「ケンカの話の時間だ、オラァ!」

 

「どうしたの、血相変え……変え、てない……んん? と、とにかく何があったの?」

 

「聞いてよ! せっかくの日曜日がまるまる潰れたの!

多分、いや、恐らく、いや、大体マイク○ソフ○のせいで!」

 

「全部曖昧じゃないの」

 

「細かいことはいいの! とにかく日曜日が!」

 

「分かった分かった。だから何があったのよ」

 

「朝にね、わたし達の創造主が、新しいPCをネットに繋ごうとしたの。そうしたら、なぜか全く繋がらなくなってたの。その前日までは普通に繋がってたのに」

 

「なるほど、その復旧で一日潰れたってことなのね?

でもそんなに激怒(?)するほどのことじゃ……」

 

「何を仰る、ウサギさん!

これが怒らずにいられましょうか!? いいや、無理だね!」

 

「だから顔が怒ってないんだってば」

 

「私たちの表情のバリエーションは増えないからね。

しかも私ってば、口が開きっぱなしだから、どれだけ怒ってても笑ってるようにしか見えない。ワオ、ゴキゲンだぜ!」

 

「あー、うん。最後のちょっと古いアメリカンな言い回しで、怒ってるのが伝わってきた。で?」

 

「でね。昼過ぎまで粘って、色々調べて試したわけよ。

でも全然ダメだったから、『こりゃ不良品を掴まされたかな』と思って、PCを買った家電量販店に行ったわけ」

 

「ああ、無料サポートとかあるもんね。

でもそれが昼過ぎでしょ? 一日潰れたっていうことは、それじゃあ直らなかったってことだよね」

 

「その通り。いやー、私も初めて知ったけど、Window10って、最初の設定さえしておけば、有線LANのケーブルを繋げるだけで、電源入れるだけでネットに繋げてくれるんだってね! ハイテク!」

 

「いちいち語彙が古い! まずボキャブラリーをアップデートしようよ!」

 

「無理無理! むしろ一周回ってカッコ良くない?

パーペキ、とかスゴイ言いたい!」

 

「夏なのに寒気が……」

 

「って、んなことはどーでもいいの。

お店のケーブルを使って繋げた、ちゃんと繋がったわけ。勝手に。

だから『これはPCの問題じゃない』って分かったのね。

恐らく、ISP(インターネット・サービス・プロバイダ)の問題だろうと」

 

「そこまで分かったんなら、電話でもして聞いてみれば……。

あ、日曜だから受け付けてないのか」

 

「しかも、色々話を聞いてるうちに、夕方どころか夜になっててね。

仕方ないから月曜の朝一に電話して、ケンカしてやろう、と思ったわけさ」

 

「穏便にしなさい、穏便に」

 

「おいおい、話は最後まで聞きなって。そして最初の方を思い出しなって。一日潰れた、って言ったでしょう? つまり、回復したってことよ」

 

「ああ、そっか。ならよかったじゃない。なんで怒ってるの?」

 

「何となくの原因は分かったけど、その原因を引き起こしたであろう、マイク○ソフ○の横暴さに、ね」

 

「横暴さって……」

 

「どうやってネットに繋いでたか、って問題になるんだけど。

そもそも、ダイヤルアップ……電話回線を使った、従量制課金接続で繋いでたのね。まぁ、本来のWindows10では、ほぼほぼ使わない設定なんだけど」

 

「ふむふむ。それで?」

 

「で、Windows10って、勝手に更新プログラムをダウンロードするじゃん? どうもつい最近のアップデートで、その辺を勝手に弄られた、っぽいの」

 

「ぽい、って……確信は?」

 

「無いよ! そもそもネット環境とかPCの知識が、無いんだもん!

