(続き)
たくさん遊んだあっくんは、すごく楽しかったみたいで「お姉ちゃん、ボクに何かあるのー?」と聞いてくれたので、お話することにしました。
(ただ今回いつもと違うのは、私がアニコミの先生に頂いた質問例の資料からではなく、御依頼者様からの御質問で「聞けたら聞いてみてらほしいの」と、お願いされてたので、まだ私にそんな自信はなかったのですが、内容を聞いて挑戦させてもらうことにしました。)
一つはクーパーくんのことです。
「あっくん…クーパーくんのことなんだけど…」と、遠慮がちに言うと「え、クーパー?!Σ(`・ω・Ⅲ)」と、また引き攣ったお顔になっていました💦
「う、うん。あのね、お姉ちゃんがね、いつもクーパーがワガママでごめんねって。あっくんに我慢ばかりさせてるよね、って伝えてほしいって言われたの」と伝えると、あっくんは「そっか…」と、ちょっとしょんぼりしてました。
「あっくんはクーパーくんのこと、どう思ってるの?」と聞いてみると「……ボク、お兄ちゃんもお姉ちゃんも大好きだよ!でもクーパーは……嫌いではないし、兄弟みたいに思う時もあるけど、あいつボクのことをバカにするんだ!ボクだって一生懸命、生きてるのに…」と、やっぱりクーパーくんに笑われたりバカにされることが、あっくんは悲しいみたいですね。
「そっか…あっくんはオットリでマイペースだけど、クーパーくんはリラックスしてる時と、テンション上がって、はしゃいじゃう時の差があるから、そのはしゃいでる時に言っちゃうんだろうね…でもバカにはしないでほしいよね…」
なるべく、あっくんの言ってくれたことに共感したかったので、こういう言葉の返しをしたんですが「でしょ?!でもお兄ちゃんとお姉ちゃんの家族だから、ボクにとってもクーパーは家族なんだ」と、穏やかな顔に戻りました。
クーパーくんも、わざとバカにしてるわけじゃないと思うし、ただテンションが上がっちゃうと、つい言ってしまうのかもしれないですね、悪気はなくとも。
クーパーくんにあっくんのことを聞いたことがないので実際は分からないですが、あっくんのことが大好きだからイジっちゃうのかなぁ、とも思ったり…。
「あっくん、優しいね。これからもクーパーくんと仲良くね!」と言うと「それは嫌だけど、ボクだってやる時はやるんだぞ!」と、私にムキ顔を見せた後に笑いました。(もちろん冗談で〝嫌〟というような感じでしたよ♪)
クーパーくんの前でも、皆の前でもムキ顔なんてしたことないと思いますが、あっくんは基本大人なんだろうなぁ〜と、とても素敵な男の子に見えました。
バカにされるのは悲しいけど、大切な家族と思っているので、きっとクーパーくんとあっくんだから、うまくやっているのかなと思いました。
そして二つ目は、お空に帰ったアッシュくんのことです。
「あっくん、アッシュくんがお空に帰ったのは知ってる…?」と、聞いてみました。
「……分かるよ。アッシュ兄ちゃんは、すごく優しかったよ。大好きだった」と穏やかなあっくんが更に優しいお顔になって話してくれました。
「アッシュくんとは、どんな関係だったの?」と聞くと「アッシュ兄ちゃん……ボクのことをちゃんと見てくれるお兄ちゃんだったよ」と。
そう言いながら私に伝えてきたのは、あっくんをあっくんとしてアッシュくんは見てくれていたみたいですね。
クーパーはバカにするけど、アッシュ兄ちゃんはそんなんじゃない、ちゃんとボク自身を個人として見てくれる……というような感じでした。
アッシュくんがそういう子だったから、余計にバカにするクーパーくんが考えられないのかもしれないですね。
すると、あっくんから私に話しかけてくれました。
「makiさんは、お兄ちゃんお姉ちゃんにボクからの言葉も伝えてくれるんだよね?」と。
「うん、そうだよ♪何か言いたい事ある?」と聞くと「アッシュ兄ちゃん、たまに様子見に来てるんだよ。それで〝いいなぁ、ボクも混ざりたいなぁ〟って言ってるの。〝でもそれはもうできないから、お前らが笑顔にしてやるんだぞ!〟って。だからボクとクーパーは、それを守ってるんだ。お姉ちゃんはたまにアッシュ兄ちゃんを思って泣いてるみたいだから、もっとボクらが頑張らなきゃね!」
そう言っていました。
「あっくん……お姉ちゃん、それ聞いたら喜ぶと思うよ。きっと次に会ったらギュッてされると思う!」と言ったら「えっ…それは…優しくお願いします…」と(笑)
なので、抱きしめる際は〝優しく〟お願いします♡
「あとね、お姉ちゃんがお父さんとお母さんのことよろしくねって言ってたよ」と伝えたら「そんなのもちろんだよー!ボクこそ、よろしくお願いしますだよ!こんなボクを愛してくれてありがとう。ボクは世界一、お父さんとお母さんが大好きだよ!だからもっと、りんごちょうだい!」と(笑)
「え、あっくん?!だからりんごちょうだいって!!」と、ビックリしていたら「あはは、冗談だよ!makiさん泣いちゃったから笑わせようと思って!」と、あっくんは本当に優しくて…。
つづく…