流石のテレビ局も、中東情勢に関しての報道は、歯切れが悪いですね。

当然だと思いますが、現地にレポーターを送り込めないし・・・(渡航自粛を外務省から言われてるはずです)・・・単独行動をとれる個人と契約しての派遣も難しい・・・

以前のISISによって拉致、処刑された前例もあるので・・・

なので、中東専門家なる人々をコメンテーターとして出演させての話になります。

それでも判りにくい・・・

シリアには、アサド政権もあれば、反アサドもいるし、ISISもいる

アサド政権は、ロシアが支持してるし、反アサドや反ISIS側には、英米仏がいる

今は、トルコVSロシアの構図もある・・・

さらにイスラエルとパレスチナ%アラブ勢力

イランもあれば、湾岸石油諸国、そして、アフリカのムスリム国家群

というわけで、構図が簡単ではありません。

毎度楽々は、どうも複雑怪奇で理解できていません。

そんな事を考えてると、戦前のというか1920年代の中国の情勢と似ているような感じです。
当時の中国では、中華民国が成立していて国民党政権があったのですが、反国民党勢力としての共産党もありました。東北部は、満州国があり、日本の関東軍が支配していた地域です。

その他にも、上海には共同租界があり、イギリス、フランス、オーストリア、ドイツ、イタリア、ベルギーの租界がありました。租界は、中国の統治圏ではありません。香港は、イギリスの植民地でしたし、マカオはポルトガルの植民地でした。

そして、中国国民党の影響が及ばない満州は、軍閥が支配していた地域です。

そうなんです、今の中東は、90年前の中国と似てますね。

1つの政府の統治が崩れていたのです。
なので、日本人の生命財産は、日本が守らなければいけないし、色んな事件がありました。

第一次南京事件
では、南京の公使館が暴徒に襲われて、公使夫人が凌辱されるようなこともありました。

今のシリアやイラクも同様で、統治破綻国家です。

これを正常にするには、それぞれの勢力の思惑があって簡単ではありません。


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