今朝はこのニュースで大騒ぎですね。
2010.11.5 08:19産経新聞 尖閣ビデオ流出か ネット動画サイトに投稿 映像6本で約44分「本物と思う」と海保幹部 内部が関与?
沖縄・尖閣諸島沖の中国漁船衝突事件で、海上保安庁が衝突時に撮影したとみられるビデオ映像がインターネットの動画投稿サイト「YouTube(ユーチューブ)」に投稿されていたことが分かった。
海保は詳しい確認を急いでいるが、映像を見た海保関係者は「恐らく本物だ」と証言。
内部流出した可能性が高いとみられる。
このニュースは共同通信が配信した速報がきっかけのように言われています。
2010/11/05 01:18共同通信 中国漁船衝突事件のビデオがネット配信か
中国漁船衝突事件を撮影したビデオとみられる映像がネット上に配信されていることが分かった。
これが最初の速報の全文です。
共同通信が速報を配信するまでの30分前から、ワタクシは、Twitterによってものすごいスピードで伝わっていくさまを目の当たりにしました。
既存メディアじゃないヒトがネットによっていち早くニュースを知ることができ、Twitterをメディアが追いかけるという、普通ではありえないことが起こってしまいました。
ネットによる情報スピードの速さ に興奮しましたね。
実際にYouTubeにアップされたのは22:00頃と伝わっていますね。
ワタクシが知る限りTwitterで最初に投稿されたのが00:20でした。
20分後にワタクシがフォローしているヒトがReTweet(再投稿)されたのをワタクシは見たことになります。
リツイート(ReTweet/RT)とは
retweet の略で、Aさんが発言した面白い情報を、文頭に「RTという文字」と「@Aさん」を入れて再投稿すること。ブログやSNSの日記で他の人の記事を引用して紹介することに近い。Aさんからすれば自分の発言が誰にRTされた=面白がってもらえたかがわかるので、その発言を軸に人とつながることができる。 Twitter用語集からのコピペ
11/5 0:41 toyokawah
これは…RT @seiichimizuno: ついに尖閣ビデオ流出か?明らかに故意の衝突。酷い! http://bit.ly/c12KKV
このLinkは例の動画がアップされているYouTubeのURLです。
toyokawahサンは元新聞記者の方です。
この情報を発信したseiichimizunoサンとは、元西武百貨店社長で元参議院議員、新党さきがけの政調会長をされた水野誠一サンです。
水野サンは0:20頃にTweetしています。
ワタクシは水野サンにいったいどこからこの情報を得たのかTwitter上で聞いてみたのですけど、ザンネンながら返信はまだありません^^;
そして、1:11に水道橋博士がこのことをReTweetして、イッキに広まったと思われます。
彼はTwitter界?では超有名人で、彼のつぶやきをフォローしているヒトは14万人(!)近くに上っています。
11/5 1:11 s_hakase
RT @Miroku21: @s_hakase 尖閣諸島の漁船衝突事件の問題のビデオがyoutubeにあがってます!どうやらホンモノの様ですね http://www.youtube.com/watch?v=q3JYT0G94-E&feature=mfu_in_or ...
この6分後にニュース速報がネット上で配信され、Time Lineは朝まで大騒ぎ状態になりました。
タイムライン(Time Line)とは
Twitterにおけるタイムラインとは、複数のツイートが時系列にならぶログ全体を指す。ホーム画面に表示されるタイムラインはあなたがフォローしているユーザーのツイートで構成されるタイムラインと言える。また、あなたが作成したリストで特定のユーザーのツイートに絞られたものも、そのリストにおけるタイムラインと言える。
ワタクシは今127人のつぶやきをフォローしています。
その中には浜崎あゆみサンとか^^;、さっきの水道橋博士とかいった芸能人系も何人かいますが、フリージャーナリストの方も何人もいます。
彼らは既存メディアと違った目線で世の中のことを教えてくれるからです。
今回は深夜だったこともあって、いつもは早耳なフリージャーナリストも遅れをとりました。
政治家でもないメディアでもない人たちが先行していたのです。
流出ビデオがYouTubeだったというのも象徴的ですね。
このビデオは11/5の8:00頃にYouTube上から削除されるまでの間、「ダダもれ」状態だったワケですもんね。
YouTubeでは6つの画像ファイルに分割されていましたけど、ニコニコ動画では、それらが一緒になった動画が今でもアップされていますし。
Twitter上では仮にTV局にこのビデオを持ち込んでも、そのまま握りつぶされていたかもしれないことが指摘されています。
それがネットではそのままストレートでnakedな情報を、我々のよーな一般ピープルでも見ることができてしまうのですね。
これは既存メディアや政府による情報操作の限界を示しているのかもしれません。
これからはパンピーでもジブンでネットで情報をgetして、ジブンでその情報の価値を考えていく時代なのかもしれません。
ジブンで判断できるような知識と教養を身につけていかなければいけない時代なのかもしれませんね。
もう情報操作はできない時代になってしまっているのです。
政府やメディアは、早くこのことを知るべきなのでしょう。