シズルあれこれ | CM大往生

シズルあれこれ

当時日本リーバ(現ユニリーバ)のダブのコピーが

dove  
 (2004or2005年)
日本の女性は、美しくない。

資生堂
椿の「日本の女性は、美しい」はこの競合商品を意識したもの
なのでしょうかね。
さて椿のCM、スタッフリスト見ると 大貫デザイン+ADK+東北新社で
演出は 木村草一(ちょー大御所)ぢあないかと踏んで居たらば 黒田秀樹さん
(ペプシマンやニコラスケイジが出ていたパチンコなど)でした。


で。リストにはヘアメイクとは別に「ヘアシズル」と云う役割のスタッフ(外国人)の
名前がありました。私はヘアケア商品は関わったことがないので 初耳でして
そういう商売の人も居るのですねえ。

資生堂  
    へあしずる(それより抜けが噴水って けっこう変な画です)

シズルについては 当ブログの第一回 で扱って居りますが 「シズル」とはお肉が
焼ける音に由来して居る通り、本来は食品を旨そうに見せるコトを指しますけれども
ちょいと広げても使われて居ります。

さて。この三共(現第一三共)の胃薬のグラフィック。

isiduka  
   新三共胃腸薬(2003年)
お肉の照り・ビールの泡(本来の意味のシズル)から デブいい表情
(広義のシズル)まで。 えげつないまでに シズル満載の広告です。
えげつないけども あざとくもない。 上手な広告だと想います。

続いてクノールのカップスープ。

cup  
      (2004年)
曇りガラスに商品名。これは広義のシズル表現の極み。
上の胃薬のCMとは対極の おくゆかしさを感じます。スバラシイ。