気の向くままに進め!!

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今やらないときっと後悔するから。。。
好奇心のままにフルマラソン,ウルトラマラソン,トライアスロンいろんな事にチャレンジします。

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今年2度目のバイクは淡路島。

久しぶりに会う(出稼ぎばっかりしてるから当たり前だけど)趣味の仲間とワイワイおしゃべりしながら、今の私のほぼ全力で歯を食いしばって走ってきました。


天気予報が強い北風で家を出たときから冷たい風に晒されて、冬模様の淡路島。

東側は追い風かと思いきや、東側も西側も終日猛烈な向かい風。
約半年ぶりの長い距離なので、後半に向けて無理せずマイペースで行きたいところだったけど、千切れたらそれこそ悲惨…。

自分の脚と体力がどれだけもつのか分からないけど、後先考えずに頑張って食らいついた。
いや、素直に「ちぎれるー!待ってー!」と言って何度もペース落としてもらって、引っ張ってもらって前まで合流させてもらっての繰り返し。
7割くらいは風除けつきで走らせていただきました(笑)

皆の助けのおかげで終わってみれば結構元気~!!

かなーり上出来です。

もちろん疲れたには疲れたけど、ぐったりじゃなくて、久々にやり切った心地いい疲労感。涼しかったのも幸いしたかな。
体力はトライアスロンのレースを目指していたときとは比べ物にならないくらい落ちてるけど、折角の機会に仲間と一緒に走りたい!という精神力で脚を回し続けれた気がする。


一夜明けた今朝は、肩周りとお尻周りがガチガチで、身体重いけどどうにか朝からジョグ。
実は来月は6年ぶりにウルトラマラソンに参加するので、疲労した時こそ練習するチャンス!

今年も勉強が不安でバイクを長時間乗り回すことはできないけど、去年みたいな超運動不足にはならないようにバランスいい生活で適度な体力維持したいところ。




避難小屋で朝を迎えて、5:50出発。


昨日来た道を吉野駅まで戻るのみ。昨日見落としたところを拾いながら時間を気にせず歩く。
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前日に見落とした四寸岩山ちゃんと見つけれた!

道は頂上から少し下がったところを通っていて、ちょうど景色も開けていたからピークに目が行かなかったみたい。

むしろピークを踏んだらどっちに下るのか分からなくなって、危うく間違った方向に下りそうになって、この山行で唯一コンパスを出して下山方向を確認した、なかなか難易度高い山。方向音痴な私だけか?
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登りと下り、一回目と二回目では景色も違って見えて、ピストンは好きじゃないけど悪くもないかな。


大天井ヶ岳と四寸岩山から北側に向けて、あのミカンを運ぶのに使うモノレールの線路が走っていたけど、何を運ぶんだろうか?農作物は見当たらなかったけど??薪とかかな??気になる気になる。


7:50にはトレイルを歩き終えて金峯神社まで下ってきた。


時間が早すぎて神主さんもご不在。途中で登ってくる神主さんとすれ違った。

平日の早い時間は吉野の住民と宿泊者くらいしかいなくて、日曜日だった昨日とはまた違った吉野。
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お土産屋さんもまだ準備中の時間帯、昨日目をつけていた和紙のお店に立ち寄ってみた。

まだ商品店先に並べてないけどお店の方に声かけて覗くかせてもらった。


「朝早いですね~。どこかに泊まったの?」と聞かれて「山の中の避難小屋に泊まってて、今下りてきました。」と答える。

昨日から何度かこんな会話してるけど、この辺のお土産屋さんに二蔵宿小屋とか言ってもなかなか通じない。

「そんなところに小屋があるの~。知らなかったわ。一度行って見ないとね。」と和紙のお店のお母さん。


はじめは地元の人は知らないものなのかと少し不思議に思ってたけど、でもそんな小屋の名前とか知らなくてもやっぱり地元の人は大峯奥駈道や行者のことは実はよく知ってた。


お母さんと色々話しいていたら「ああ女人結界の手前の、、、」って話になって、そこに見えている「銅の鳥居」が「発心門」で5月3日の夜0時、大峯山寺の戸明けのときにこの発心門でもお祭りがあって、そのあと夜中にクマ鈴鳴らしながら行者さんが歩いていくのが聞こえるんだと教えてもらった。


