こんばんは。きしもと接骨院です。
今回は肋骨について勉強します。
肋骨の骨折は多いですね~。
でも、肋骨の骨折では・・・これといって治療がなく、
肋骨バンドでも巻いて、治るのを待つということなんで
すね~。
肋骨の骨折でもない場合で、肋骨が痛いと言われる
患者さんもおられます。
この場合は・・・
1、肋骨の骨折なのか?
2、肋軟骨部の損傷なのか?
3、肋間筋の損傷なのか?
4、肋間神経痛なのか?
5、まれに、帯状疱疹なのか?
などなどチェックをしますが、よくある症例が、3番です。
肋間筋の痛みがです。
この矢印が肋間筋です。
痛みがある場合に、自分でチェックする方法は・・・
肋骨の骨の部分が痛いのか?骨と骨の間が痛いのか?
でも肋間筋損傷は微妙な痛みがあるみたいで・・・自己判断は
難しいかもしれまんね~
自分では思い出さない程度に、カラダの回旋動作があったり、
トレーニングをしたり、少し重たいものを持ったり・・・などなど。
そこで、肋骨を見てみることにしましょう。
これが肋骨です。牙みたいですね
これが肋骨の全体像です!
肋骨は細長くて、弯曲した扁平な骨です。
胸椎あるいは胸椎間から起こり、その先端は
肋軟骨に続いて、胸腔の壁を作ります。
肋骨は12対あります。
上位7対の肋骨は真肋という。第8~12肋骨は
仮肋といわれる。
第11・12肋骨は胸骨と接合していないので、浮遊肋
と呼ばれています。
★肋骨には多種類の筋が付着しています。椎骨とは
2か所で関節し、さらに胸骨とはやや弾性のある軟骨
でつながっています。このため、肋骨はかなり可動性に
富むと思われます。
★肋骨がどのようにして脊柱の前で上下に動くかを考えて
みましょう。
⇒肋骨を引き下げると胸骨は後方(内方)に、拳上すると
前方(外方)に動く。
その結果、肋骨の動きは胸郭の容積を増加したり
減少させたりします。
最後に肋骨を後面からみた写真で・・・終わりにしましょう
こんな感じで今日の勉強は終了です~~~
肋骨損傷の臨床メモ!
肋骨は薄い骨皮質に覆われた海綿骨からできています。
肋骨は結合組織でしっかりと取り囲まれており、筋肉の層で
互いにつながっているので、骨折が起こったとしても骨折片が
分離することはあまりなく、通常は短期間のうちに良好に治癒
すると言われています。
しかし、時には、骨折した肋骨の先端が胸郭に入り込んで、
内臓を損傷することがあります。空気が胸膜腔に入ると気胸が
起こり、肺が委縮する場合もあります。これが怖い
血管や心臓に刺さると、胸腔内に出血して血胸が起こり、
出血した血液が肺を圧迫するために肺の機能が損なわれる
場合もあります
治療家としては、肋骨の骨折だから・・・と甘くみないことが大切
だと考えています~~~( ̄▽+ ̄*)
これは、おかしい???と思えば、整形外科での画像診断は必要
な場合もあるということです。そして、ドクターの診断が必要です。
接骨院の範囲と整形外科の範囲としっかりと判断した上で、的確な
治療をする必要があるのではないでしょうか?
患者さんのことを一番に考えた治療を目指して…これからもがんばって
いきたいと思います~
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