本日はcuttersで編集作業。
前にアサヒスーパードライの「鮮度実感パック ファクトリー篇」を
編集した際にcuttersのエディターのライアンにお願いしたのですが今回で2度目。

普段は自分で編集をするのですが、上記の作品で初めてエディターと
一緒に作業をしました。自分でカットするのが一番良いと思っていましたが、
エディターが色々な引き出しを持っていて凄く良い作品に仕上がりました。

こうやって優れた能力を持っている人達と仕事が出来ると、
自分の集中すべき仕事の範囲が良い意味で狭くなっていくので
より精度の高いものが作れますね。

本来はそうあるべき事なんでしょうけど、やっぱり優れた能力を持つクルーを
見つけるのは非常に難しいです。こういう出逢いは大切にしないといけないですね。

cuttersはアメリカと日本にあって、エディターを何人も抱えています。
みんなバイリンガルで海外的思考の人達なので、物作りに対する対応力とか
発想力とかが全然違います。だからある程度任せても良い仕事をしてくれる。

今回は現場の撮影監督からもかなり色々な事を学ばせてもらった。
海外の有名アーティストのMV等も沢山撮っている撮影監督で、やっぱり彼も
引き出しの量が半端なくあった。そして良い映像があがってきた。

今までは自分自身で色んな細かい作業もしていて、
それの方が他人に任せるよりも良いものが作れていました。
ただ最近知り合うクルー達は、自分とはまた違った素晴らしいセンスを持っている人達が多くて
そのセンスを上手くディレクティングして物作りをすると、自分の色だけじゃない
エッセンスがそこに加わって、もっと輝く違った作品が生まれるんだという事を理解しました。

日本は高校野球のように4番でピッチャーみたいな人達がこのエンターテイメントの世界を
引っ張っているように感じます。1つのチームとして9人みんなが優れた能力を持っている、
個々のメンバーが指示は受けるけど自分で考えて良いものを作れる、というのが少ないと思います。

そこが進化していくと、もっともっと良い作品が生まれ易くなるでしょうね。

何だか色々と考えさせてくれる現場でした。
日々精進。頑張りましょう。