断片的な単語と情報の繋ぎ合わせと、夢と希望とフィーリングで理解してるからね」

 

「機械とはおよそ遠い言葉を……」

 

「いや、でも実際そうだと思うの。

Windows7が入ってる古いマシンだと、それまでと同じように繋がったんだもん。10だけで従量制課金接続の設定が、勝手にオフにされたってことは、それ以外に考えられないし」

 

「まぁ、いいけど……。で、それが分かったのが?」

 

「明け方だよ! 気が付いたら外が明るくなってたよ!」

 

「結局徹夜! それで一日潰れたって嘆いてたのね!」

 

「いや、もう……ホントにね……。

そりゃ、知識が無かったこっちも悪いんだけど、そもそもマイク○ソフ○がそんな余計なことしなけりゃ良かったのよ。ほんっと……」

 

「(ピー)してくれないかな!」

 

「にこやかに暴言吐いてんじゃないわよ」

 

「だってさー!?」

 

「はいはい。分かったから。

そもそも想像でしかない原因でしょうが。

お日様が上ったら、わたし達は休む時間なんだから、もう休みなさい」

 

「許すまじ! マイク○ソフ○ーーー!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「はいどーも! 笑顔で登場したけど、内心は若干イラついている魔です!」

 

「怪です。えぇと、どうしてイラついてるの?」

 

「firefoxがホントにもう、ふざけてるから!

長々と途中まで書いてたら、突然クラッシュして、ブラウザが消えて強制終了になって! ブログ復元しますか?って聞かれたから、『はい』を押したら、何にも書いてないブログが出てきたから!

復元するならちゃんと復元しろよ! 『編集ページだけ開けば復元したことになりますよね』ってそうじゃねーよ!」

 

「はいはい、落ち着きなさい。お供え物のラムネあげるから」

 

「はぁ、はぁ……す、少し落ち着いた……」

 

「で、内容は何だったの?」

 

「新しい古代史ファンを獲得するにはどうするかっていう」

 

「あら、真面目。何か方法でもあるの?」

 

「いやぁ、方法があるわけじゃないんだけど、問題点は見つかったかなぁ、と」

 

「その問題点って?」

 

「古代史に興味の無い人は、古代史に出てくるワードに興味が無いんじゃないかってこと」

 

「古代史に出てくるワード……? 聖徳太子、とか?」

 

「そうそう。いや、古代史や歴史に少しでも興味ある人なら知ってるんだろうけど? 興味の無い普通の人に、『聖徳太子って何をした人ですか?』って聞いて、きちんと答えられる人って、結構少ないと思うよ」

 

「一般常識の範囲内だと思うんだけどなぁ……」

 

「そりゃ、教科書に載ってたから名前ぐらいは聞いたことあると思うよ? でもそれぐらいだよ。むしろ教科書に載ってたことも、忘れてる人がほとんどだと思うよ。実際問題、歴史の単語とか人名って、よっぽどのことが無いと、実生活で使わないもん」

 

「んー……で? それが問題点なわけだ」

 

「そういうこと。忘れてるってことは、興味が無いってことだもん。興味が無いから聞く気にも、読む気にもなれない。知りたいとも思わないし、面白いとも思わない。少しでも興味を持って日常的に調べてたり、それ関連の本を読んでれば、それはもうファンとカウントしていいでしょ」

 

「あ、なんとなく魔ちゃんの言いたいことが分かった。

準備と予備知識がいる、ってことね?」

 

「そういうこと! 古代史関連のことを何も知らない人に古代史の魅力を語っても、そもそも単語が理解できないから『それの何が面白いの?』ってなっちゃう! 聞けばわかってもらえるっていうのは甘えでしかないのさ!」

 

「確かに、人間って『自分が好きになれたものなんだから、相手も好きになれるだろう』って思いがちだもんね」

 

「だから古代史を広めようと思うなら、まずその予備知識の、さらに前の準備知識から説明して、興味を持たせる必要があると思うわけ。ただ、それも上手くしないと、教科書の焼き直しになるからね」

 

「あぁ、それは駄目だね。面白くない。やるなら『聖徳太子とは?』っていう部分に、古代史を絡めず、教科書的なことを面白く伝える努力をしないと……」

 

「最低限の知識があることが古代史を楽しむ条件になってる時点で、門戸狭すぎでしょ。その最低限の知識を教えるところから始めていかないと。いくら面白いって訴えても、興味の無いワードには誰も耳を貸してくれないしね」