行者銅

発心門

本や資料で仕入れた知識を持つ私と、昔からそこで過ごしているから生活になじんだものとして知っている地元の人との感覚が違っていて、話がちぐはぐで、なんだかおかしかった。


もっともっと地元の人とたくさん話して、いろんなことを聞いてみたかったな。


途中のお土産屋さんでマイブームなゴマ豆腐の材料、吉野本葛もゲットして帰路に着きました。

山に行ってお土産買って帰るとか初めてじゃないかな?盛りだくさんの山歩き。


奥駈道の女人結界以南、時間の都合上、今年はいけそうにないので来年かいつになるか分からないけど、いつか修験道を歩いてみたいな。


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今回の私の山行のテーマは「避難小屋に泊まろう!」


テント泊ならソロハイクでも何度もしたことがあるけど、避難小屋は初めてでドキドキ。


テントは潰されたらおしまいだけど個室だし、誰か近寄ってきたらすぐに気配を感じられるけど、避難小屋は他にも泊まる人がいたらどうしようとか、夜中に急にノックされたらどうしようとか…。

正直テント泊よりもずっとビビッてた私。


それはそれは長い夜になりました(苦笑)



とりあえず他に人が泊まらなさそうな平日、そして大峯山の戸開け前のこのタイミングを狙ってみたら見事に貸切。

最後の最後まで念のためにテントを持ってくるか迷ってたけど置いてきて正解。いや、あったらよかったと夜中に思ったんだけど…。


噂どおりのすごくきれいに手入れされた二蔵宿小屋はとっても快適でした。

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小屋に到着した時にちょうどおられた小屋を管理してくださっている方に、水場はあっちを下ったところだけど、さっき沸かした水がヤカン入ってるからその水を使ったらいいよ。と言ってもらい、余熱の残るヤカンの水を使わせてもらいました。

なんとヤカンには2リットル以上入ってたので、結局一度も水汲みには行かず、翌朝も余ったその水を水筒に入れて出発させてもらいました。



夜になったら危ないから入り口の鍵閉めといたらいいからね。と言われ、これもまた夜中の訪問者に対する不安を解消。


あとは小屋の裏にある仮説トイレに行くときだけが勝負だ(笑)

大天井ヶ岳から戻ってきて、着替えて小屋に荷物広げて、頂き物のオンパレードの夕食。

カタヤマさんから物々交換でいただいた手作りスモークチーズ、そして自家製ベーコン、ほうれん草と卵炒めもの。

さっきコースのアドバイスをくれたおじさんが、「足りないものはない?大丈夫?」って声かけてくれて置いていってくれた切り干し大根の煮物。(おつまみも置いていってくれました。感謝!)

そしてスープとイカナゴのくぎ煮。
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自分で木を調達すれば真ん中のストーブに火をつけて一晩中酒盛りができるんじゃないかと思う快適な小屋の中で一人のんびりとできました。


小屋の屋根の一部が透明の波板になっていて、夜も夕暮れぎりぎりまで明るくて18時半くらいまで寝転がって本を読んで、そろそろ暗くなってきたので19時ごろに寝ることに。


ところが寝袋に入って眠れそう。ってときになって、アルミ食器がひっくり返る音がしてびっくりしてライト点灯してみたけど、私の食器は倒れていないし動いてない。

床下かどこかになにかいるのかなと思いつつ、ライトを消してまたしばらくしたら今度はペットボトルを転がしてがさがさしてる音が…。


ねずみか何かがどこかにいるのか!?動物が大の苦手な私としてはかなりの緊張して、目が覚めてしまった。


その後も大きな虫が足を立ててフローリングをカサカサカサカと歩き回っているような音が聞こえてきて、クモ?ムカデとか??その度にライトを点灯して、でも姿は見えずの繰り返し。


出しっぱなしの荷物を一旦ザックにつめて片付けて、姿の見えない何者かに荷物を荒らされないようにして再び寝袋に。


全然眠れず、ここに住んでる虫や動物に、今晩は私がお邪魔させてもらってることを知られるために、ウォークマンの音量を最大にしてイヤホンから室内に音を響き渡らせる作戦を実行。

3曲くらい流して効果があったのか、その後しばらく物音がしなくなったけど、再び何かが動き出した。


だんだんその物音にも慣れてきて、少しずつ眠たくなってきて最後に時計を見たのが21時半ごろ。

約2時間半くらい小屋の中の生き物と戦いました(笑)


