蠍座新月、父母への手紙 | ラトナの繋がる日記

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日々のことを、書きたいときに、感じたままに。

蠍座新月。

父母へ、手紙を書きました。

どんなに相反していても、

時間がかかったとしても、

きっときっと結んでいける。

なんとなくおもいたち、全文公開します。


お父さんお母さんへ。

体調はどうですか?

立冬も近づいてきて、朝夕の寒暖差もあるけれど、お父さんお母さんが何はともあれ、元氣に過ごしてくれているといいなぁとおもっています。

もろもろ、心配かけてごめんなさい。

とてもとても心配をかけてしまうだろうということはわかっていたけれど、すべて伝えることになってしまい、どうかどうか、お父さんお母さんにかかる負担が少なくなるように、祈っています。

おもうような娘でなくてごめんね。

お父さんお母さんがわたしに命を授けてくれて、こうしてわたしとして生きていられること、そして子どもたちを授かり命を繋いでこれたこと、とてもありがたくおもっています。

時にきびしく、社会でこうあるべき、こう生きていけと道を示してくれたこと、すべてわたしの為をおもってのことだったとおもっているし、何よりも愛をたくさんくれて育ててくれたこと、本当にお父さんお母さんには感謝しかないです。ありがとう。

わたしの在りようが、お父さんお母さんの示す道から外れていることは自覚しているし、それがどれほど心配をかけてしまうかは、簡単に想像がつくものだけれど、どうかわたしのことは心配せず、どうか健やかに、お父さんお母さんの命を楽しんでくれるのなら、こんなに嬉しいことはないとおもっています。

子どもたちは元氣です。

それぞれの運動会も家族で観に行きました。

週末はちょくちょくうちで過ごしたりしています。

たまに寂しがることはもちろんあるけれど、それでも新しい暮らしを楽しんでいて、それはそれでサイクルもできてきて、かほもあかりも新しい友達ができて、わたしが来ててもそっちに遊びに行ったり。

先日なんかは、土日泊まりに来ると言っていたのに、そして仕事に子育てに、だいぶ疲れもあるだろうしんさんが、ママんとこ行っといでよとすすめているにも関わらず、あかりから電話があり、「ママー、今日やっぱりおうちでゆっくりしときたい氣分だから、そっちに行くの明日でもいいー?」とか言っちゃったりして。

子どもたちの相変わらず今ここを生きる、どんな状況でも受け入れてその中で楽しみを見つける柔軟さ、頼もしく感心しています。

かほはこないだは修学旅行に、あかりは遠足に行って、とても楽しかったと伝えてくれたよ。

こーちゃんも相変わらず元氣で、保育園も楽しんでいるようだし、相変わらずパパと仲良し。

しんさんは忙しそうだし、たまにヘルプの電話がかかってくる感じで、ちょくちょくしんさんのお母さんも来てくれているようです。

来年度からどうするかは、また家族で話し合っていくとおもう。

どうなってもしんさんとは一生縁が切れることはないだろうし、ふたりで子どもたちが育つのを協力しながら見守ることは変わらないです。

わたしのまわりには、ありのままのわたしのことを理解してくれて、共によろこびあえる友達が、いつの間にかたくさんいてくれています。

自然と共に生きることを、すべての命を祝福して唄い舞うことを、よろこびあえる仲間がいることが、とってもとってもありがたいです。

小さい頃から、それこそお父さんお母さんに心配をかけたくなくて言えなかったけれど、学校で、社会で、とても生きづらさを感じていました。繊細なところもあるわたしの感覚では、辛い部分をたくさんたくさん感じていたの。

今でこそ、その感性、感覚はわたしに与えられたギフトだと、ありがたく受け取っているけれど、大人になってからも、ありのままで生きるには辛かった。

わたしは感性をできるだけ閉じるようにしてみたり、みないようにしてみたり、自分なりに試行錯誤しながら生きてきました。

自分を出すのがこわかったし、ありのまま、我がままであることはだめなことだとおもっていたよ。

わがままって、どういうことだろうね?

どうしていけないんだろう?

わがままなままでは、人と共に生きるのがむずかしいのかな?

わがままが許されない社会ってどうなってるんだろう?

わたしは、その人がその人らしく生きていられることを祝福していたい。

大変そうなことがたくさんたくさんあるらしい世の中だけれど、大きな流れでみれば、みんながあるがままで生きられるよう、社会はどんどん変わっていくとおもうし、そのためにわたしができることはしていきたい。

日々の暮らしの中の、ひとつひとつの選択を、その繋がる先をおもいながら過ごしていたい。

まだまだいろんなものがみえていないことに氣づいたり、反省したりしながらだけど、わたしはどんどんわたしのことがわかってきたし、

どんどん生きるのが楽に、楽しくなってきているし、これからのわたしの生きる道も楽しみにしています。

生きているといろんなことがあって、

喜怒哀楽、学ぶことたくさん。

なんてありがたいんだろうとおもっています。

お父さんの生き方も、素晴らしいと尊敬しているし、大黒柱としての在りよう、すごいなぁといつもおもっています。

どうかどうか、仕事しすぎず、時には力を抜いて、人生を楽しんでください。

お母さん、いろんなこと、心配しすぎないでね。

わたしもお姉ちゃんもお兄ちゃんも、孫たちも、みんなみんな大丈夫よ!

心配性だけれど、それを越えて氣楽に信頼していける強さが、お母さんの中にはあるとおもっているよ。わたしの中にある、感情はゆらいでも底の方では氣楽な感じ、きっとお母さん譲りだとおもっているの。

お父さんお母さん、どうかどうか、何よりも自分の命を大事にいたわって、愛してください。

それがわたしのありのままの願いです。

いつもいつもありがとう。


2021年11月5日

順子より