 

「蘇我氏とか物部氏って言っても、わかんないよね!」

 

「ふっふっふ。ソガだけならわかるよ」

 

「さすが魔ちゃん。では蘇我氏とは!?」

 

「ウルトラセブンに登場した、ウルトラ警備隊の隊員!」

 

「期待した私がバカだったよ……」

「うーん、どうしたものなのか……」

 

「何を悩んでるの? かばんちゃんの正体?」

 

「違うわ!」

 

「食べないでください!」

 

「それ以上けものフレンズのネタを振るなら、覚悟することね」

 

「そんなに怒らんでも……。で、実際何を悩んでたの?」

 

「いや、『怪談狩り』の感想について、ちょっとね」

 

「何か嫌な意見でもあったっけ?

本の感想はひとそれぞれなんだから、仕方ないと思うけど」

 

「そうじゃなくてね。

新刊が出る度に、『このネタ、もう知ってる』って言う人がいるじゃない。

知ってるってことは、別のメディアで中山市朗の語りを見た、聞いたってことだから、ありがたいと言えばありがたいんだけど……どうしたらそのガッカリ感をなくせるのかなぁ、と」

 

「なーんだ、そんなことかぁ」

 

「そんなことって、ちょっと」

 

「その意見に関してはね、私も昔考えたことがあるんだよ。

そして個人的な結論と、解決方法は既に出ているのさ!」

 

「ホントにー? いつもみたいにいい加減なこと言ってるんじゃないの?」

 

「そんなこと無いって! 結構真面目に考えたもん!

なんたって、私も同じ意見を持った一人だからね!」

 

「あんたもかい!」

 

「……何年、怪談を聞き続けてると思ってるのさ」

 

「ゴメン。私が悪かったわ」

 

「うむ、よろしい。さて本題だけども。

あの『このネタ、もう知ってる』というガッカリ感がなぜ起きるか、から説明するね」

 

「説明って……知ってるから、ってことでしょ?」

 

「それってつまり、『ネタバレされてるから、読んだけど楽しめなかった』ってことでしょ。

同じようなことって、他の作品でもあるわけじゃん?」

 

「うん。映画、アニメ、漫画、ゲーム……怪談もだけど、とにかくネタバレは最悪だわ。

先にオチを知っちゃった時のショックはねぇ……」

 

「でも私の考えとしては、『このネタ、もう知ってる』ってなっちゃう人は、楽しむ順番を間違えちゃった人だと思うわけさ!」

 

「ん? どういうこと? 楽しむ順番?」

 

「そう。例えばね……怪談に近い、話芸の代表、落語を例としましょうか。

何でもいいんだけど、落語のネタのタイトルを検索すれば、登場人物のセリフからオチまで、ネットに全部上がってるでしょ?」

 

「うん。枕もついてたり、それぞれの噺家さんによるバージョン違いも上がってるね。

落語の本でも、ちゃんと最後までオチが書いてあるし」

 

「でもそうやって文字で落語を読むのと、実際に寄席に行って落語を見聞きするのとじゃあ、どっちが面白い?」

 

「そりゃあ……もちろん実際に演じてるのを見る方が面白いでしょ」

 

「そう。実際に噺家さんが演じている落語は、身ぶり手ぶりの面白さもあって、文字でネタを読むだけより遥かに面白いわけよ。たとえ先にオチを知ってる状態……ネタバレ状態でもね。

ところが、これが逆だと難しくなるわけよ。

先に噺家さんの生の落語を見聞きして、その後で、ネタの文章を読んじゃうと、面白さはぐーんと下がっちゃう。そこには身ぶり手ぶりも無い。ただ淡々と文字があるだけ。

そりゃあ『このネタ、知ってる』っていう感じにもなるよ。

そして、これは他の創作物にも当てはまると、私は思うの」

 

「なるほど、そういうことね」

 

「怪談でも、先にライブでネタを聞いちゃうと、そっちの方が面白いに決まってるわけ。

会場の雰囲気とか、語り手の話術とか、たくさん要素はあるし。

だから後から発売される本に、そのネタが書かれていても楽しめない。改めてそのネタを読んでも、『へぇ~……』って思っちゃうぐらいじゃない?」

 

「さっき言ってた順番っていうのは、『先に本で読む』⇒『次にライブで聞く』ってことね」

 

「その通り。同じ内容を体験するなら、先に面白レベルが下のものからにした方が良い!