大きなイビキがかけたら簡単に自分の存在を小屋の主たちに知らせられるのになぁ。とか、一人じゃなかったら物音って気にならないのかな?とか、テントを持ってきてたら小屋の中でテント張れば虫も動物もの進入を気にせず眠れたのになぁ。とか、色々考えをめぐらせた長い夜。


山に一人で泊まってるくせに、すごくすごく些細なことに緊張している自分に笑えてくる、それでも自然の中が好きな矛盾した私。。。

浅い眠りで何度か目が覚めたけど、なんとか無事夜が明けた避難小屋初宿泊の朝。

朝晩の冷え込みも全くなく、寝袋が暑いくらいだった。


朝一、小屋の外のトイレに行くのにもクマ鈴を大きく鳴らして安全を確認、大丈夫。


お湯を沸かしてスープを飲んで、部屋を片付けて5:50に吉野に向けて歩き始めました。
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二蔵宿 第六十九番靡。
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小屋の周りにも桜があって、もう葉桜だったけどあと少し早いタイミングだったら一晩中お花見ができそう。
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とっても長い夜だったけど、自分と周りのものといっぱい会話したある意味修行(笑)

いい経験になりました。初めての避難小屋がこの小屋で一人で宿泊でよかったかな。

どっぷりはまっている熊野古道歩きも残すところ紀伊路の一部と伊勢路、そして修験道でもある大峯奥駈道。

今回は吉野から熊野に抜ける大峯奥駈道の前半一部分を一泊二日でソロで歩いてきた。
この大峯奥駈道の前半にある山上ヶ岳が宗教的理由から現在も女人禁制になっているので、その山上ヶ岳手前の女人結界である五番関までが今回の行程。

今まで歩いてきた熊野古道に「王子」があったように、吉野から熊野本宮までの間に「靡」と呼ばれる七十五箇所の山伏の行所が設けられている。その北の起点、近鉄六田駅で下車して第七十五番「柳の宿(柳の渡し)」から今回の旅はスタート。

六田駅までは神戸から電車を乗り継いで約3時間。
始発列車に乗って鈍行列車を乗り継ぐと8:39着。熊野古道はコースタイムがきついこともあり、遅めの出発時間に不安を感じて、このケチな私が20分の時間に510円支払って特急列車に乗車!(笑)
8:17スタートとなりました。

旅のお供はチーム熊野のNoriさんから借りているサンチャアゴ・デ・コンポステーラの巡礼について書かれた本。紀伊山地の霊場と参詣道(熊野古道)と並んで世界に2つしかない道の世界遺産というのを最近知って勉強中ー。


それでお金を出して20分という時間を購入したわけだけど、一之坂から移転した柳の宿を通った後なぜか一旦戻ってお墓の方へ吸い寄せられて?即ロスト。
金峯神社まではずっと舗装路という情報を持っていたにも関わらず、柳の宿から一旦戻ってお墓のある方へ上って…踏み跡薄いなぁと思いつつ、前日の雨に濡れた笹で足元びしょびしょになりながら進んで行くと完全に泥沼になってやっとロストしたことに気づき20分ロス。あぁ、私の510円…。
まあ予想通りの展開です。







気を取り直して舗装路をどんどん登る。天気予報が二転三転したけどいいお天気で汗が出る。
標高153mの六田駅から吉野山にある吉野神宮、金峯山寺、吉水神社、吉野水分神社と観光名所が続いて金峯神社が標高756m。
距離的にも10km近くあって、観光客に混じってお土産見て、参拝してたらどんどん時間が経っていく。観光客には酷な急坂だな。

吉野では最近のマイブームな葛粉が有名らしく、お土産屋さんにいっぱい並んでるけど、できるだけスルーして帰りにとっておくことにする。
やっとこさ金峯神社に着いたのが11:30。







長かった舗装路歩きと観光客ともおさらばしてやっとトレイルが歩ける。

金峯神社からすぐの青根ヶ峰登り口ところに旧女人結界があってちょっとした寄り道でピークを経由。




心見茶屋跡の位置が山と高原地図では分かりにくく、不安になりつつ進んでいったらあって一安心した。

ここから結構な急登で、下ってきた年配の夫婦に四寸岩山はもう少しと教えてもらう。
が、ご夫婦とすれ違ってから40分以上経つのにピーク現れず…また不安にかられていたら四寸岩山より先の足摺宿発見。しっかり見ていたはずなのにいつの間にピークを見落としたのか地味にショック。

足摺宿のところにあった これが第七十番靡かな?


