サイダーの空 | Colorful!

サイダーの空

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木曜の夕方、「今夜は予測不能の大規模停電が起こるかもしれないので早く帰りましょう」と
会社から急きょ、帰宅命令が。
ということで16:00に会社を出て17:00過ぎに家に着いたのだけれど、その日は自宅が
19:00まで計画停電。
せっかく時間も早いし外で写真でも撮ってみようかな、と近所をうろうろしてみた。

普段、平日にはなかなか見ることのない、17:30頃の近所の空。
後から青と緑を少し足して、サイダーみたいな色にしてみました(*^ ^*)


留学時代のルーマニア人の友人(アムステルダム在住)から、昨日
「アムステルダムにはあいてるアパートもあるから、家族としばらくこっちに来たら?」
ってメールが来た。
他にも海外の友人たちからたくさんのメールが来て、みんなあたたかいお見舞いの言葉をくれて、
そのたびに「ありがたいなぁ」って思う。

イギリスの新聞が、「がんばれ日本、がんばれ東北」という応援メッセージを1面に、しかも
日本語で掲載してくれたとも聞いた。
http://mainichi.jp/select/world/news/20110314k0000m040087000c.html

海外からの応援は、本当にあたたかい。
海外で災害があったとき、自分はその国の友人に優しい言葉をかけたことがあったかな?
日本のメディアが海外の被災者に、これだけ力強い応援メッセージを送ったことがあったかな?
・・・考えさせられます。


電気の使い方にしろ、譲り合いの精神にしろ、家族との接し方にしろ、今回の震災が起こってから
初めて、これまでの自分の行いを振り返って反省している日本人ってかなり多いんじゃないかと
思う(もちろん、自分も含めて)。

今日本で起こっていることは間違いなく、悲しく受け入れがたい、とてもつらい出来事だ。
でも誤解を恐れずに言えば、これは同時に私たち日本人が失いかけていた「自信」や「尊厳」や
「絆」を取り戻す、大きなきっかけになりうる出来事でもあるんだと思う。

きっと後から振り返ったとき、この震災の前と後では、日本人の意識や価値観はかなり大きく
変わっているんだろうな。
家族や友人の大切さ。どんな状況でも周囲を思いやることの大切さ。
平和に日々を送れることは、決して当たり前のことではないんだということ。
そしてこれも誤解を恐れずに言えば、みんなで共通の痛みを分け合おうとし、共通の目的や
希望を持って進んで行こうとする、いわば連帯感のような感覚。

震災の前にはなかった、あるいは忘れていたこれらのことを、私たち日本人は今、痛いほど
実感している。
失ったものや悲しい出来事は数えきれないほど多くある。それは本当につらい事実。
でもその一方で、今 私たちが取り戻しつつある人間らしさや強さが、復興の原動力となって
くれる。日本が立ち直るための力になってくれる。そんな気がする。


なんだか熱く語ってしまいました・・・。
読んで下さった方、ありがとうございます。
みんなで一緒に引き続き、頑張っていきましょうp(^-^)q