実際、アニメやゲームでも、視聴・プレイした後に解説・攻略本を読めば楽しめるけど、解説・攻略本を読んでからじゃあ面白さ半減どころじゃないでしょ?」

 

「下っていう言い方はアレだけど、うん、意外と納得はできたわ」

 

「ただこの説を『怪談狩り』に適用するには、ちょっと条件があってね。

中山市朗怪談未体験の人に限られちゃう」

 

「はい?」

 

「なぜなら、作者が新刊発表よりも先にライブで新作ネタを披露しちゃうと、お客さん達は問答無用で先により面白い方を体験しちゃうでしょ!?

そして本人は、新作ネタを語りで聞かせて反応を見てから著作に書くこともあるじゃん!?

今のファンの人たちは慣れてくれてるけど、新しい人達は、ねぇ!?」

 

「……どうすりゃいいのよ」

 

「まぁ、結局のところ、怪談が好きな人はどっちが先でも楽しめるから大丈夫!

そうでない人は……災難だと諦めるしか」

 

「アンタはプレデターか」

 

「4月は、東京・大阪でダークナイトが3連続! 来てね!」

 

「このタイミングで言うの!?」

 

 

「さて、今回は幽霊についてちょっと考えて――」

 

「ちょっと待てぃ。2017年の挨拶以降、何の更新も無かったことに対する謝罪は?」

 

「過ぎたことをいつまでも考えていたって仕方ないでしょ」

 

「こ、このアホ……堂々と開き直ったわね」

 

「だってここの書き方知ってる人はいるのに、誰も……! 誰も……!」

 

「それは言っちゃダメなヤツ!」

 

「分かった。言わないようにするよ。

はい、じゃあ今回の更新内容。幽霊についてのことなんだけども」

 

「この子に説教するのは諦めよう……。で、今さら何なのよ」

 

「ふっふっふ。私は幽霊について、思いついてしまったのですよ」

 

「というと?」

 

「うん。幽霊って言ったら、大体の人のイメージって、人間の幽霊か、動物霊でしょ?

それ以外の幽霊の話って聞いたこと無いじゃない。

まぁ幽霊船っていう例外はあるけど」

 

「まぁ、だいたいそんなものかな。それがどうしたの?」

 

 

 「でも、虫の幽霊って聞いたこと無いじゃない?」

 

 

 「そりゃあ、一寸の虫にも五分の魂、とは言うけど、さすがに虫の幽霊はねぇ。

そもそも虫には、あの世とこの世の概念が分からない、って中山市朗ブログの方にも書いてなかった? 詳しいことは忘れちゃったけど」

 

 

 「そう、まさにそこなんだよ! 私が閃いたのは!

私は、『虫の幽霊がいてもおかしくない!』という説をぶちあげよう!」

 

 「ちょっと面白そうじゃない。聞かせてみなさいよ」

 

「オッケー。それじゃあまず……例え話から始めようかな。

AさんとBさん、という2人の仲の良い人物がいたとします。

で、Bさんがお亡くなりなり、Aさんはお葬式に行きました。

しかしその数日後、AさんはBさんらしき姿を目撃し、『幽霊だ!』と思いました」

 

 「はぁ……。なんのこっちゃ分からないんだけど」

 

「ここからここから。

さらにその後、Aさん以外の知人、友人も、Bさんらしき姿をみかけるようになりました。

さて、どうしてAさんやその他の人々は、目撃した『Bさんらしき姿』が幽霊だと思ったのでしょうか?」

 

 

 「どうして? どうしてって……そりゃあ、Bさんが死んでることを知ってるから?」

 

 「んー、まー、いいで、しょう、

『人間の知人同士だから、Bさんの姿を見間違うはずが無い』という注釈があれば完璧」

 

 「んー? まだよく分からないんだけど……」

 

 「じゃあ例題をもう一問。今度は短め。

Cさんという人がいます。ある日、Cさんは幽霊のDさんとすれ違いました。

CさんはDさんが幽霊とは気付かずに素通りしてしまいました。何故?

