかしいと思って精神科に行かせる両親両親

受診したのは伊良部総合病院病院の地下にある怪しげな精神科。

そこにはとんでもない精神科医、伊良部一郎が待ち受けていた汗

肥満体でニヤニヤ笑い、マザコンで注射フェチ注射である



週刊まきうさぎ・ブログ版-インザプール4

携帯中毒ケータイ2の高校生の雄太の話を聞いて

携帯電話ケータイ2を持っていない伊良部は、雄太から携帯を借りて

物珍しげにあれこれボタンを押すボタン

挙句は「110番、してみようかはてなマーク」などと言い出す顔に縦線2

翌日には携帯電話ケータイ2を山のように買って来て、

雄太と無理やりメル友手紙になってしまい、

どうでもいいメール手紙ばかり大量に送ってくる。てん

人から良く思われたい、仲間外れになりたくない、いつも誰かと絡んでいたいためいきという思いから

バイト代をつぎ込んで新しいCDCDを買っては友達に自慢半分に貸してやったり、

表面的な友達を集めては安心している姿は、読んでいて痛々しいほどの滑稽さがあるがっかり

常に携帯ケータイ2を手放さず、スケジュール帳カレンダ-が白いと不安になって仕方がない、

必死に携帯ケータイ2にすがっている雄太に、看護師のマユミは携帯ケータイなんか持ってないと言う。

挙句、伊良部には「携帯ケータイ2捨てたらはてなマーク連絡取れなくても死ぬわけじゃない」と軽く言われる。


そんなこととても雄太には考えられないあ゛ぁ゛っ しかしこの時点ですでに雄太は、

自分が過度に携帯ケータイ2に依存しているということを、自分で認識できていないシクシク


最後はなんとなく、何かが解決したわけでもないのに、ホッとさせられる結末だがにゃ


携帯ケータイの電波が届かないことが不安で、たった30分も圏外圏外になるところにはいられない

地下街は歩けないNGなんて話を聞いて、びっくりしたことがあるけれど、理由は圏外でいる間に

友達同士が自分を置いてどこかに行って楽しんで、仲間外れになるのではないかはてなマークという

なんだか呆れるくらい幼稚な理由だったのに、さらにびっくりした顔に縦線あせる


そんなことで壊れる友情ってなんなんだろうかはてなマークそもそもそれは本当に友情なのか焦る

そんなことを考えさせられる短編小説だった本

地下に3時間いた後、地上でメール&着歴なかったらどう思う? ブログネタ:地下に3時間いた後、地上でメール&着歴なかったらどう思う? 参加中


携帯ケータイは今や電話としてだけでなく、手紙、テレビ、デジカメ、ミュージックプレイヤー音譜

スケジュール帳、電話帳などにもなっているから、私もなくしたら大変だビックリ


でもメールが来ても放置しておくこともあるし、運転中車には無視するしかない汗

来たメールに即座に返事するかどうかも、とっても気まぐれである顔に縦線 ゆえに

相手がすぐに返信して来なくても、それで不安になることもないにゃ

もちろん急いでる時や緊急時は別だけれどびゅーん


だから3時間地下にいて、地上に出てすぐに携帯ケータイをチェックさえしない私にとって、

そんなことはなんとも思わないし、むしろ何事もなくてよかった*・∀・*という感じである。


どんなに便利な道具であってもそれを使うのは私達人間であるポイント

道具は道具であって、上手に使ってこそのものケータイ2であり、

その道具に振り回されるのは本末転倒ではないかはてなマークという気がする。