大震災の前に
優秀な耳鼻科と評判の
大学病院で手術をしました
鼓膜の奥の
小さなあぶみ骨が折れてるか
外れているとの診断で
手術をすることに成り
入院したのがバレンタインデー
翌日
手術の最中に折れても
外れてもいない事が判明しました
コレって
診断ミスでは…
あぶみ骨の台が硬くて厚いから
響きが悪いのでキリで穴を開け
スプリングを引っ掛けると良いと
手術中に医師が娘に説明しました
私は
麻酔で寝てる「まな板の上の鯉」
娘は
ただ切って終りでは可哀想と思い
医師の説明に納得し
手術の予定変更を願い出ました
ところが
キリで穴を開けている最中に
台が割れて壊れてしまいました
コレって
手術の失敗では…
退院して暫くすると
娘が
「ママのあぶみ骨は
普通の人より小ちゃくて
赤ちゃんのみたいらしいよ」
続けて
「もうあぶみ骨が無いんだね」
私は「有るよ」
娘「エッ⁈そうなの？」
私「だって折れても外れても
無かったんだから当たり前でしょ」
互いに怪訝そうな顔をして見つめ合い
一瞬…シーン…
その後の検診で娘の言う通りと知り
複雑な気持ちでいっぱいに成りました
其の後
２４時間
左の耳は今まで聞こえた事の無い
シューと言う不思議な音が聞こえます
何ヶ月か検診に通いましたけれど
一向に回復の兆し無し
何の為の手術だったのでしょうと
不信感も募り
病院通いを止めてしまいました
時々
ズキンと言う痛みが起こり
一瞬の場合も
一日中や何日か続く場合も有ります
痛み止めで我慢して
やり過ごしておりました
２ヶ月程前に
ボニージャックスの
西脇さんから紹介された
耳鼻科専門の病院へ行きました
CTを撮ったり
大学病院のカルテや
手術の前後の情報を提出したり
色々と大変でした
的確な診断
詳しくてわかり易い説明に嬉しく成り
多少の回復見込みを期待していたのに
残念な結果に終り
９月２４日はしょんぼりして
病院の直ぐ側で
ヤケ食いしたくなり
ピータン
餃子
ラーメン
炒飯
杏仁豆腐
と
たくさん注文をしたものの
食べ切れず
半分以上を残してしまいました
まぁ
当たり前ですよね
大学病院での流れは
診断ミスでも失敗でも無いそうです
よく有る事だとか…
あぶみ骨は小さくて見え難いので
仕方が無いだとか…
キリで穴を開けてる最中に台が割れる
そんな事も
よく有る事だとか…
台の代わりに
耳のどこぞの箇所を切って伸ばして
貼り付けて
割れても外れても無いあぶみ骨を
取り除きスプリングを付け
親から貰った
大切な身体の一部が無くなり
人工の部品が取付けられ
手術前より耳の不調が続くなんて
納得出来ない気持ちと
人生なんてそんなもので
終ってしまった事をアレコレと思うより
これからの事が大事だと
気持ちを切り替え
専門病院の院長に
「時々起こる激痛はどうすれば…」と
院長云く
「どうにも出来ません」
手術そのものは綺麗に仕上がっている
そう言った経緯はよく有る
手術の際に
どこかの
神経を障ったのかも知れません
手術をした先生が
もう一度開けて
調べればわかるかも知れません
でも今の段階で
鼓膜を外す手術を
何度もするのは好ましく有りません
以上
当然ですよね
私が「激痛が起こったら？」
院長「痛み止めを飲んで下さい」
…………………………
痛み止めは
胃や肝臓に負担がかかり
人間の体に良く有りません
それに
その薬に慣れてしまうと
更に強い
痛み止めを使わなくては成りません
…………………………
「他に方法は…」と尋ねると
「無いです」はっきり言われ
痛みが来た時の予備薬と
胃の保護剤をお土産代りに貰い
中華料理店で一人宴会もどき
右耳を下にして寝てると
アラーム音が聞こえ無い事も多い私
用事の有る日は
気に成ってしまい
アラームが鳴る１時間前や
３時間前に目覚めてしまいます
睡眠時間の少ない日は
殆ど眠れません
この２～３日は
アラームが壊れているのか
私の両耳が完全に壊れてしまったのか
アラーム音が聞こえません
毎日PHSのアラームを使用しています
よく見ると
マークが付いたまま…
マークが付いたまま…変ですよね
娘に相談して
見て貰うと
娘も「う～ん~」と唸っています
暫くすると
娘が言いました
「お母さん、コレ」
私
「うん⁇」
娘「２０1４年に成ってるよ」
エッ
エエッ
ワタシったら
長々と失礼しました
アラーム音が聞こえ無いのは
何処の病院のせいでも
何処の医師のせいでも
無く
私自身でした
何故
突然
そんな事に為ったのかは
考えたくも有りません
３日前は
高熱も出てませんでした