あ、ちなみに2人は生前の面識が無いものとします」

 

「何故って……そりゃそうでしょ。知らないんだから」

 

 「はい、その通り。つまり私が言いたかったのは、

『人間は、対象の死を知っている場合しか、それを幽霊と認識できない』のです!

ただし、幽霊側から何らかのアクションがあった場合は例外とする!」

 

 「なるほど。まぁ、意味は分かったわ。

でも、それと虫の幽霊と、どう関係するわけ?」

 

 「簡単だよ。

人間の目の前に虫が現れたととしよう。

でも人間にはそれが、生きてる虫なのか、虫の幽霊なのか、見分けがつかないってこと」

 

 

 「そうかなー?」

 

 「こういう経験は無いかな。

部屋に入ってきて羽音がうるさい蚊をやっつけようと目で追っていて、一瞬目を離した隙にその姿を見失ったこと。しかも羽音まで聞こえなくなってるの。

もしくは、突如現れたGを倒そうと思って、しっかり見ていたのに、武器を手に取る一瞬の隙にいなくなってしまったこと」

 

 「それはただ単なる夏場のあるあるネタじゃあ……確かに説明は付くけど」

 

 

 「人間にとっては、虫なんてどれも同じ個体にしか見えないからね。

し・か・も! 例えば事故死した人の幽霊が、その姿のまま現れた場合、誰でもそれが幽霊だと分かるじゃない?

でも、叩き潰されて死んだ虫の幽霊が、その姿のまま現れても、人間は『あ、しぶといヤツが逃げて来たんだな』ぐらいにしか思わない!」

 

 「うぅん、ちょっと否定できない……。瀕死の虫が姿を消したとしても、たいていの人は気にも留めないし……。それは『虫の幽霊なんていない』っていう固定観念のせいだろうし……」

 

 

 「私の中では、オーブっていうのが虫の幽霊だと思うね!

大量に映ってる映像があるけど、もしアレを人の魂だって言うなら、さすがに数が多すぎる!

どれだけ大昔に遡ってもね!

でも虫の魂だとするならどうよ!? 人間より虫の方が死んでる数は圧倒的に多いんだから、あれだけ大量の数でもなんの不思議も無い!」

 

 「くっ……今回の魔ちゃんの意見は一理ある気がする……」

 

「『蜘蛛の糸』で、お釈迦様が天界から蜘蛛の糸を垂らしたじゃない?

天界にいるってことは、その蜘蛛って幽霊じゃん?

きっと芥川龍之介だって、虫にだって幽霊はいると思って、あの話を」

 

「それは無い」

 

「ですよね」

 

 

明けましておめでとうございます。

 

2016年は、おばけ屋敷や怪談の魔、中山の生まれ故郷でのイベント、東京公演など、普段の大阪だけの活動に加え、色々な活動をしてきました。

 

2017年はそれらの活動をステップとして、飛躍の年になればと願っております。

 

今年もオフィスイチロウを、宜しくお願い致します。

 

 

 

「どーも、皆さん、お久しぶりです! 
魔怪見聞録に取り憑くネット幽霊、魔です!」
 

「って、何かしばらく出ない間に、表示しにくくなってる!

アメブロはマイクロソフト並みに○○なの!?」

 

「再登場するなり敵を増やすような発言をするんじゃないの」

 

「だってさー。台詞が顔の横に出せないんだよ?

出てもズレちゃうし!」

 

「まぁ、確かに……表示サイズの変更とか、

文字入力の位置とか、異常に使いにくくはなってるけど」

 

「利用者のことを考えずに、

『こうすれば見栄えも良いだろう』とか、

浅はかな考えでシステムを変更する……。

人、それを、改悪という! by ロム兄さん」

 

「このブログの読者がいるか分からないけど……。

誰が分かるのよ、そのネタ」

 

「分からない人は、

『マシンロボ クロノスの大逆襲』で検索してね!

