David Bowieと私★
一昨日、突然飛び込んできた悲報。
David Bowie has gone.
僕の中で最初の洋楽のヒーロー、
そして今でも問答無用に好きなアーティストが亡くなりました。
久々のブログで、あまり楽しい話題ではなくて申し訳ありません。
ましてや、P-FUNKの時のように一緒の写真なぞあるはずもなく、
ひたすら私的なお話となります。
David Bowieと私★
…正確には
”私にとってのDB”
か。
今回はその出会いなどをざっと書いて、
次回はどこが魅力的だったかを書きたいと思います★
中学2年、それまで全く興味の無かった音楽(洋楽)に目覚めた僕は
いろんなアーティストを聞いていきました。
DURANDURANが自分で買った最初のCDでしたが、
そのルーツ的に名前が出てきたのが彼の名前でした。
David Bowie
名前がもう、かっこよかったw
今思い出したけど、ホンマにこの名前がまず好きになった。
曲聞いたことも写真も見たことなかったのにw
で、実際写真見たらびっくりする位かっこええし★
でもね、僕が知ったのは
アルバム『Never let me down』(1987)
の言わば下降期。
正直、このアルバムは”Grass Spider”くらいしかぴんと来なかった^^;
しかし、同時期に運よく手に入れたのが当時1,000円で売られていた
廉価盤のコンピベスト★
変なCDで、選曲もいいし”Heroes”はフルバージョン、
”Space Oddity”に至っては、未だBOXセットの『Sound+Vision』(1989)
でしか聞いたことないデモバージョンが入っていましたw
そこで初めて聞いた
”Heroes”
”Starman”
”Ziggy Stardust”
がホンマに衝撃的で
「コレか!!」と★
折しもご本人はTin Machineのバンド活動でリハビリ
(個人的には好きなんですけどね)中でしたが
なぜか突然ソロで”Sound+Visionツアー”(1990)始めたりね。
東京ドームのライブ、録画して何回も観たなぁ★
この時期、EMIから過去作品の再発がはじまりましたね★
”70'sのBowieのアルバムはやばい”と文字情報だけは入ってきてて、
とにかく飢えてたので嬉しかったです★
なんかね、3枚づつ位再発されて、応募券送ったらテレカ(!)
もらえたんですけど、全3種類持ってますよ、ええw
考えたら、”Sound+Visionツアー”は再発の販促以外の何物でもないですが、
「これ以降、もう過去の曲はやらない。」
とか、またかっこ良かったんですよ★
まぁそんなわけ無く、その後のツアーでも何の屈託もなく昔の曲やって
みんなコケてましたけどね、このツアー当時はマジやったと思いますw
とまぁ、周りで誰も聞いてないBowieを一人で掘り続けてたんですが、
この時期はやっぱり”昔すごかった人”のイメージ^^;
まぁ『Tin Machine Ⅱ』(1991)のツアーで初めて生のBowieを観て、しびれまくってましたけどねw
とにかく、『Let's Dance』(1983)以降の10年はポップスターごっこになじめず、
自身のクリエイティビティを取り戻すのにホンマに必要な期間だったんでしょう。
(のちに自分でも公言してました。)
ホンマに凄みを感じたのは実はここから★
僕が大学生の時にでたアルバム
『Black Tie White Noise』(1993)
は、”Bowie is back!”
と大々的に受け入れられ、僕も大いに刺激を受けました★
そしてこれ以降は、いろんな要素取り入れつつ、Bowieらしい冒険を最後まで貫いてくれました★
ライブもね、
『Outside』(1995)ツアーと『Reality』(2003)ツアー行きました★
前者は仕事で30分ほど遅れて行って半泣きでした^^;
この時は過去の曲のアレンジも攻めてる感じで
実験的な要素の強い『Outside』の世界観に合っていましたね★
先に触れた”Sound+Visionツアー”で、”もうやらない”
と言っていたのも影響していたのかどうかはわかりませんがw
そしてこの時期はTin Machineのギタリストでもあった
Reeves Gabrelsの影響が大きかった。
打って変わって『Reality』ツアーは昔の曲もオリジナルに忠実で
リラックスしたライブ★
どちらも文句なしにかっこよかったです★
今回の訃報を聞いたとき、『Reality』ツアーの後半で
心臓発作で倒れたことが頭をよぎりましたが
まさか癌だったとは・・・。
前作『THE NEXT DAY』(2013)はそこから10年のブランクからの復活、
しかもまったく告知なしからのアルバム発売という
センセーショナルな復活でしたが、感動的な内容でした★
そして今年最新作『★』を69歳の誕生日1/8に発売直後の1/10、
正に一つの時代が幕を閉じました。
このタイミングも神がかってますよね。
(ご他聞に漏れず、このタイミングの良さ、色々ホンマか仕掛けか
噂も立ってますがこれも含めて彼らしいw)
病気と闘いながら、Jazzのミュージシャンを起用しての実験的アルバムの作成、
PVの撮影、オフブロードウェイミュージカルの制作・・・
ホンマに最後まですごい方でした★
心よりご冥福をお祈りします。
R.I.P. David “Starman” Bowie