結果的に大天井ヶ岳まではずっとKoboトレイルレースのマーキングがあったのでその通りに行けば問題なかったみたい。

とりあえずコースタイムをオーバーしているわけではなかったので標識に最新の注意を払って、宿泊地予定の二蔵宿小屋に13:40到着。




着いたらちょうどこの避難小屋とこの辺のトレイルを整備管理してくださっている方々が作業を終えて帰られるタイミングで、すごく良くしていただいた。

女子一人で行くといつも心配されるけど、その心遣いが本当にちょうどいい距離感でありがたかった~。感謝!!

予想より早く小屋に着いたけど、あまりにも長い夜を小屋で過ごすのは嫌だから、翌日予定していた二蔵宿小屋から大天井ヶ岳を経由して五番関ピストンを今日行ってしまいたいところ。

コースタイム4時間だから夕暮れ18時ぎりぎりか。。。と小屋の前に居合わせた日帰りハイカーの方に相談してみたら、全く考えてなかったナイスなアドバイスをいただいて採用!

行きは大天井ヶ岳を経由せずに東側のトラバース気味の在来道を通って五番関まで行って、帰りは大天井ヶ岳を通って小屋まで戻ってくるコース。
ピストンしか頭になかったので聞けてよかった。

これで時間にも心にも余裕ができた。
地図どおり2箇所水場がある道を通って女人結界のある五番関へ。




これが越えられない門…。

しばし休憩して登る。
空身で身軽なんだけど、去年の12月以来久しぶりの本格的な山道で結構足にきていて、運動不足で息切れしまくり。

15:15この旅のの標高最高地点、大天井ヶ岳到着。


夕方に近づいてちょっとガスった感じの空模様だったけど無風で山頂でも全く寒くもなくのんびりできた。

慎重に小屋へ下るこの下り坂のほうが急だった。
バックパック背負ってこっち向きに登らなくてよかった(苦笑)

15:50的確なアドバイスいただいたおかげで1日目のハイクは無事終了。

つづく
よく歩いた3月。
ホテルの仕事が休みだった7日間を全て熊野古道歩きに費やした。

ホテルでの仕事は慣れない草履とパンプスでの立ち仕事だから「脚」じゃなくて「足」がパンパンのむくんで、マメもできてクタクタなんだけど、すごく充実した一ヶ月だった。

白浜に来たとき、紀伊田辺~串本のまだ歩いてない区間を歩けたらなぁ。と日記に書いてたのに、気がつけばどっぷり。
海南~紀伊田辺~串本~新宮まで歩いていた(笑)

この白浜滞在中に歩いたのが赤い線。
かなり繋がった!(青は今までに歩いた道)


憧れで「日本一周」という夢があって、それは実現するとしたら自転車だろうと勝手に思ってたけど、歩いて紀伊半島の道がこんなに繋がったんだから「日本一周」いつかは自転車と歩きとで繋げられる気がする。

今月の「歩くことを目的として歩いた距離」約160キロ。ロストもいっぱいしたからもっと歩いたかな。

歩くとシューズは踵部分がよく減るんだと、そして歩き方の癖がよくわかる。
確か2010年に買ってなかなか出番がなく今に至るラスポルティバのシューズよく働いてくれました。
擦り減り方がアンバランス過ぎて脚に良くないと思うから、もう少ししたら引退かな。




青春18切符をフル活用してJRきのくに線も和歌山駅~海南駅以外全部乗って、自動改札はもちろんない、ほぼ無人駅、手動開閉扉にもだいぶ慣れた。
電車の車窓から復習する熊野古道も楽しかった。

歩くときは地図をずっと片手に握りしめてたからどれもぐしゃぐしゃなんだけど、公式の和歌山県街道マップ、かっちゃんのブログ、みんなで歩こう熊野古道の本、蟻さんの熊野紀行の本、その他たくさんのパンフレットにお世話になった。
地元で親切にしてくれた方にも感謝!!


神社に興味なかったはずなのに、気がつけば御朱印帳を手に入れていた。
そして本当に本当に沢山の神様にお願いごとした一ヶ月。

一神教じゃないから許されるだろう(笑)

「今年こそ資格試験に合格して憧れの生活が送れますように。」
「この一年も健康で存分に楽しめますように。」