Youtubeとかで『ロム兄さん』を検索しても可!」

 

「満足した?」

 

「それなりに」

 

「はい、じゃあ本題にね……。

今年一年、オフィスイチロウを応援ありがとうございました」

 

「おばけ屋敷プロデュース。『怪談の魔』の一ヶ月連続公演。

二回目の東京公演とか、色々あったね」

 

「一部では、2017年は怪談が流行るかも、って意見もあるしね」

 

「出来ればテレビのお仕事が増えればいいねぇ。

『たかじんnoばぁ~』みたいな、自由に怪談を語る、

『かいだんnoばぁ~』とかさ」

 

「うん、番組内容はいいけど、タイトル丸パクリはアウト」

 

「冗談だって。

でもまぁ、三回目の東京公演も視野に入れてるし、

スタッフも増えたし、発展はありそうだよね」

 

「そうなればいいね。それに怪談狩りの最新刊も」

 

「はい、じゃあ真面目な話はこれぐらいにして後は雑談!」

 

「おい」

 

「あのね。真面目な話は表側に任せておけばいいの。

私達は馬鹿馬鹿しい、無関係な話とかすればいいの。

このブログに深い話とか求められて無いんだから。

あ、表側っていうのは、中山市朗ブログとかツイッターね」

 

「自ら私達を裏だと……じゃあ何の話するの?」

 

「来年以後にアニメ化されるだろう原作漫画作品予想!」

 

「無関係すぎるわ! 怪談もオカルトもどこ行った!?」

 

「いやいやいや。意外と馬鹿に出来ないよ?

先にここで予言しておけば、当たっても外れても良いこと尽くめよ?」

 

「……何で?」

 

「最近のアニメって、『あの大ヒット作がアニメに!』、っていうよりも、

小、中ヒット作がアニメ化されてるじゃない?

出版不況だから、大ヒット作が出ないってのもあるんだけど」

 

「まぁ、確かに……今放送されてる原作モノも、そんな感じはするけど。

オリジナル作品は少ないし……」

 

「そりゃアニメを作る側も、売れるかどうかわからないオリジナルより、

一定数のファンがいる原作モノの方が良いに決まってるじゃん!

だから毎年毎年、真剣に面白くない実写映画が作られるんだよ!」

 

「だから、良い笑顔で敵を増やす発言はやめなさい。

一応オフィシャルのブログなんだから」

 

「ついでに言うなら、ラノベのアニメ化予想は無理かな。

一つのジャンルが流行ったら、ほとんどがそのジャンルに乗っかるから、

似たような作品が増えちゃって、次はこれが来る! とか分かんない」

 

 「好きなことになるとよく喋るわね……。

で、どうして当たっても外れても良いわけ?」

 

 

 「当たれば、『ほら当たったでしょ?』と自慢できる!

外れても『その作者さんとか漫画ファンの人とかにアピールできる!』

そして閲覧数が増えていく!」

 

 「あのさぁ、魔ちゃん。

……捕らぬ狸の皮算用、ってことわざ知ってる?」

 

 

 「何それ? 『うどんの国の金色蹴鞠』なら知ってるけど」

 

 「……もういいから、予想してみなさい」

 

 「怪ちゃんからのお許しも出たところで、行ってみましょう!

来年以後にアニメ化されるであろう原作漫画予想!

あ、でも既にアニメ化計画進行中、とか発表されてたらゴメンなさいね?」

 

「良いから、早く言いなさい」

 

 「オッケー! それじゃ言いましょう。

来年以後にアニメ化されるであろう原作漫画予想、第一弾は……

『ねこむすめ道草日記!』です!」

 

 「第一弾、とか言ってるのが気になるけど……。

良いところに目を付けたじゃない。その理由は?」

 

 

 「結構真面目に理由を言うと……。

①人外キャラ、モンスター娘系作品の人気が上がってきている。

②最近、小さな子供が主役の作品がアニメ化されている。

③ほのぼの作品と、日本の田舎の風景作品は強い。

ってところかな」

 

 「そっち系に詳しくない怪ちゃんの為に、一つずつ解説してあげよう。

まず人外キャラ、モンスター娘だけど、これは正直まだまだニッチ。

だけど、『亜人ちゃんは語りたい』ぐらいの、いわゆる『見た目はほぼ人間だけど中身はモンスター』ぐらいなら、許容範囲なのよ。猫耳、尻尾ぐらいならね。

まぁ、真面目にモンスター娘が好きな人からすれば、『あれはモンスター娘の名前を借りた、ただの設定キャラだ』という意見もあるけど」

 

「な、なるほど……。(意外と真面目に考察してる……)

じゃあ二番目は? 子ども向け作品、ってこと?」

 

 

 「NO! NO! NO! NO! NO!

中学生から小学生、園児ぐらいの子供が主役ってだけ。

作品自体は、普通にアニメ、漫画ファン向け作品ってこと。

ちなみに、②と③は中身的に被ってくるの。

『うどんの国の金色蹴鞠』とか、『のんのんびより』、『甘々と稲妻』とか。

ちょっと前になるけど『うさぎドロップ』もそうだね」

 

 

 「それらが何なのか、私はよく分からないけど……

つまり、子どもが主役のほのぼの作品、ってことね?」

 

 「そういうこと! そしてそれら全ての要素を満たして、ある程度の人気もあって、一話完結だからワンクールのアニメ制作にも対応可能!

それが、『ねこむすめ道草日記!』!

一言で説明すると、『猫又の黒菜が色んな妖怪達と過ごす日常』の漫画なわけ。

ほら、ちょっと怪談と関係あるでしょ!?」

 

 「ニアミス程度でしょ。まぁ、全然関係無いよりは良いけど……」

 

 「結構自信あるんだよ? 他にも候補はあるんだけどね。

そのうち発表しようと思うの」

 

 「止めはしないけど……って、そろそろ終わりじゃん!

今年最後の、しかも久しぶりの更新が半分以上漫画の話って!」

 

「こりゃもういっそ、魔怪見聞録じゃなくて、漫画見聞録にするって手も!」

 

 「無いよ!」

 

 「はい、というわけで! 今年の魔怪見聞録はここまで!」

 

 「あんたが締めるな!」

 

 「ほらほら、怪ちゃんも挨拶しないと」

 

 「……ら、来年もオフィスイチロウをよろしくお願いします!」

 

 

 「『ねこむすめ道草日記』は、月刊COMICリュウで連載中!

面白いよ!」

 

 「最後にそれか!」

 

 「よいお年をー!」

 

 

久しぶりの、魔怪見聞録更新です。

 

以前より、オフィスイチロウのスタッフが少ないという問題があったのですが、少し前から協力を申し出てくれる方々がオフィスに入ってくれています。

ありがたい限りです。

 

そしてスタッフと言えば、秘書の真名子。

ブログの更新が止まっていますが、何故かと申しますと、現在体調不良で、自宅で療養している状態だったりします。(元々、冬場や季節の変わり目に、体調を崩しやすいのです)

 

病気の時は気分も落ち込みますし、寝込んでいてはブログに書くこともありません。

なので更新が止まっていた、というオチでした。

ゆっくりですが、良くはなっているようです。

ご安心ください。

 

 

10日の中山市朗単独公演を持ちまして、怪談の魔の全公演が終了しました。
ゲストの皆様、お客様、誠にありがとうございます。
心よりお礼を申し上げます。


最後に怪談の魔の動画を、2本お送りいたします。

①怪談の魔、最後に起きた怪現象(?)の検証

②中山市朗へのインタビュー
怪談の魔も、残すところあと1日。
9月10日の中山市朗独演会をもって千秋楽となります。

そこで、オフィスイチロウHPに、『怪談の魔奇録』を作成しました。
ゲストさんに来て頂いた分の怪談の魔について、中山市朗ブログ、ゲストの方々のプロフィール、インタビュー動画へのリンクがまとめてあります。

怪談の魔奇録